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【ドラマ感想】初恋の悪魔⑤〜鈴之介に祝福を〜

※ネタバレを含みますので視聴後にお読みいただけると嬉しいです😌

濃密なミステリー回。一気に物語は重層的に。そして鈴之介(林遣都)が現在の家に住むことになったきっかけと、彼の人生に影響を与えた人や出来事が回想される。半分は彼の物語でした。

どうしても怪しく見えてしまう雪松(伊藤英明)、単なる濃ゆいオモロイ登場人物ではなかった森園(安田顕)。

朝陽の殉職や5年前の中学生の事件との関係は?さらに活躍するであろう鈴之介や星砂や悠日、小鳥、渚刑事含め人間関係💝はどうなる?というところ。

では今回も個人的に印象に残ったセリフを中心に書き留めておきたいと思います。


鈴之介と森園が地下室に近付きながらの丁々発止のやり取り。

鈴之介が森園宅を観察しているのはバレていて、森園の(ひとりライオンキング風)「踊り」については「あれは小説家あるあるです」とか、(描写のために必要)

「私はただの隣の小説家です。サザエさんでいうところの伊佐坂先生みたいなものです。ご存知でしたか?伊佐坂先生って恋愛小説家なんです」とか。
(知らなかった〜🤣)

こういうやり取りを、2人ともシリアスな面持で
下から懐中電灯を照らしながら喋っている。

これ犯罪しながらのコメディパートだよね。斬新。
結局鈴之介は森園に監禁されてしまう。


雪松は階段から落ちても生きてるけれど、悠日たち若者に絡みたくて仕方ない様子。グイグイ来てる、やや煙たい感じ。

にしても、悠日、部屋もきれいにしてちゃんと自炊してる。そうめん?にコロッケ買うだけでなく卵焼き作ったり。

悠日は、雪松は強引だが自分や兄のことを好きだから、だと星砂に話す。そこで星砂、

あなたのことを思って言ってる、あなたのことが好きだから言ってる。そう言って近付いてくるやつがいちばん危ない。……冗談だよ」

うーん、やはり星砂は雪松になんらかの恐れを抱いてるね。


監禁部屋に森園が来て、5年前に起きた境川市中学生殺人事件について鈴之介に話す。

コンビニに行くと言って行方不明になった中学生が数日後、川で死体となり発見。その行方不明中に「地下室みたいなところにいる」と親にメールを送っていた。

1人のホームレスが逮捕されたが、森園は今でも真犯人が地下室のある家に住んでいるのでは?と疑っていると。

鈴之介は隙を見て外に出ようと試みるが、森園に
ここじゃあ誰も助けてくれませんよ、といわれる。

どこだって同じだ!ボクには助けてくれる人間なんてどこにもいない

(これは行くでしょう!悠日たち。待ってて!鈴之介)

鈴之介の夢。小学校の教室で。黒板には「しかはまくんカウンセリング」の文字。大人になった鈴之介がその世界を見ている。

学級会という名の学級裁判な😡😢
「しかはまくんのために」生徒が立って集まり次々と発言し湧いている。鈴之介少年は1人後ろで机に座っている。

良い事をしているつもりで気持よくなってるのが見ていて最高に気持悪い。ま、あの場では大人の教師が1番の責任な👎

あの場にいるしかはま少年、よくぞ生きてきた。


幸せそうな人を見ていてどう思うかで、自分が幸せかどうか決まる

小鳥は渚刑事が鈴之介の才能に憧れを持ち始めたことに嫉妬するも、連絡がないのを心配する渚のためにも、

悠日と一緒に鈴之介の様子を見に行こうと提案する。
が、1度目は鈴之介と会えず。

再び鈴之介の夢。
小学校の図書室。鈴之介少年が高い所の本を取ろうとする。大人の鈴之介が、こわい本が好きなのかい?と言いながら取るのを手伝う。

「うん、でもみんなから気持悪いって言われる」
(略)
「本があれば友だちは必要ないよ」(大人の鈴之介)

「じゃあずっと1人でいる」(鈴之介少年)

夢から覚めると森園が来て、鈴之介が1年前にこの家に住み始めた経緯を話す。椿静枝(山口果林)という女性から家を貰ったのだと。

鈴之介の料理。鯖の味噌煮美味しそう。

偶然通りがかったときに具合の悪そうな椿静枝に声をかけ、家まで送りながら2人は意気投合した。鈴之介は時々椿宅を尋ねるようになった。

「あたしなんかと一緒にいて面白いの?」
「どうでしょう。ただ…
あなたと一緒にいると優しい気持になれる
            何でもありません」

眉間にシワを寄せる鈴之介をみて
椿「世の中を恨む悪魔になっちゃダメ
(略)
ひとはひと。自分らしくしていれば、いつかきっと未来の自分がほめてくれる。ボクを守ってくれてありがとうって

