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推理ゲート型インフェルノイドについて

こんにちは。岩系です。

noteで書くのは初めてですね。
いつものブログが事実上サ終しているのでこちらで書いてみることにしました🙄
PCやとめっちゃ書きやすいですわ。

今回は私が使用している推理ゲート型のインフェルノイドの紹介記事になります。構築の意図やプラン等を書いていこうと思っています。
インフェルノイドはバチバチに固まったテンプレ構築はなく、使用者の個性が出るデッキだと思うので参考にしてもらえたらと。

使っている構築を先に貼っておきます。

現在の構築↓


デッキの解説


各種カードの効果の説明は省略します。

1.推理ゲート型にする理由

インフェルノイドには大きく分けて3種類の型があると思っています。

  • 私が使用している60枚の推理ゲート型

  • 昨年の新規登場直後に流行したスネークアイやホルス、今ならデモンスミス等の汎用カードに誘発も入れた60枚のGS寄りの構築

  • デッキを40枚に近い枚数にし、ドラグマやアザミナのギミックを入れて狂宴に重きを置いた先攻型

個人的にインフェルノイドを使うなら推理ゲート型一択だと考えています。

今のインフェルノイドはパワーは十分高いですが、所謂Tier1デッキではありません。その中でインフェルノイドを使うのであれば、他デッキとの差別化は必須です。

GS寄りの構築は手札誘発を積みつつ1枚初動も多いので、インフェルノイドの欠点である安定感を補っています。しかし、インフェルノイドを引いてしまうとゴミになりやすく、その割に動きの初動は他のデッキと同じなため、ただ質の良い手札になる確率や誘発受けが悪くなっていると考えています。全ハンデスが狙える等展開が通ったときのパワーは高いかもしれませんが、現在のカードプールでは通常のスネークアイデッキで最大盤面を敷いた時と結果に大差はないと思っています。スネークアイはインフェルノイドを助けてくれていますが、インフェルノイド側は大して貢献出来ていないように感じており、それならもうスネークアイエッキでよくないかと思っています。

40枚に近い先攻型も同様にインフェルノイドを素引きするリスクは変わらないまま、そのリスクに対するリターンが他の先攻展開デッキと比べて少なく後攻のパワーも低いと思っているので無し寄りです。

上記と比較すると、推理ゲート型は運要素が強くなってしまうものの1枚から爆発的なアドバンテージを生み出すことができ、先攻後攻問わず高いリターンを得ることができます。通ってしまえば増Gやフワロスを受けてもツッパしてのワンキルやリリスネヘモスでの止まり所の用意もしやすいので、妨害への耐性も高いと考えています。不知火語とロールバックが両方落ちればそれだけで先攻制圧が完了したり、大量に墓地が肥えればそれだけで盤面を捲ってワンキルすることも可能です。
この「1枚で全てを解決する可能性を秘めたカードを大量に採用できる」というのはインフェルノイドにしかない強みだと考えており、これを通すのに命を賭けることでプランも立てやすいので、推理ゲート型を使っています。


推理ゲート型の欠点はどうしても運が絡むことです。初手ノイドフルモンや推理ゲートトップデカトロンなんてのはインフェルノイド使いは親の顔より見ています。実家が遠いとかではありません。
私は決まったらキモチイイのでリスクとリターンが見合っていると考えているので使いますが、競技的に遊戯王をやる上でこれを許容できるプレイヤーは少ないと思います。デッキパワーの割に使用者が少ないのはそういうことです。元々悲惨な事故を起こしやすいテーマなので、ある程度の割り切りは必要です。


