0268.マヨネーズ野郎
【おととい 9月11日水曜日】
午後、母親が昼食のためにやかんで湯を沸かした後、誤ってやかんを倒してしまい、沸騰した湯を自分の右脚にかけてしまった。火傷である。俺はそれを本人との電話で知って、塗り薬、滅菌ガーゼ、ネット包帯を買って帰宅した。すると、母親の右脚は太ももからひざ下まで真っ赤になって水ぶくれもできていた。
もう市販薬で治す範囲を超えていると思ったので、電話したうえで、車でB病院に連れて行った。B病院に着いたのは午後 4時10分、当日皮膚科が休診なのにもかかわらず、外科で母親を診てくれた。看護師さんが炎症を抑えるアズノール軟膏を 4枚のガーゼに塗って、そのガーゼを患部にサージカルテープで留めて、包帯を巻いてくれた。
外科医師はアズノール軟膏を処方して、明日(9月12日木曜日)はいま処置したものをご自分で取り換えて、あさって(9月13日金曜日)午前に当院の皮膚科を受診してくださいと言ってくれた。院外調剤薬局でアズノール軟膏をもらい、家に滅菌ガーゼとネット包帯はあるので、そのまま帰った。
本当は、森永のアイス、ピノチョコアソートを買うつもりだったが、火傷事故の衝撃で忘れてしまった。
【昨日 9月12日木曜日】
母親は、毎週木曜日に通所しているシニアフィットネスを休んだ。洗濯物の洗濯乾燥が終わったあと、取り込んでいるうちに暑くなった母親はアイス(ピノ)を食べたいと言うが、買い忘れているので、当然ピノは無い。
B病院で処置をしてもらった 24時間後、午後 4時ごろに、処置してもらったものを取り換えた。買ってきた滅菌ガーゼに、まずアズノール軟膏を塗っておいて、患部から包帯を取りガーゼを剥がした。皮膚に滲出液溜まりができており、大きい滲出液溜まりは垂れさがっている。
母親は自分でハサミでその袋を切って穴を開け滲出液を排出させた。滲出液を拭き取ってから、滅菌ガーゼを患部に貼って、使いまわしになってしまうが、取った包帯を巻いた。ひざ下のぶんの包帯が足りなくなったので、買ったネット包帯を履かせた。
【今日 9月13日金曜日】
午前9時25分にB病院に着いた。受付を済ませ、診療科の窓口に受付票を出すと、「皮膚科は 2時間待ちになります」というではないか。
ガビ( ̄□ ̄) ーン!!
1時間じゃなく、2時間なのだ、これは辛い !! そういえば前日、B病院のホームページを閲覧したが、皮膚科の医師はふたりだけで、月曜日午前と金曜日午前しか診療が無いのだ。となると、必然的にその診療日に患者が集中し待ち時間も長くなる道理である。
1時間半後に名が呼ばれ、さらに診察室前で 30分待たされたので、言ったとおり 2時間待ちだった。包帯とガーゼを取り去った患部を診て、皮膚科医は器具で小さな滲出液溜まりを切って拭き取ってくれた。昨日取り替えたときよりも滲出液溜まりは増えていないみたいである。皮膚科医は、軟膏をアズノールから別の軟膏に替えますと言った。看護師がアズノールの青ではなく透明な軟膏を患部に塗ってガーゼで押さえてくれている。
看護師は、「いまは押さえるのにガーゼを使っていますが、このモイスキンパッドを使ってください」と言って、和紙のような素材で格子模様が印刷されたパッドを見せてくれた。「モイスキンパッドは売店で売っていますので買っていってください。滲出液を効果的に吸収してくれるんです。サイズがいくつかあって、大きいサイズがお母様の患部に合うと思います。足りなければ切って足して使えますので少し多めに買っていかれるといいです。もし余ったら次回の診療で使えますので持ってきてください。でも、次回の診療時に余りが無いからといって、わざわざ事前に売店で買う必要は無いですよ、処置の仕方が変わるかもしれないので」と言う。
長く大きなネット包帯を患部に履かせてもらって処置が完了した。
そして、次回の診療の予約を取ってくれた。日時予約なので、こんどは今日ほどには待たされないだろう。売店で白十字のモイスキンパッド 1530 を10枚買った。7日間分+アルファである。半分に折りたたんであるが、広げると 15センチ×30センチ になる。
会計で料金を払い、処方箋をもらい、母親を車に乗せて、エンジンをかけてエアコンをかけてから、院外処方薬局に行った。処方箋を出してから、病院の売店には売っていなかったネット包帯の有無を訊いた。すると、胴体頭部、ひざ太腿部、手腕部などのサイズがあって、切り売りだという。ひざ大腿部を 50センチ 購入した。いま母親が履いているネット包帯と、洗濯して交互に使えばいい。
替えた軟膏は、デルモゾールG軟膏 15グラム と プラスチベース 15グラム を調剤した 30グラム の軟膏で、丸いプラスティック容器に詰められていた。
ドラッグストア クリエイトに寄って、医療用指サックを買った。指サックは軟膏を患部に塗るときに使って、使い捨てにする。感染症防止に気を使い過ぎるということはない。感染症ほど怖くてやっかいなものはない。
ドラッグストア クリエイトには野菜も売っているので、母親はトマトを買った。トマトが好きなのである。ご近所ローソンでは、ピノチョコアソートパックを 2個買った。
今日は、朝食で、昨日マックデリバリーで配達してもらったフィレオフィッシュ 1個だけしか食べていないので、猛烈に腹が減った。帰宅するなりローソンで買った冷やし中華と、トマトを食べた。
トマトはなにもかけない派だったのに、最近かけるようになってしまった。
柳 秀三