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【2023年11月25日】国内1位~4位の大手製薬会社の株価分析をしてみました
皆さんは、株を購入するときはどのような情報を参考にして購入されますか?
株価というのは市場の期待(モメンタム)によって上下することが多いです。
しかし、株価が上昇していても会社に何か問題を抱えているのであれば、いずれは暴落する可能性が高いです。
今回は暴落する可能性を極力避けるため、会社が長期的に成長していけるのかどうかを判断するのに参考にすべきデータ(指標)を製薬会社を参考にしていご紹介いたします。
4502武田薬品工業
企業概要
国内トップのグローバル製薬会社。医療用医薬品と、血漿分画製剤・ワクチン・バイオ医薬品の3ビジネスユニット製品を開発・供給している会社です。
売上・営業利益の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1700910367577-U274Uf4Z6H.png?width=1200)
4578大塚ホールディングス
企業概要
大塚製薬を中軸とする大手医薬品グループ。医療関連、、消費者関連(飲料・食品)を事業とする会社です。
売上・営業利益の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1700910810186-1socO4AznS.png?width=1200)
4503アステラス製薬
企業概要
国内3位の大手製薬会社。スペシャリティケア領域(整形・腎・泌尿器・糖尿病・循環器・消化器)、固形がん領域、血液がん領域、関節リウマチ領域の医療用医薬品の研究開発・製造販売。泌尿器・過活動膀胱市場の世界最大手の会社です。
売上・営業利益の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1700911271845-ZlC2cBSv39.png?width=1200)
4568第一三共
企業概要
日本国内4位の大手製薬会社。癌領域・循環代謝領域・フロンティア領域を重点領域、抗体薬物複合体技術を核にグローバル製品・イノベーティブ医薬品・OTC医薬品・後発医薬品・ワクチンの製造・販売をする会社です。
売上・営業利益の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1700911562930-zUWJKWZa9u.png?width=1200)
4社の比較
投資指標
![](https://assets.st-note.com/img/1700911827370-KjofxjDzmq.png?width=1200)
・気になるところ
①PERは大塚ホールディングスが16.4倍と他の3社と比べて低いですね(割安)。自己資本比率も71.7%と好財務なところがいいです。
②配当利回りは武田薬品工業が4.47%と圧倒的に高いですね。最近もさらに8円増配しました。しかしPERが70.5倍と割高です。
財務指標
![](https://assets.st-note.com/img/1700912491647-3GBTrk9PZ7.png?width=1200)
・気になるところ
①武田薬品工業は他社と比較して借金が圧倒的に多いですね(有利子負債比率76.5%)。過去5年間の利益成長率が11.1%と順調に成長しているのでなんとか増配ができているのですね。
②アステラス製薬の過去5年の利益成長率がマイナスなのが株価に反映されていますね(株価下落中)。売上高・営業利益も3.2%と他社と比べて低いので今後の成長が懸念されます。
結論
長期的な視点から見ると、4社のうち大塚ホールディングスに投資したほうが良いように思われます。配当は少ないですが株主優待は充実しています。
配当重視の投資であれば武田薬品工業でしょう。これまでの売上・利益成長率を維持できれば問題ないでしょう。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。