見出し画像

いつも恋をしていた

初恋が無残な形で終わり
手痛い傷を長く抱えていたのだけど
性懲りもなく恋をしていた

結婚に失敗して
酒乱の修羅場から鬱病になって
刃傷沙汰を避けて逃げ回っていたときも
ふと巡り合った人に恋心を抱いた

実際に交際に発展するかどうかは別のことで
ほんのわずかの時間
すれ違う合間に
魂の交歓があったりして
それは私にとっては恋に他ならないのでした


男には二通りあって
好きになる人とそうでない人、それだけ
好きになる人に必ず恋をするかといえば
そうでもなく
好きにならない人が嫌いかといえば
これまたそうではない

人には添うてみよ馬には乗ってみよ

そんな諺があるのに気づいて
そうだよね
話してみないとどんな人かわからないよねと思う
そんなことに感じ入って
私は人生を複雑にしてしまったかも知れないと
今は思っています

人の本質的な部分って
かなり深く長く
お付き合いしないとわからなかったりする

でも、そこまでの深みまで行かなくても
ずっと心に残る出会いってある



惚れっぽいのは欠点かも知れない


いいなと思ったら応援しよう!