日本や世界の地域別に考えるJAL VS ANA、ワンワールド VS スターアライアンス
日本の航空会社といえば、ANAとJALが有名です。両社ともに国内線や国際線を運航しており、多くの旅行者に利用されています。しかし、ANAとJALはどのような違いがあるのでしょうか?また、両社が所属する航空連合であるワンワールドとスターアライアンスはどのようなメリットがあるのでしょうか?
この記事では、日本や世界の地域別に考えて、ANAとJAL、ワンワールドとスターアライアンスの違いや特徴を徹底比較します。あなたの旅行に最適な航空会社や航空連合を見つける参考にしてください。
日本国内線
まずは日本国内線について見ていきましょう。ANAとJALは国内線の路線数や料金、機内サービスや座席などに違いがあります。
路線数
国内線の路線数は、ANAが123路線で、JALが117路線です。ほぼ同じですが、比較的地方都市への路線数はANAが少しだけ多いと言えます。また、沖縄をはじめとした離島への運航はJALが充実しています。
料金
国内線の料金は、ANAとJALともにほとんど変わりません。早期購入割引や学割などの割引サービスも両社ともにあります。ただし、JALにはクラスJというワンランク上の座席があり、普通席よりも1,000円追加することで利用できます。クラスJは座席間隔が広く、フットレストや電源コンセントなどが備わっています。
機内サービス
国内線の機内サービスでは、無料で飲み物を提供してくれる点は両社ともに同じです。しかし、機内販売ではANAが充実しています。ANAでは機内食やスナック菓子、アイスクリームなどを購入できます。JALでは機内食やお酒などは販売していません。
また、機内WiFiサービスも両社ともに無料で利用できます。機内で動画や電子書籍などを楽しむことができます。
座席
国内線の座席では、普通席に関してはANAとJALも広さはあまり変わらないですが、実はANAの方がわずかに広いようです。またANAは機内モニターに力を入れており、普通席にも機内モニターが装備されています。
最上級のクラスでは、ANAはプレミアムクラス、JALはファーストクラスという名称です。両社ともにシートが広く快適で、機内食やお酒を無料で楽しめます。
日本発着の国際線
次に日本発着の国際線について見ていきまし
世界の航空連合には、スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つがありますが、日本の2大航空会社であるANAとJALはそれぞれスターアライアンスとワンワールドに加盟しています。この2つのアライアンスはどのように違うのでしょうか。ここでは、地域別にANAとJAL、そしてスターアライアンスとワンワールドの特徴を比較してみます。
まず、アジア圏では、スターアライアンスが加盟航空会社数や就航都市数で優位に立っています。ANAはシンガポール航空やタイ国際航空などの有力なパートナーと共同事業を展開しており、アジア各地へのアクセスが容易です。一方、ワンワールドはカンタス航空やキャセイパシフィック航空などオセアニアや東南アジアに強い航空会社が加盟していますが、中国やインドなどの大きな市場では弱いと言われています。JALは中国国際航空やエア・インディアと共同事業を結んでいますが、これらはスターアライアンスに加盟しているため、ワンワールド内での連携は限定的です。
次に、ヨーロッパ圏では、ワンワールドが加盟航空会社数や就航都市数で優位に立っています。JALはブリティッシュ・エアウェイズやフィンエアーなどの欧州のメジャーキャリアと共同事業を展開しており、欧州各地へのアクセスが容易です。一方、スターアライアンスはルフトハンザドイツ航空やオーストリア航空など中央欧州に強い航空会社が加盟していますが、南欧や東欧などの市場では弱いと言われています。ANAはルフトハンザドイツ航空やSWISSなどと共同事業を結んでいますが、これらは同じグループに属するため、スターアライアンス内での連携は限定的です。
最後に、南米圏では、スカイチームが加盟航空会社数や就航都市数で優位に立っています。しかし、この地域では最大手だったLATAM航空グループが2020年5月にワンワールドを脱退しました。これにより、ワンワールドは南米でのプレゼンスを大きく失いました。一方、スターアライアンスもブラジル最大手のTAM航空が2014年にLATAM航空グループと合併した際に脱退しました。これにより、スターアライアンスも南米でのプレゼンスを大きく失いました。現在、南米で活動している日本の2大航空会社はJALだけですが、JALはLATAM航空グループとコードシェア協定を結んでおり、南米各地へのアクセスが可能です。
以上のように、ANAとJAL、そしてスターアライアンスとワンワールドはそれぞれ地域別に強みや弱みがあります。自分がよく行く国や地域を考慮して、どちらの連合のマイレージに加入するか決めることが大事です。
【参考リンク】
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それでは今日はこの辺で失礼します。次回もお楽しみに!
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