やがて高齢の椿さんの息は絶え、鈴之介が家を譲られたと話す。が、森園は出来過ぎた話だと信じようとしない。揉め合ううち、2人とも誤って地下室に閉じ込められてしまう。

そこで助けに来ましたよ!3人。

鈴之介を探しながら、かつて旧中学校外壁倒壊による事件があり、その事件により、椿静枝は悲しい被害者であり加害者にもなったことが判明する。

そんな椿静枝も鈴之介との出会いにより、心が変わっていったのだ。

世の中は美しいものではないけれど、自分自身を醜くしてはいけないよ。(略)

あの子と話しているうちに私のなかにあった復讐心が消えてしまったのです。

悲しみが消えたわけではありません。ただ娘と孫が生きたこの世界を恨みたくなくなったのです。

たとえどんな最期を迎えようと、生まれてきた場所がこの世界でよかった。人はどんな一生を送ろうとも後悔する必要はない。生まれてきたことに幸せがある。(略)

(その手帳の最後に以下の文字が綴られていた)

あなたに助けられました。
ありがとう、鈴之介くん

ちょっとオシッコ行って来ます、と別室で号泣する鈴之介。
鈴之介のことを受け入れて最後まで思っていてくれた椿さん。たとえお別れのときを迎えたとしても。

疑って監禁した非礼を詫びて森園が帰ってゆく。鈴之介は3人へ「今日はありがとう」と言う。よかったね、鈴之介。そして4人で遊びに行く。

友だちとカラオケ🎤✨😄🍻ウエエーイ❣️✨

カラオケから帰宅した鈴之介。
再び小学校の図書室の夢。高い棚から落ちた本を拾い、鈴之介少年に声をかける。

大丈夫。自分らしくいればいつか未来の自分がほめてくれる。ボクを守ってくれてありがとうって。
友だちもいつか出来る

鈴之介少年を抱きしめながら、大人の鈴之介が言う。


悠日宅。眠れぬ星砂が窓の外を見ている。電車の音で、子どもの頃住んでいたおばあちゃんちを思い出す、今でも電車を見るとおばあちゃんの匂いがすると話す。

「人のこととか、嬉しかったこと、悲しかったこととか、そういうのって数字なんかには残せないから(略)

大事なことは体全部で覚える。それが生きることなんだなって思う

だからね、あんたね、私に何があっても私のこと覚えててくれるかな」

「覚えなくたって忘れるわけないじゃないですか」
と応える悠日。

(不吉な音楽が流れる。2人に辛い事起こるのかなぁ)


鈴之介が境川署に復職する。

悠日と星砂は署長の雪松に呼び出され、朝陽が殉職したホテルまで車で出向く。強盗事件の捜査で朝陽と同行していた県警の刑事に、朝陽の最後の様子を聞く。

雪松はその話を聞いて
「朝陽のような刑事が誤って転落するとは思えない。俺は真相が知りたい。刑事としてじゃない、友達として」と言い

屋上にある機器を尋常ではない力で拳を叩きつける。何度も。見かねた悠日は朝陽の携帯を雪松に差し出す。

雪松が受け取ろうとしたところ、星砂が携帯を奪って逃げる。(雪松から危険アラートを察知か)

追いかける悠日だが、星砂を捕まえられず、草が生い茂る場所に捨てられた星砂のスカジャンを見つける。

路肩に停めた車の助手席で悠日が星砂に電話するも、星砂は出ない。運転席に雪松。

向こうから買い物帰りの森園が妻らしき人と歩いてくる。悠日に気付き「この間はどうも」と挨拶する。

とそのとき森園が隣の雪松に気付き「雪松さん」と呼びかける。

「森園先生」と雪松に呼ばれるも、弁護士は辞めた、5年前は中学生殺しの被告人の弁護をしていたと話す。

(オープニング?テーマ。いつもより長いルービックキューブ)


東京に仕事で行った鈴之介。夜仕事が終わったところ、男2人に声をかけられつきまとわれる星砂を発見して男たちを追い払う。

「東京よく来るのか?、、摘木さん、、」等々鈴之介が星砂に尋ねるが返答しない。失礼します、と鈴之介が離れようとすると

「キミ、どうして私の名前知ってるの?どっかで会ったことあったっけ?えへへ、じゃあこれ、ワンチャン運命の再会ってこと?あははは」

と言いながら鈴之介に指を絡める。

(すごい松岡茉優ちゃん。声のトーン、口調、雰囲気…一目で別人格だと分かる演技)


鈴之介邸にいる星砂は訪ねてきた悠日が誰か分からない様子。

予告で元弁護士・森園と鈴之介は事件について話している。

餃子を包みながら星砂と鈴之介。「次に目覚めたときには7年経ってて、私は警察にいて…」

鈴之介邸で星砂とは親密な様子?悠日がかわいそうだけれど

あそこで星砂と遭ったのが鈴之介でよかったと思ってしまった。星砂を誰よりも大事にする人間だから。

物語は第2章へ。

ミステリーが気になる。次回も楽しみです❣️