#58【膵臓癌治療記40】抗がん剤の変更と緊急入院
最近本当に色々なことが重なって、精神的にも肉体的にもつかれていたんだと思う。
ストレスが一番良くないとわかっていたにも関わらず、無茶しすぎた。
母の介護のこと、祖母の葬儀のこと、絶対にやりきりたい仕事のこと、まだ小さい子供たちのこと、全てを受け入れてなにも言わずに応援してくれる妻のこと、そして何よりよくなる兆しが見えない自らの治療のこと。
特にこの1ヶ月は思い出せないくらい怒涛の日々だったよ。
そんなこんなでここ2ヶ月で肺炎を2回も拗らせてしまい、合計で14日間も緊急入院してました。
当然入院中は抗がん剤治療も出来ず、咳は止まらないしで精神的にも肉体的にも苦しい日々だった。
その入院中に受けたCT検査の結果がまたよくなくて
結論から言うと、想像していたよりもかなり癌が進行してしまっており、先生の所見としては肝臓に転移したがん細胞の「増大増幅」という非常に嫌な言葉をもらってしまいました。
病床で臥せりながら聞いたってこともあるけど、なかなかショックです。
少しずつ命の期限が明確に形を成してきた感じ。
あー怖い。
なので、現状の抗ガン剤では進行するがん細胞を抑えきれなくなってしまっているので、先生と話して新しい抗がん剤に移行することにした。
この新しい抗がん剤は、有名なFOLFIRINOX。2週間に一度の2泊3日の入院と48時間に渡る連続投与が必要でその後数日は副作用がかなり強く出る可能性が高いとのことで、今以上に仕事に影響が出そう。少しなれたら胸のとこにポートを埋め込んで自分で投与できるようになるので、入院は最初の数回で良い模様。
かくいうこの記事も実は一回目の投与入院中に、書いているんだけど、投与して24時間たった今のところひどい副作用はまだ出ていない。頻繁にしゃっくりが出ることくらいかな。残り24時間でどう来るか、また投与後ステロイドが切れたタイミングでどう来るか、備えてはいるけど心配。
前回の抗がん剤は投与終わりの2日後~3日後が副作用のピークだったので今回もそうなんじゃないかと戦々恐々としています。
まだまだやりたいことたくさん、
死にたくないし、死ねない。
昔見たあるドラマのタイトル
「神様、もう少しだけ」
を思いながら、病床でポチポチしてます。