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「あっ、わかる!」が増えていく英語トレーニング
英語を学ぶことは、単なるスキルの習得ではなく、思考を深め、視野を広げる機会でもあります。
『赤毛のアン』の物語のように、想像力を広げながら、新しい言葉と出会うひとときを楽しんでください。
この場が、アンのように知識と夢を大切にする「学びの庭」 となることを願っています。
英語を読むときのポイント
英語を読む際、すべての単語を理解しようとすることはありませんか?
実は、ネイティブは 大切なキーワード を拾いながら、全体の意味をつかんでいます。
私たちが日本語で会話するときも、一語一語すべてを聞き取るのではなく、話の流れや重要な部分を自然に捉えていますよね。
リスニングも同様に、すべてを聞き取ろうとする必要はありません。
まずは 話の流れを把握すること を意識してみてください。
そして、聞いた英語を口に出してみることで、スピーキング力も一緒に鍛えられます。
まずは気軽に読んでみましょう
英語が得意な方も、そうでない方も、まずは 「聞いてみる」「読んでみる」 から始めてみましょう。
1. まずは音声を聞いてみましょう
サラの日記を 「キーワード読解法」 を意識しながら聞いてみてください。
どの単語が印象に残るか、考えながらリスニングしてみましょう。
1回目より2回目と繰り返すことで、脳が整理して理解を深めます。
2. サラの日記(英語)
"A simple conversation reminded me of something important."
On my way back from the café, I stopped at the traffic light and overheard two women talking as they watched a group of children walking with their daycare teacher.
“It’s much harder for them now. Summers weren’t this hot before, but these days we have so many days over 30°C. Since kids are closer to the ground, they must feel the heat even more.”
Their observation made me pause and think. We often go about our daily lives without noticing small but significant realities. Paying attention to such moments can make us more mindful and considerate.
3. サラの日記(日本語訳)
「何気ない会話が、大切なことを思い出させてくれました。」
カフェからの帰り道、信号待ちをしていると、近くの女性二人が小さな子供たちと保育士の姿を見ながら話していました。
「最近は本当に大変よね。昔はこんなに暑くなかったけど、最近は30度を超える日が多くて。子供たちは地面に近い分、もっと暑さを感じるはず。」
その言葉に思わずハッとしました。何気ない日常の中にも、周りを思いやる視点が隠れているものですね。
4. ネイティブはこう理解します
ネイティブはすべての単語を追いません。
「キーワード」
英語だけを追ってみてください。
traffic light – overheard – children – daycare teacher
(信号待ち → 聞こえてきた → 子供たち → 保育士)tough – hot – 30°C – little ones – feel the heat
(大変 → 暑い → 30度 → 小さい子 → 暑さを感じる)awareness – noticing – caring – mindfulness
(気づき → 気にかける → 思いやり → 注意深く)
最終的に、こんなシンプルなイメージが残ります。
"At the traffic light, I overheard a conversation about children feeling the heat. It made me think about awareness and mindfulness."
日本語訳
信号待ちをしていると、子供たちが暑さを感じることについての会話を聞きました。
それが、気づきと思いやりの大切さを考えるきっかけになりました。
この日記を読みながら、英語のリズムや表現を楽しむことが、英語学習の大切なポイントです。
5. 英語を読むときの新しいアプローチ
すべての単語を訳そうとしないことが大切です。
まずは 文章の流れをつかむこと を意識してみましょう。
カギとなる単語を拾って、ざっくり理解する
「いつ・どこで・何が起きた?」を意識するとわかりやすくなります。
リスニングでも、ポイントの単語だけを聞き取る
すべてを聞き取ろうとせず、キーワードに集中する ことで理解が深まります。
ボキャブラリーを増やしたい方へ
新しい単語に出会ったら、「まずは声に出してみる」「なんとなく意味を考えながら読んでみる」だけでも、自然と記憶に残ります。
知らない単語があっても、一度通して読んでから辞書で確認すると、英語の流れがつかみやすくなります。
「もっとしっかり単語を覚えたい」という方は、別の記事で詳しく紹介する予定です。
6. 毎回の学習で得られる効果
リーディング・リスニングのスピードが向上する。
英語がより自然に読めるようになる。
継続することで、確実に英語の理解が深まる。
英語を通じて、より豊かな学びを得るために。
『赤毛のアン』の物語がそうであるように、言葉を学ぶことは、新しい世界への扉を開くことでもあります。
この場が、知識と想像が交わる「アンの学びの庭」 となれば幸いです。
次回は Namiの日記です。どうぞお楽しみに。🐈⬛