日機装(株)【6376】決算後予想
私立ビリオネア高校の校長先生から、
以下の動画で日機装株式会社の決算後の株価が上がるのか下がるのかを予想しなさいという宿題がありましたので、この記事で考えていきたいと思います。
1 決算を後の株価のパターン
まず動画でも紹介されていますがが決算後の株価は以下の4パターンの変化があります。
では株価が上がると決算が良いというのは、具体的には具体的にどのようなケースが想定されるのか、考えていきます。
1.1 決算が良い・悪いとはどういうこと?
決算が良いというのは
会社側が出している
・年単位の決算予想
アナリストが出している
・年単位の決算予想
が3か月単位の決算結果と見比べて達成できそうだったら良いという判断なのかなと思います
※予想するときはコンセンサスとも見比べる必要はあると思いますが、そんなに細かく予想できないので、会社側の決算予想が満たせるのかを重視でよいのかなと思っています(そこまでコンセンサスとかわらないので)
1.2 株価が上がる・下がるのはどういう時?
株価が上がる要因は多々あると考えています。
自分の経験では以下があげられます。(下がる原因は下記の理由の逆になります)
決算が予定通り、またはサプライズ的に良い
6か月前の大きな信用売りの期限が迫っている
RSIが30未満(売られすぎ)
材料出尽くし(決算前に、決算が良いことを株価に折り込んでいるなど)
予定していなかったGood Newsが出る
チャートの支持線が上昇し始めた時
1.3 決算後の株価のパターン表
上記をまとめると、こんな感じのマトリックスになるかなと思います。
※もしかするとエクセルのほうがわかりやすいかもしれないので、後ほどエクセルでも作ってみます
2 日機装(株)【6376】の決算と株価の分析
では上記のパターンに当てはめて、日機装の決算後の株価を予想してみます。
2.1 決算予想と近々の決算の結果
まず2022年の年の会社側の決算予想は以下になります
次に3か月ごとの決算結果を見てみます
年の予想は売上が1.3%増、営業益11倍、経常益8.5倍を予想しています。
しかり、、22年1月~3月の決算は売上+6.5%、営業益は赤字転換、経常利益は-72.8%になります。
利益面が決算予想とかけ離れていので、この時点で年の決算予想が満たされる可能性が極端に低いと思われます。
何か要因があるかもしれないので、決算短信と決算説明資料などを確認してみましたが、以下のように書かれていました。
つまり、第24半期に株式譲渡益が計上されるから320億円の利益が出るという予想で、
さらに3か月決算が悪いのは半導体を中心とした原材料が高騰しているからとのことです。
そこを踏まえてもう一度決算情報を見てます。
2Qに320億円の株式譲渡益が入ったと仮定して、それを抜くと
年の決算は営業利益30億、経常益16憶を出さなければならないです。
1半期ごとで計算すると、営業益約7億、経常益4億利益を出さなければなりません。
しかし営業益だけ見ると、赤転してしまっているので、あと3期で30億円出さなければならないですが、2021年ベースで考えるとそれは厳しいのと問題となっている半導体などの価格高騰は収まっていません。
よって営業利益が満たせない可能性がより高まるという悪い決算になるのではないかと予想します
2.2 株価動向
株価チャートに、先ほどの決算情報の期間と1Qの決算、現在の株価の動向などの思うところをラベリングしてみました。
300億円の株式譲渡についてはすでに折り込まれています。
さらに1Qに注目すると決算発表前に重い陰線がついており、決算発表後に一気に下がり、その後上がっています。
次に直前の株価に注目すると、かなり上がっていて陰線もついていません。
これらを踏まえて決算後の株価予想をしてみます
2.3 決算後の株価予想まとめ
事実関係と全時点での予想
株価は決算前に上がっている(事実)
1Qの決算は悪く株価が一気に下がったがその後上がっていった(事実)
1Qの決算で問題となった半導体などの価格高騰は収まっていない
上記から2Qの決算はおそらく営業利益が年予想と比べて悪い(予想)
これらを踏まえると、以下の予想を立てます
1Q同様 決算が悪(営利満たせず)かったら、株価はかなり下がります
1Qと異なり、決算が良かったら、マトリックス図に沿って微減か微増をするかと思います。
購入していないですが、していたとしら、決算前に半分売るなどの戦略を立てたいところです
以上分析結果でした。