脂肪種手術体験談④形成外科?整形外科?
2024年6月に15年以上かけて育ってしまった右腕の7cm強の良性脂肪種を3泊4日の入院手術で摘出したmayuと申します。
形成外科?整形外科?
いざ、病院にいこう!と決めても何科に行けばよいものか。
わたしが最初に行ったのは町の形成外科です。
というのも、インターネットで検索すると脂肪種は形成外科です、と出てくるからです。
しかし、行った形成外科で一度切開するものの、場所が悪く神経に癒着していてさらに筋肉内であるため大学病院で入院手術をする必要があるという診断を受けて紹介状を書いていただき、某超有名大学大学病院の形成外科に。
ですが、実は最終的には同じ大学病院の整形外科の腫瘍専門の先生に手術をしていただきました。
町の形成外科で取った脂肪種の生体検査の結果は良性脂肪種ではありました。
悪性ではないと思うが、上澄みの浅い部分しか取れていないので中身が良性かはわからないとのこと。
この病院は当日超音波で見て、いけるっしょ!ってなって実際開けてみたら全然いけなくて、ただただ痛い思いをしたという苦い思い出です。
術後の痛み度合は、部分麻酔手術>全身麻酔手術でした。
部分麻酔は4cmくらいしか切ってないのに手術当日は携帯を右手で持てないくらい痛かったです。
なぜ、結果的に整形外科になったのか。
大学病院でMRI取って形成外科の先生に診てもらったら、
「悪性(ガン)の疑いがある。ガンは形成外科では対応できないから、整形外科の先生を紹介します。ガンだった場合は腫瘍よりもかなり大きく切除する必要があるので、再建手術も必要となる。その場合は整形外科で腫瘍を切除し形成外科で再建手術をすることになる。」
と診断された経緯があったからです。
さすがにこの診断を受けた時は気が動転しました。
入院手術は免れないにしても、悪性だとは思っていなかったので。
そして、同じ病院の整形外科の先生を紹介紹介してもらい、造影剤を入れて再度MRIを取ったものを診てもらったところ、
「良性の腫瘍だから心配ない。だけど、良性と悪性の中間の中間良性の可能性が高い。中間良性は、悪性ではないけれど良性に比べると再発率が高いので手術で取っても同じ場所に再発する可能性が良性に比べて高い。またできたら取れば問題ないけど、良性と比べると術後通う頻度が変わってくる。」
というような診断でした。
この診断を受けるまでの1か月間は、自分がガンかもしれないんだ、というのがちらついて結構精神的にしんどかったです。
担当の整形外科の先生は本当に優しくて、傷跡もすごくきれいにしてくださって感謝しかありません。
神経を避けて手術するため、どうしても神経に沿ってタテに12cmほど切開することになるのですが、わたしが女だから傷が残ってしまうことをすごく気にしてくださいました。
(わたし自身、放置した自分が悪いので全然気にしてません。むしろ、ガンじゃなくて、よかったしかない!!!)
大学病院に初診から手術前(3月から6月)までの間に病院に通った頻度は
形成外科×2
整形外科×4
MRI×1
病院のMRIが混んでいて、造影剤入りMRIは別の提携病院で受けました×1
計8回。
手術1か月前(5月)に行った際には診察以外に、全身麻酔の説明を受けたり、レントゲン、血液検査、尿検査などを受けました。
それなりに通うことになるので、入院する病院は家からの距離でなく職場からの距離で選ぶべき!!!これは絶対です。
通院で半休を使いまくるといざ入院となったときに有給が無くなっている可能性もあります。
わたしは会社から30分圏内の病院を選んだこと、会社が1時間ごとの時間調整で抜けた分を対応できたため、入院前はほとんど有給を使わずに済みました。
あと、どんなに設備が最新の病院だろうと社会保険で賄える自己負担額は変わらないので、設備が最新の綺麗な病院を選ぶのもよいかと。
わたしは会社から近いのもあって、個室を選んだ場合は都内で一番高いんではないか?という病院を選択しました。(差額ベッド代は自己負担です)
もちろんわたしは無料の4人部屋ですよ。
院内にコンビニやスターバックスもあって、最高でした!
私の経験からくる病院選びの結論は。。。
①それなりに設備のある総合病院の形成外科に最初から行こう。
(形成外科と整形外科が両方あるといいね)
②MRI取らずにいきない手術するのは時期早々だぞ!
③入院する病院は会社から近いところがよい。
以上!
※あくまでもmayuの主観です。情報収集していく中での参考程度になさってくださいね。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回は、入院手術に関して書こうと思います。