大学院外部進学をして(大体)一年経ったので、気づき感想など

こんにちは、もるふぉろと言います。

以下簡単な自己紹介です
・地方国立から関東の某大学院に外部進学したM1
・専門は超ざっくり言えば土木系。
・00年代初期の文化(特に漫画)にかぶれている。(YES懐古、NO現代下げの精神はあります)

今時大学院から外部進学することなんてザラですが、こと私の分野においては体験談がネットに出てなさすぎると思ったため、自己反省+あわよくば誰かの参考になればという感じで書いていきます。

大学院入学まで

ここに関しては他の体験談と大差ないですが、一応時系列順に並べてみます。

B3~4の間の3月 自大の院に行く予定だったが、コロナ禍で例年より院生の数が鬼のように少なく、「このまま行く意味少ないな」と思い外部進学を決意。先方にアポを取る。

B4 4~6月 入試に必要な書類集めと勉強。志すのが遅かったためTOEICが一発勝負で気が気じゃなかった。あと自大じゃないので何から何まで自分で調達する必要があり、怠いことこの上なかった。6月初旬に実際に研究室訪問をし、雰囲気が良かったため決意が固まる

B4 8月 大学院入試。まあ正直受かったかなという気持ちはありつつ、結果が出るまではビビる日々。

B4 9月 合格確定な。

という感じでした。(志望先に拠りけりですが)難しさよりめんどくささが強い道のりでした。

コツも何もないですが、何事も早めに進めることをお勧めします。(私のスケジュールでギリギリだと思った方が良いでしょう) 特に、TOEIC等の英語のスコアは早めに手に入れておきましょう。微妙なスコアでも出せるものがあるのとないのとでは天地の差です。進学を検討されている大学生の方、勉強なんてしなくていいので、今すぐ次のTOEICに申し込んでください!あとは研究室訪問はマストです。学生と連絡先交換をして、先生の普段の様子とか聞きまくりましょう。

大学院入学~夏休みまで

新しい大学のシステム、研究テーマ、研究室の文化もろもろとにかく気合で慣れる日々でした。特にきつかったのは言語面です。英語論文のレビューなんてしたことなかったので初めの一本は読むだけで2週間かかった気がします(ガチ)。また、様々なバックグラウンドを持つ人ばかりの研究室なので英会話はできて当然という雰囲気でした。全然喋れない私は、喋れそうな雰囲気を出すことで解決策としていました。堂々とするの大事。幸い人格者ばかりで、ゴミカス英語でもどうにか会話をつなげてくださいました。相手も英語ネイティブではないから歩み寄りの精神があったのかなあ。

あとゼミもきつかったです。分野は同じとは言え研究室が違えばそこは別世界。(元々さして優秀だったわけでもないし)質問すらできない日々が続きました。その間何をしていたかというと、とにかく質問の仕方を観察していました。あと、配ってくれた資料をゼミが終わった後も読んでました。その甲斐あってか途中から普通に質問できるようになりました。まあ外部から来てる以上一番バカなのは私なので逆に何てことないことでも質問できた節はあります。プライド有利というやつですね。

私生活については、趣味のコミュニティ(ゲーム)で知り合いを作ったり、都内のイベントに気軽に行けるようになったので繰り出したりとかなり充実していたと思います。元居た大学の友人が日本一周してて自分のところに来てくれたりした時はうれしかったですね。地元の友人ともオンラインで遊んだりしていましたし、人に恵まれました。

結論: 研究勉強とは全く関係のない趣味、大事。

夏休み明け~現在(M1 1月初旬)

授業もひと段落して研究に本腰入れているところです。テーマとしてはボッスからもかなり面白そうとの評価をいただけていますし、何より自分がやる意義を見出せているので良いのですが、私が始めた研究なので、自己裁量の部分が大きく大変です。(もちろん相談には乗ってくれますが) まあでも先輩のデータを引き継いである程度型にはまったことをやる感じのテーマだったら多分クソ程モチベが下がっていたと思うので、これでよかったかなと。

ぶっちゃけた話学部の時の先生とはあんまり合わなくて、自分が研究を好きなのかどうか宙ぶらりんのままになっていました。それを確かめたくて大学院に来たところもあるので、その意味ではすでに来た意味はあったと思えています。

ただ一つ目標を達成するとその次も…と思ってしまうのが人間の性。てことで今はもっぱら博士課程に行くかどうか迷っています。正直だいぶ行く寄りではあるんですがね。その後アカデミアでやっていける気はあまりしませんが、博士にいってどうなるにせよ今よりは自分の人生に納得できると思っています。で、自分にとってはここが何より大事なのでもう行っちゃうかという精神状況です。あとせっかくいろいろ準備したこのテーマをやすやすと後輩に渡したくねえ。

学振の申請書も出す予定ですが、正直厳しいなとは思います。ただし、今はJSTなんたらとかその他にも博士課程への支援が充実しつつあるトレンドなので、ある意味では今行くのが一番経済的な負担はないのかなとも思ってます。

まとめ

ダラダラ書いてきましたが、現時点でも私は外部進学してよかったなと思っています。それは教授含め研究室の人間関係に恵まれたところがほとんどだと思うので、やっぱりそこの下調べに尽きるんでしょうね。そしてこれはすべてにつながる話だと最近実感しつつあります。給付型奨学金や就活のあれこれがクソ面倒くさいのは日本の悪い意味で保守的な部分が出ているというのもありますが、結局面倒くさいことをちゃんとやれる人をみんな評価するということの方が大きいんじゃないかと勝手に考えています。

てかシンプルに、同じ場所にずっと住むと飽きませんか?自分は特に慣れが悪いほうに働く人種なのでそういう意味でもよかったかなと思います。

今後の抱負

博士課程に行くことを検討してからずっと数式を自在に扱えないことへのうしろめたさがあります。ここについては勉強してこなかったツケとしか言えないため、博士に行くまでにある程度は話ができるような状態に持っていくのが目標でございます。

あとは自律ですかね。(自分でいうのもなんですが)基本的に穏やかで人を慮れる人間なのですが、例外として自分には何をしてもいいと思っているのでそれをどうにかしたいです。整理整頓。

まあでも結局ちゃんと研究をしようと思う中で↑の問題は解決されていくのではないかという霊感はあります。

こうして書き連ねていく中で思ったのですが、成長しているんですかね私…
シンプルに知識は増えたし英語力も上がった気はしますが、もっと根本的なところが変わったかと言われるとすぐ首を縦には振れません。

しかし、一つ確実に言えるのは「やるようにはなった」ということです。研究に協力いただく人が余裕を持てるように早めに計画書を共有するとか、ほんとそれだけなんですが。あとはこれを基礎的な勉強にも適用できたらと思っています。

「博士か就職か迷うのはもちろん大事だけど、いったんどちらかに振り切ってやってみないと分かんなくない?(意訳)」とのお言葉もいただいたのでまあこの冬ちょっとやってみようかなーという今日この頃でございます。
ではこの辺で!






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