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【ドラマ感想】初恋の悪魔⑨〜ほんとうの犯人〜

※ネタバレを含みますので視聴後に読んでいただけると幸いです。

残すところあと2回。鈴之介、悠日、星砂、琉夏ら4人と森園は雪松にターゲットを絞り彼の周辺を探っていく。

皮肉にも最後の小鳥琉夏のセリフ

「僕の知る限り、悪いことというのは何も心配してないときに起きる

悪いことが起きるんじゃないかと思っているときは、大抵何も起きない。つまり、人間は心配してもしょうがない」

的中してしまった?😱

そして森園さんの無事を願う。奥さまのフラグ発言、途中で気付いたから見逃して🙏って本気で願ってしまいます。

安田顕演じる森園は脚本家さんに面白がられていますね。

公園でおにぎりを詰まらせ、水を求めながら悶絶する姿が最高🤣思いっきり周りの人たちに不信がられてるし。
名刺を持って「神奈川県警です」とか捜査に行くし。

冒頭では口の周り赤くして登場して、奥さんが離してくれなかったというオチ(付いていたのは口紅💄)

スライドを使った推理場面では森園に写真が映写されて、ヤスケンさんの顔に色とりどりの模様が浮かぶ…もうコメディシーンのお約束。

ヤスケンさん、おもしろすぎるでしょう。確かにおにぎりは
よく噛んでから飲み込まないと苦しくなります、ハイ。


でも何年もの思いが募って一人で行動し始めてしまう。いや、ホントに無事でいてほしい。

本当に怪しい人は、自分が犯人だとはそう簡単に言わないし、指摘されたときに謝ったりもしないよね。

(森園に雪松が詰め寄られたときに雪松は謝っていた)

あ、個人的にもう一つ気になったのは、予告?最後の方で車を動かしに行って(動かしに行くときもフットワーク軽かった)、

小鳥が戻って来たであろうとき。玄関に星砂、森園、雪松の息子の姿は見当たらない。

小鳥は車の鍵を指でくるくる回しながら地面?血痕?下の方を見ているがさほど驚いていないように見える。
(これから驚くのか?)

もしや雪松息子・弓弦(ユズル)を鈴之介宅に連れて来た時点で疑っていたのか?であれば星砂と雪松息子を2人きりにするか?森園は少し前に雪松に犯罪のことを問うていたのにどうして鈴之介宅に戻って来たのか?

(途中でほんとうの犯人に気づいたのか?)

