![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173393375/rectangle_large_type_2_aa349cde3b2297a2fa3e5ce2fcc60881.png?width=1200)
タイパ考(中編)〜愛情パフォーマンス略して「愛パ」主義者よ!今日からそなたを「アイパー」と呼ぼう〜
(↓前編)
前半でも触れましたが、ときどき私はここ(↓)に遊びに行き、人やコメントとの偶然の出会いを楽しんでいます。
印象に残った言葉があります。引用しますね。
全ての事象に対して反応を求めすぎてしまう今の時世が「パフォーマンス」という言葉に取り憑かれてるのかもしれません。
パフォーマンス・成果に「取り憑かれすぎない」ことも大事。
たしかに、そうですよね。
あるいは、「人は何かを得れば何かを失う」的発想に立てば……、
「タイム(時短)」や「コスト(損切り)」の成果を得る代わりに、違う発想で別の動きをすることによって、実は何らかの成果を得ている……、と言えないだろうか?
……ってふうに私が発想してしまうのも、また「現代病」かも……。f^_^;)
ともあれ、
タイパを取ろうかなとタクシー(5分で到着)に乗りかけて、やっぱり延々歩いた(25分で到着)ことで、運動不足が解消し、足腰に筋力がつき、頭痛も和らいだ
→健康パフォーマンスすなわち「健パ」的にはGood!
コスパを求めて音楽サブスク(月額1,000円)に入りかけたが、最後の最後で何か引っかかるものがあり断念。街をぶらついていて、レコードショップで気になるミュージシャンのアルバムを購入(1,800円)。後で調べたら、10曲中9曲はサブスクでも聴けることが判明。しかし、唯一聞けない1曲というのが、生涯ベストワンと呼べるくらいな超ド級どハマり曲だった。
→その存在をこよなく愛するパフォーマンス略して「愛パ」がいい!
私は……、健パも愛パも取りたい人。
でもどちらか一つ選べって話なら……やっぱ愛パかな。
対象を愛する感情……
音楽。本。映画。……
家族。美人さん。良いフィーリングの人たち。まだ見ぬ誰か。……
散歩。森歩き。街歩き。……
食べ物。お酒。果物。……
書き切れるわきゃない。
100%自分として、その感情を燃やして。
私が自然のままに「良いな」と思えるものを、満足のいくまで愛する。
それは、人生の中で確かな、私に深い喜びをあたえてくれる行為。
命の時間が終わる日まで、存分に楽しみたい。
愛するに足りるものを、自分自身で、探しにいきたい。
そんな私は、「タイパー」ならぬ「アイパー」だ。
コレジャナイ
![](https://assets.st-note.com/img/1738875331-JKmewPnkaRGuMAjB7d9b8oIW.png)
アイパーは愛することに貪欲だから、寛容精神が結構すごい。
他者Aの言葉もアリだし、別のBの考えも良いんじゃない?ってなる。
その意味では、コスパ・タイパ信奉者のことを悪く思ったり、ヘイトしたりとはならない。
ラブするに至らなくても、プラスに見る。
あるいは、他の要素がアイパーのその人にとってとても合うなら、コスパ・タイパ信奉はそれほど大きなネガティブ要素ではなくなる。よって、ラブする。
遠くから、祭りのお囃子のような声が、風に乗って聞こえてくる。
だんだん、近くなってくる。
人らの声ばかりではない。鈴のしゃんしゃんなる音、笛の音。
「……か、……か」
「……ないか、……ないか」
「……じゃないか、……じゃないか」
「ええじゃないか♪、ええじゃないか♪」(ピッ♪ピッ♪ピッ♪ピッ♪)
「ええじゃないか♪、ええじゃないか♪」(ポン♪ポン♪ポン♪ポン♪)
「ええじゃないか♪、ええじゃないか♪」(シャン♪シャン♪シャン♪シャン♪)
「ええじゃないか♪、ええじゃないか♪」(ちゃっかぽっこ♪ちゃっかぽっこ♪)
たくさんの、踊り狂う人たちがやってきた。
私もその列へ加わる。
見よう見まねで踊り、跳ねる。
そのうち、周りの手の動きやステップを意識なんかしなくなる。
踊っていること自体に、没入していく。
激しく手足を動かす。首振り、腰使い、ターンに慣れてくる。
ええじゃないか ええじゃないか!
愛じゃないか 愛じゃないか!!
満面の笑みで、アイパーな私は踊りつづける。
時が経つのも忘れて、今宵、踊りあかそう。
(後編へつづきます)
いいなと思ったら応援しよう!
![山本蛇内](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167944039/profile_17ac9a9a0719374618a4058065fb1d59.png?width=600&crop=1:1,smart)