某ゲームで野良を通報した話
「こいつ使えねー」
まず最初に僕の腕前を書いておくと、ダイヤ2が適正の普通のプレイヤーだ。ちなみに万年ソロでランクマッチを回している。ダブハンは1つもない。要はあんまりうまくないが極端にヘタでもない…そんな位置。
もうゲームわかるべこれ。
で、そんなソロがランクマでキュー入れて適当に遊んでたとき。
ボイチャつないだデュオと組むことになった。
その人らは片方が指示役で片方があまり言葉を発しないタイプ。
いつのシーズンか知らんけどマスターバッヂついてたから、少なくとも僕よりは相当うまいはず。
で、開幕。
降りる位置がかぶったのであっちに行くチャットを打ったとき、
「勝手に行けよ」
この時点で「ん?」である。
明らかな野良に対していきなりボイチャで高圧的な物言い。
言葉には出さないが「なんだこいつ?」となった。
経験上その第一印象は大きくずれない。後で証明された。
今後、表現上、よくしゃべる方をA、聞き役の方をBとする。
戦闘がはじまった。
前衛を張ったAが削られ、Bと僕で抑えているとき、
「回復飛ばせよー」
おいおい、俺はお前のおふくろさんじゃないぞ。
回復はその前にBに投げていて使えなかったのだが、どうにもAは理想主義者らしい。それ以降、僕の行動が気に入らないと悪態をつくようになった。
「ヘイト買いすぎだろ」
「勝てないなら前に出るな」
どうやら減点式の男のようで、Aにとって満点の動きをしないと嫌味が飛んでくるらしい。もうこの時点でげんなりしていた。
そして今日のその時。
遠くのほうでAがダウンし、回復役の僕がまあ蘇生かなにかできればと前に出ていって、待ち伏せされていた敵に見つかり倒されたところ、
「こいつ使えねー」
僕の中のスイッチが入る音がしたので、無言で録音ボタンを押した。
経験上、こうなった人はその後何をしようと評価を改めないし、謝罪もしなくなるので、無言で「言質」を取ることに決めた。
そこからはAは何かにつけて暴言を繰り返し、Bはほとんど発言しなくなった。もしかしたらBなりにAの扱いをわかっていたのかもしれない。
そしてゲームが終わると同時に、Aからメッセージが飛んできた(!)。
「激シブ」
「◯◯ダメージw」
なぜ激シブなのか。そもそも激シブとはなんなのか。
ゲーム中、先述の「使えねー」発言とセットで使われていた。
「こいつ激シブだわ…つかえねー」
「ヘタクソ」のような意味合いを、いかに誹謗中傷ではないワードで相手に表現するかを考えた末、編み出された言葉のようだ。
まさか直接メッセを送ってくるとは想定していなかったが、手間が省けた。
こういうことする人って、常習犯だよね。
誹謗中傷するのに適当な単語に置き換えるやつ。
メッセージと一連の発言をセットで通報
別にね、恨みがそこまであったわけじゃないですよ。
ただ赤の他人に対して小賢しいワードを向けて不快な気分にさせた結果、僕にボタンを押させただけなので。
このたった一度の通報でどうこうってなるかはさておき、ネット上で相手の顔が見えないからって、必要以上に攻撃的にならないでね、という話。
どうせ面と向かって言えないんだろうしさ。
弱い人が通報してて草
…みたいな言葉を発する側にはならないように。
本人以外そんなことを言うとは思いませんけど。
あいつデュオでやってるくせに野良にこんな感じで文句つけてんのかな。
こえー。