うーん、謎が次々と押し寄せます🌊


最大の謎は、ほんとうの犯人はどうしてそうなってしまったのか。

社会の中で実際に連続殺人事件が起きると、やはり考えることでもあります。

快楽殺人の場合、行為が快楽に結びつくのは生まれつきのことなのだろうか。それとも後天的なものか。

歴史的な事件を見ていると、特異な環境で育った、後天的なものが多い気がしますが、

具体的な数字は忘れたけれど、生まれつきそういう脳の持ち主はある確率で存在するというのは何かで読んだ気がします。

ただ完璧に生まれつきなものなのか、後天的なものの影響が大きいのか。この世にはまだ分からないこといっぱいです。

雪松には奥さまもいて(キョウコさん?)、その方がとても暗くて重い表情をしているように見えました。

そのことも来週明らかになるのでしょう。

もしも我が子がシリアルキラーだったら……想像もつかないような苦しみを抱えることになる。

そして”もうひとりの星砂”と鈴之介は一緒にいればいるほど心は近付いていく。

告白の安全地帯にいる“もうひとりの星砂"を、うざいと言う鈴之介(すねちゃったね)。

この私はただ身体を借りてるだけの存在なんです、だから勝手に告白出来ない、と"もうひとりの星砂"。

うーん、告白しないけど思いがあふれる表現。松岡茉優さんは本当に言葉以外のところでも気持を表現するのが上手だなあ。

今度、剥き方を教えます。
そしたらリンゴの剥き方、きみが覚えたことになる。



この恋の行方はどうなるのか。

今回もまた個人的に気になった場面のセリフを拾います。


鈴之介がリサの面会に行くが、一言も喋ってもらえず、そのことを星砂に報告する。

リサが追い詰められ彼女らしさを失い、何も喋らないことに深く悲しみ動揺する星砂。
「リサをそんな目に遭わした人を殺したい!」と叫びながら。

そんな星砂をしっかりと抱擁する鈴之介。
あなたにそんなことはさせません

1年生の教室の窓際で、こぐまたちがイタズラの相談をしていました。
先生をびっくりさせようと集まった4人のこぐまたち。
黒板消しにハチミツを塗りたくってやろうぜ、クラスいちの問題児・モリくんが言いました………」

かつてリサが星砂たちにしてくれたように、即興でお話を作って話す鈴之介。

このシーン好きだな😌


森園の被害者宅への訪問、鈴之介の朝陽が転落したホテルへの聞き込み後、鈴之介宅にて。「境川アウトドアクラブ」での被害者たちの接点が浮かびあがり、雪松が朝陽の転落の犯人としての疑いが濃くなる。

森園が雪松をシリアルキラーだと断定する。
「雪松署長は吉永くん殺害を淡野リサさんの犯行として偽装した。しかしそれに気付いた馬淵刑事をビルの屋上から突き落として殺害した、黒い白鳥である。
……どうしました?」

鈴之介「なぜなんだろう。なぜ雪松署長はアウトドアクラブの少年たちを何年にもわたって殺害したんだろう。一体何が動機だったのか

森園「この男を知っていれば分かるでしょう。まともな人間ではありませんよ。この男はね、人を殺すことに快楽を覚えるシリアルキラーなんですよ。
生まれついての猟奇的な人間なんですよ。動機などという分かりやすいものはありません」

生まれついて猟奇的な人間なんていません。仮にいたとしても、僕たちはその理由を考えることを放棄してはいけない。

人を殺して当たり前なんて人間はいないんです。特別な存在じゃない。

殺人犯はみな僕たちの隣人です。愚かな隣人です。理由を探すべきだ」

「雪松は犯人じゃないというんですか?」

「犯人でしょう」

「だったら殺害の動機や理由なんて、あとからでいいでしょう?」

「それでは雪松署長が淡野リサさんにしたことと同じことになります。雪松署長はリサさんを初めから犯罪者にしたかったんですか?違います。
馬淵朝陽刑事を殺したかったんですか?違います。

最初の犯罪が掛け違えたボタンのように、次の犯罪、また次の犯罪を生み出していったんです

僕たちは彼がなぜそうしたのか振り返らなければならない。
でなければまた全てのボタンを間違った場所にはめてしまう

「人殺しがいま警察署のトップにいるんですよ。それを放っておくんですか?」

「ええ、警察のトップだから逃げられる可能性があります」
「そのときは私の手で裁きます」
「だからそうなってしまうんですよ。そうならないためにも……」
(略)

星砂「こいつ(雪松)がリサを…」
「ダメです、ダメです、ダメです!」(星砂を引き留めながら)
「あたしはリサを助けたいだけなんです。真相なんてどうでもいいんです」
「そんなの僕だって同じです。真相なんてどうでもいい。誰が殺して、誰が死んでなんてどうでもいい。どうでもいい。
ただ、あなたを失うことがこわいんだ。あなたがいなくなるのが嫌なんだ


悪魔って、いろんな意味がありますね。
近付かない方がいいに決まっている、安全に決まっているのに、
抗えない、逃れられない力があるもの。

クライマックス、見逃せません。
7月からの連続ドラマもあと1回。
初めてドラマについてnoteに投稿しながら、楽しませてもらいました。
読んでくださったかた、ありがとうございました🙏
最終回✨、楽しみましょう。

待ち遠しいです❣