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脂肪種手術体験談②お金のこと
2024年6月に15年以上かけて育ってしまった右腕の7cm強の良性脂肪種を3泊4日の入院手術で摘出したmayuと申します。
手術費用。
莫大な金額になったら払えるかな???
こんな不安もあって、わたしはなかなか踏み出せなかったのです。
しかし、3年前に金融関係の会社に転職してからFPの勉強を始めて「高額医療制度」の事を知りました。
医療費として支払う金額には月の上限があって(自己負担限度額)、それ以上払った分は還付される制度です。
詳しくはリンクへ。
所得によっても限度額は異なりますので、ご自身の所得で計算してみてくださいね。
自分が払うお金の限度額はだいたいわかった。
けど、前払いするお金は必要だよなー。。。
クレジットで払うにしろ、いくらになるのかわからないしクレジットの限度額以上だったらどうしよう、という心配もありました。
が。
マイナンバーカードがあればそんな心配も不要でした。
その月のはじめにマイナンバーカードの保険証を読み取る際に「高額医療制度を利用」というボタンを押すだけ。面倒な処理は一切不要で、退院の際の支払い金額は限度額で計算されていて、それ以上のお支払いはありませんでした。
一応、保険組合から限度額適用認定証の書類を取り寄せて提出する方法もありますが、圧倒的にマイナンバーカードを使ったほうが楽です。ボタン1つ押すだけですから!
ただし、1つ注意点があって、一ヶ月の限度額になるので、月またぎにしてしまうと限度額にいかない可能性があります!現役FPの先生もおっしゃってましたが、高額医療制度の限度額適用認定制度を使うためには入院する際は月またぎにならないよう月初からの入院がおすすめです。
また、高額医療制度使って支払った分も医療費控除の対象になりますので、しっかり領収証を貯めて確定申告しましょう。
医療費控除は、納税者本人または生計を一にする配偶者、親族の医療費を支払った際に適用されます。
医療費控除額=医療費のトータル−保険料などで補てんされる金額−10万
※総所得金額が200万未満の場合は総所得金額×5%
要は家族の医療費がトータル10万超えてるようなら、申請できます!払いすぎた所得税分は戻ってきます!
わたしはなんだかんだ医療費が10万円超えるので毎年確定申告をしていますが、30分くらいの手間で数千円還付されるので結構嬉しいです。手続きも領収証記載の医療機関名、金額をひたすら打ち込んでいくだけ。
医療費のお知らせの内容に間違いがなければ、手打ちする必要はないけど結構漏れているのでわたしは手打ちしています。
源泉徴収票は携帯カメラで撮影したら数字がデータ化されるようになりました。
e-taxの操作自体も毎年改良してくれています。
昔は税務署に並んで確定申告していたのですが、いまは本当に楽になってよかったです。
話はそれましたが。
今回の入院は高額医療制度を使ったため、3泊4日の入院で81,000円程度の医療費の支払い額で済みました。(正式にはこれにプラスして食事代、パジャマ・タオル代などが足されてもう少しかかっていますが、10万円でおつりはきます)
10割負担だったとしたら約38万、3割負担で11万でした。
社会保険料払ってて良かったーー!
あ。
ちなみに、わたしは生命保険に入っていませんので、自己負担額を生命保険の保険金で賄うことは出来ていません。
生命保険はリスクに備える=安心代だと思いますから、入る入らないはご自身、ご家族のライフプランに合わせて一人ひとり違います。
わたしは独身であることもあり、社会保険に関して勉強をしてみて、いまのところは良いかなと選択していましたが、年齢的にそろそろ死後整理資金・お墓代が賄えるくらいの金額の死亡保障付きのものを検討しています。
大人になると、生命保険ってみんな入ってるし入った方がいいのかな?と考えたり、あまり考えずに入っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、我々は実はみんな国の保険に入っています。
生命保険は、公的保険の保障・補償だけでは物足りない部分を補うという意味で選んでみても良いと思います。
国の保障、補償、控除はたくさんありますが、すべて自分が動いて申請しないと受けられません。
数字や制度の中身まできっちり覚えるのは大変ですしそこまでの必要はないですが(法改正もありますし)こんな制度あったような??と、いうキッカケになるので、FPの勉強は生きていく上でのライフハックだな、っていつも思います。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
次回は脂肪腫のことを書きたいと思います。