株は心理戦(2023年9月27日付)
米国長期金利高を嫌気し東京市場は反落
26日の東京市場は、米国の長期金利が16年ぶりの高水準になるなか、指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調となり、相場全体を押し下げ、日経平均株価は363円57銭安と反落した。
3446 JTEC (26日終値 2,655円)
ウェルスアドバイザー社は25日付リポートで、ジェイテックコーポレーション(JTEC )を新規に投資判断を「オーバーウエート」(強気)とし、想定株価レンジを3,500~4,000円とした。
レポートでは、高精度ミラーが国内外で新たな需要が盛り上がりつつあると指摘。半導体製造装置メーカーやデバイスメーカーとの協議も進展しており、開発装置の採用から量産システムへと展開した場合、業績への貢献も大きいと見ている。
26日の終値は、前日比96円安の2,655円で、押し目買い中心に強気継続。
4176 ココナラ (26日終値 360円)
12日、みずほ銀行と法人向けスキル・人材マッチングプラットホームの運営・開発を行う合弁会社を設立を、基本合意書を締結したと発表。みずほ銀行の取引先が抱える人材不足を、ココナラのプロ人材のスキルを活用する。
これを材料に株価は9月13日にはストップ高し、14日には407円まで急騰。その後は、値幅調整していたが直近でゴールデンクロスしたことで、株価は出直ってきた。
5010 日本精蝋 (26日終値 216円)
国内唯一のワックスメーカー。世界30ヵ国以上に輸出販売し、経済再開を受けキャンドル、化粧品、包装向けにワックス需要が回復している。
ワックスの市場規模は年平均成長率が6.3%で、2030年には158億ドルに達すると予想されている。同社は植物由来の「ライスブランワックス」に注力し、成長性の大きい米ぬかワックスの量産化を目指す。
株価は 約100円処から急騰し、26日には50円高のストップ高。出来高は、約660万株で既に人気化している。此処では情報として記載するに留めます。
※この情報は筆者の個人的意見によるもので、投資行動は自己責任でお願いします