インターと多言語教育の罠:キラキラとした幻想の裏側
「インター」や「多言語教育」って、どこかエリートで華やかなイメージがあるのでしょうか?雑誌のVERYなんかも、「インターママのファッション」なんて特集して、まるでステータス・シンボルみたいに扱っていることが多々。オシャレで素敵なライフスタイル、みたいな。でも現実はそんなに甘くない。もし「バイリンガル・トリリンガル教育、なんか良さそう」とちょっとでも思った方がいたら、一度立ち止まってほしいんです。
では、うちのリアルな日常を少し覗いてみましょう。うちの子たちは、なぜかフランスの進学校に通っています。別に狙ったわけじゃないんですけどね。 そしてその学校では、毎日宿題が出ます。でも日本の学校にもバカンス中は通っているので、家ではまずフランスの宿題を片付けたあと、日本の勉強(国語と算数)もやらなきゃいけない。家のリビングはもう、いつも“家庭塾”状態!
さらに私は働くシングルマザー。時短勤務とはいえ、ちゃんと日中は仕事があって、もちろん通勤もある。仕事が終わるとダッシュで子供たちを迎えに行き、雨の日も、風の日も、なんなら風邪の日さえも欠かさず送り迎え。少し運動させようと公園に寄れば、結局「ママ、見て!」と追いかけっこ開始。そんなことをしている間に、時計はどんどん進んでいく…。
そして家に戻れば、夕飯の準備が待っている。フランスの宿題?はい、もちろん二人分しっかりサポートしますとも。そしてその後には日本の勉強。算数の問題に苦戦している子供たちの横で、私もすっかり「家庭教師モード」です。日本語は大丈夫としても、フランス語のサポートは不足気味だから、TVでフランス語のアニメを流して、「ほら、今の単語聞こえた?覚えようね!」なんて言いながら、何とか言語のギャップを埋めようと奮闘しています。
そしてようやく寝かしつけ。ここぞとばかりに一日の出来事を聞きながら、「あの子がこうした、あの先生がこう言った」と、友達関係から些細な疑問まで聞き出して解決。子供たちが無事に寝たと思った瞬間、「よし、やっと自分の時間かも?」と淡い期待を抱いたのも束の間、食器が山積み。家事は一向に終わらず、私はもう正直「体力の限界」を感じてます…。
確かに、夫と別居したことでモラハラからは解放されて精神的には少し楽になりました。でもその分、体力的にはもう崖っぷち。ほんとに、「インターナショナル教育」や「多言語教育」のキラキラなイメージに憧れて、軽い気持ちで飛びついたら、こっちが先にボロボロになりますよ!
だから、今声を大にして言いたいんです。「インター教育、かっこいいかも?」なんて思っている皆さん、覚悟はできてますか?「専業主婦で、暇を持て余してるし」とか、「海外に親戚が多いからそちらの言語が喋れてないと…」とか、「私は覚悟が完璧!」って方なら、もちろんウェルカムです。でも、もしも「なんとなくオシャレだから…」なんて理由で始めるなら、親が先に力尽きるのはほぼ確実です。
我が家は海外に親戚が多くいて、その繋がりを大切にしたい。さらに、子供には広い選択肢を持たせてあげたいし、何よりも「受験戦争」に巻き込むのは避けたかった。そんな思いでフランスの学校を選び、多言語教育を始めたんです。
でも、正直言って…今、心が折れそうです。だから、こうして記事にしてみました。同じような境遇の人を探してもなかなか見当たらず、「この苦労、誰か共感してくれないかな?」という願いを込めて。ちなみに、夫からは毎日のようにLINEが飛んできます。「宿題ちゃんとやってる?」「日本の勉強もやれ」「公園は毎日行ってるか?」などなど、まるで私の管理者のように指示が届くんです…。(さすがモラハラ…)
なので、ここで密かに問いかけたい!「インターママ」×「ワーママ」×「シングルマザー」の皆さん、どうされてますか?どこかに秘密のエネルギー源とかありませんか? 泣きながら笑って、この厳しい現実を乗り越える方法があれば、ぜひ教えてください…!
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