2.先攻型にする理由

推理ゲート型のインフェルノイドでも先攻型と後攻型がありますが、現環境では先攻型の方が良いと考えています。理由は下記の通りです。

  • 現代遊戯王のパワーが高すぎて捲れない
    現環境ではほぼ全てのデッキからディエスイレやシーザー、アザミナのシルヴィア等の推理ゲートを止めるカードが飛び出してくるせいで、後手から捲るには相当質の良いハンドが求められるようになりました。 
    中堅デッキでもそのギミックにアザミナやデモンスミスによる展開が加わることで盤面の強度が高くなっています。初動の多さから事故にも期待はできず、少ない枚数で展開してくるためハンドに余った手札誘発も捌かなければなりません。相手の最大盤面+手札誘発を乗り越えるよりも手札誘発を貫通して先攻展開する方がハードルが低いと考えています。

  • 天盃龍とギミックパペットがいる
    環境トップが何故か先攻を渡してくるため、後攻型だとじゃんけんに勝たなくてはいけません。せっかく先攻くれるのにそこで50%勝負になるのは勿体ないです。後攻に構築を寄せていると天盃龍の誘発の雨を乗り越えて先攻展開するのは厳しいです。
    ギミックパペットもそれなりに使用者がいるため、対面して後攻を選択すると手札誘発がないので相手が事故らなかったら敗北します。

  • 先攻展開が通れば勝てる
    私が使用しているインフェルノイドの先攻展開は不知火語をロールバックでコピーしての展開ロックかティエラ完全顕現による全ハンデスです。
    当然ですが通れば勝ちます。これだけ強くて独自性のある先攻プランがあるなら狙った方がいいと考えています。

  • 先攻構築でも捲る力はある
    上記で捲るのは厳しいとは言ったものの、インフェルノイド自身に盤面を捲る効果と火力が備わっているため、相手の盤面と墓地を肥やす魔法の出力次第では先攻構築でも十分に捲れる可能性はあります。メインギミックが後手でも強いので、リスクを負って後攻を選択するよりも基本は先攻で後攻でも別にいけますよぐらいの方が総合的には良いと考えています。


3.先攻プランについて

どう展開するかは引きと墓地を肥やす魔法の落ちで変わるのでアドリブですが、本線は盤面をノイドの妨害で固めつつベルフェゴル2体でベアトリーチェを出し、ロールバックと不知火語を墓地へ送り相手ターンを封殺。返しのターンにワンキルするというプランです。

よくある盤面↓

どこまで置けるかは展開次第

もう一つの上振れプランとして、大聖棺で10種類のノイドを戻して最強ティエラを融合召喚し全ハンデスするというのがあります。こちらは大聖棺を使わずにイヴィルから動き出せた時か、推理ゲートで死ぬほど墓地が肥えた場合に狙っていきます。基本的には不知火ロールバックを優先的に狙っていますが、誘発がケアできたりリソースに余裕がある場合は全ハンデス狙いに切り替えています。

また、新弾で登場したアザミナギミックが非常に強力で、準1枚初動で最終盤面を形成できるようになりました。
罪宝の欺き+インフェルノイド1枚でフラッド+シルヴィア+ベアトリーチェ+リリスorネヘモス+墓地に咎姫まで行けます。ディアベルスターのコストは罪宝狩りの1ドローで返ってくるので、実質的な消費は2枚です。

展開動画↓
https://x.com/iwakei_danshi/status/1825131497810235650

イヴィルで煉獄の虚無をサーチして発動し、ベルフェゴルを2体出したタイミングでフラッドで虚無を除外すれば何でも無効を維持したまま展開できます。

事故りやすいインフェルノイドにおいて安定した展開札が増えたのは非常に大きく、罪宝自体も元々インフェルノイドと相性の良いギミックなので自然に取り入れることができます。
もちろん手札誘発を受けると止まってしまいますが、墓地を肥やす魔法と合わせて撃てるカードが増えたことで貫通力も上がり、デッキパワーが非常に向上したと考えています。


先攻でのサイドチェンジは三戦の号と次元障壁か異次元グランドの刺さる方を左腕、霊王の波動、アスタロスあたりと入れ替えています。号+障壁のプランは特に天盃龍のアトラクターに対する回答になるので重宝しています。

