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「ひとり」であるということ

ひとり、それは、かつて読んだ本の題名

書く前のまっさらチックな脳にすい〜と忍び込んでくるのは
「劇団ひとり」、あと「森本ひちょり」なのだけれど、この記事がアメフトチームの49 ersと関係がないのと同様関係がないので2人のことはシカトする。
(今の若い人たちには「シカト」て死語なのかな?どうなんだろう。後でお子らに聞いてみようか。)

『ひとり Altogether Alone』という本がある。
ぼくはかつて所有していたが、手放してしまった。古本屋に売ってしまったのか、長く友人だったYくん(非フォーティーナイナーズ、だが2つ年上だから団塊ジュニア世代)に貸したままになってしまったのか、どうも定かではない(Yくんとは今は会えなくなってしまった。別の記事で詳細を書くつもりだ)。
これを書くために本について検索したら、復刊していてまずびっくりし、復刊に際し鈴木惣一郎氏と小柳帝氏の対談イベントまで一年前に朝日カルチャーセンターで行われていたことも知って、二度びっくりだった。なんだよそれ行きたかったよ。

『ひとり Altogether Alone』は、京都の誠光社という出版社による復刊。
同社HPによる本の惹句はこんな感じ。
「ひとりで聴きたいレコード、ひとりで奏でられた音楽、聴けばひとりを感じる調べ。」
「ひとりの時間をいかに大切に過ごすかを考え始めた人たちによるディスクガイド」
とある。……なんだよ復刊本買っちゃおうかな。

この先、書いていこうとしていることに結びつけさせてもらうと。
ぼくも、この本の惹句と同じようなことを考えている。
ぼくというひとり、同時代の日本で生きている人が、読んでくださる同学年のひとり、その方へ、自由に無警戒にしゃべっているというイメージで書きたい。
「どんなふうに聞こえるか、受け取られるか」はあまり考えないようにしたい。
ひとりで考えたあれこれ、そこから書きつけた記事。まずはそれでいい。

ちなみに"Altogether Alone"とは、米国のシンガー・ソングライターのハース・マルティネスが1975年に発表した曲。同名のファースト・アルバムのリードトラックとして。タイムレスな、時空を超えた名曲だと思う。

英語表現から−−−−"only one" そして "one of them"

"only one"という言葉。
例のあの超有名曲の、ナンバーワンより……ってやつが超有名だが、 その曲の発表年は2002年。当時の私は27歳。この歌の発表当時やその後において、社会的・文化的・教育的影響があったのか否かのところはここでは「あった」に仮置きするにとどめるが、あったにしてもぼくの成長過程としては影響を受けていない。

むしろ、森崎ウィンがノリノリで歌う「俺こそオンリーワン」のほうが影響大きかったかな。こちらのリリースは2022年。日曜朝の戦隊モノ「暴太郎戦士ドンブラザーズ」の主題歌として。
2年前は、主に上の子の抱える精神的な問題が深刻になり、家族みなが疲れていた時期のどピークだった。
そんな時期のある日にぼくが偶然観て、その変さ(いい意味で)を家族に熱くプレゼンしたことで4人で一緒に観て、以降毎週リアルタイムでドンブラタイムがあった。
今にして思えば、ドンブラは家族の癒しで、希望で、真のヒーローだった。
成長過程の話と矛盾する?そうだね……まっ細けーことは気にすんな!

同時に"one of them"という言い回しの"one"の意味も帯びるものであれば、と思う。
「その他大勢の雑多な人たちの中の、そのまたひとり」というか。
個々バラバラに居るぼくらフォーティーナイナーズ約198万人の、ただのひとり。
といいつつも、「いやモブなんで」なんて卑下はしない。
ここでこうやって生きてる一人が居るんだぜ、という言明。
その意気込みをまとうことで、なんか"one of them"の対極ポジに置かれていそうな"only one"が引き寄せられてきて、フュージョンかますというかね。
この心の置き方を常として、今後の記事を書いていこうと思う。

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