ファブリース・タカクワイ
【2021年以降の入荷状況】
2021年10月にワイルドが入荷。
販売元の説明では2003年以来の入荷とのこと。
同便で入った個体群の落札価格は80,000円~60,000円程度だった。
その後も断絶的に入荷されており、ざっと見たところ下記年月に入荷があった。
・2022年1月
・2022年9月
・2022年11月
・2023年3月
・2023年5月
・2023年10月
・2023年12月
・2024年2月
秋~冬にかけて入荷が多くなる印象だが、絶対数は多くない。なお、2021年10月便での入荷個体にはシリアルナンバーが付与されていたようだが、その後の便で入った個体には付与されていない様子。
【ワイルド便のサイズ】
本亜種(takakuwai)は原名亜種と比べ、大型になることが知られている。ただ、オークションで出回るワイルドはあまり大型ではない。
一例として、復活便第一号となる21年10月便で販売された11ペアについて調べたところ、♂の最大は49mmで平均は40.4mm、♀の最大は36mmで平均は31.9mmと、原名亜種と比べて有意に大型とは言えないサイズであった。ただ、販売元の説明では同時に85mmを超える個体も採集されているとのことなので、大型の個体は一般販売に回っていないものと推測される。
なお2022年1月便で販売された10ペアについては、69mmの♂が販売されたほか、平均体長も53.4mmと21年12月便より大型になっている。♀については最大は36mmで同等、平均は33mmで微増であった。
2021年10月以降に販売されたワイルド個体のTOP3は以下の通り。
・74mm(2024年2月10日通関品)
・69mm(2022年1月15日通関品)
・64mm(2022年1月15日通関品)
【飼育開始】
会社を辞めることにより退職金を得、落札資金の調達を実施。コンサル勤務の筆者が考えるスキームに死角はない。
大型のワイルド個体を種♂とすることでベロシティの安定を図る。またCB個体も別途3♀調達し、デイリースクラムを組ませる。何を書いているのか自分でもわからないが、コンサルでは往々にしてそういうことがある。
【途中経過】
2024年3月
全♀産まずに気が狂う
2024年4~5月
春の昇温により産み始める。
2024年5~8月
順次1本目ボトルへ交換。
2024年10月~11月
一部の個体を2本目に投入。♂は14g~22g。
羽化後加筆修正します。
【備忘録】
・オークション上では、2022年10月前後よりWF1が出回ったのを皮切りに、累代の浅いペア、もしくはワイルド×累代個体で産まれたペアが安定して流通している。また、CB個体の流通も依然として多い。
・オークション上で出品される累代の浅い個体は70mm 前半~後半の個体が多い。ただ、2024年10月にXでF2の88.7mmがポストされたほか、2023年2月にオークションでWF1の86.7mmが売買されており、近年入荷した個体群からの累代個体でも、ギネスの88.8mmに迫る個体も飼育されている様子。
・販売元により記載産地の細かさが異なり、タリアブ島までの記載となる業者、同島西部のHolbotaまで記載する業者の2パターンが存在する。なお、過去には「エンゲレ」ラベルのものが流通していた模様。
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