群雄割拠やスキルドレイン等の先攻札を入れていたこともあったのですが、60枚なので引けない上に墓地に落ちても何も生まないため再現性がなく抜きました。ロールバックでコピーできるので通常罠の方が先攻札としては使いやすいと思っています。

4.後攻プランについて

メイン戦の後攻は気合いです。全持ちしましょう。

サイチェン後の後攻は捲り札をありったけ投入し、パワーカードを押し付けて捲っていきます。
拮抗勝負をロールバックでコピーすることで相手の盤面を一掃することができ、インフェルノイドの共通効果で墓地のリソースも飛ばせるため、ワンキルは狙わずリソースを消し飛ばして蓋をしにいくことも多いです。

インフェルノイド自身が妨害効果を持っているので、後攻サイチェンしても制圧盤面を敷けるのはインフェルノイドの強みです。

もちろんワンキルは狙っていきます。Gを受けても基本はツッパです。
フラッド+上級インフェルノイド2体でワンキルできるため、回り出せばワンキルは簡単です。フラッドとアドラメレクのおかげで多少壁がいてもワンキルできます。
また、フラッド着地後にニビルをもらったとしてもリソースさえあればワンキルは可能です。よくあるのがニビルトークンとインフェルノイドでヒータ→ヒータで相手モンスター吊り上げ→インフェルノイド出す→ヒータ+吊り上げたやつ+インフェルノイド+相手のニビルでクルヌギアス→上級インフェルノイド2体追加してワンキルというパターンです。
インフェルノイドの場のレベル・ランクが9以上あると出せなくなる制約は効果モンスターのみをカウントするため、ニビルトークンがいても展開は可能です。覚えておきましょう。


後攻サイチェンの一例↓

後攻では捲り札との兼ね合いで左腕の代償を使う余裕がないので基本は抜きます。ダークフュージョンは出したイヴィルに妨害を受けると消費が大きすぎるので減らすことが多いです。対面によって残したいなと思った場合は後攻での役割が薄いベルフェゴルを代わりに減らすことが多いです。

後攻で消華を使う余裕があるときは大抵相手が死んでいるかデッキにインフェルノイドがあまり残っておらず、素引きしても腐りやすいため基本的には抜いています。ただし、消華を抜いても狂宴は残します。これはロールバックで狂宴をコピーする選択肢を残したいためです。盤面を荒らすモンスターを一気に3体呼び出せるのは後攻においても非常に強力で、墓地を肥やす魔法の出力を上げやすくなるため素引きのリスクはありますが残すようにしています。

罪宝ギミックも手数にはなるものの枠を取るので抜いています。
ET01間近で拮抗勝負やロールバックを使うプランが取れなさそうな場合は罠をごっそり抜いて罪宝ギミックを残します。こちらに選択権がある3本目のサイドチェンジ中、次のデュエルで早々にET01に突入しそうだと判断した場合は後手に寄せて後攻を選択しています。
こちらの先攻プランがロールバック依存なため、こちらの先攻展開中にET0ターン目になってしまった場合にロールバックを起動させるとライフ差でそのまま負けてしまう上、相手ターンにライフを守る手段もないためやることがないです。
先攻でライフを削るカードを入れて仁王立ちで逃げ切るというプランも考えていたことはあったのですが、ラクリモーサの1200バーンを超えるダメージや回復を最小限の枠で行えるカードが思いつかなかったので止めました。

罪宝ギミックを残すパターン↓

推理ゲートの出力を保つため、ディアベルスターが残った分デカトロンは減らします



5.終わりに

採用、不採用のカードについてやインフェルノイドの小技とかも書こうかと思っていたのですが、書いている間に応戦するGが大流行して構築の見直しが必要になり、着地するタイミングを見失ったので一旦ここで上げてしまうことにしました。ぶっちゃけ既に上の画像の構築ではないです。

宿儺より強い。無理。


環境が向かい風になりつつあり、ベアトリーチェが次の制限改定で逝ってしまう可能性があるのでいつまで使うかは分かりませんが、書くことがあれば追記していこうと思います。



ではまた🖐️







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