ICF SUP世界選手権 テクニカルレース#2
予選1回戦が終わり、2回戦へ進みました。2回戦2ヒート目のレースとなりスタートは11:20。約2時間30分の空き時間がありましたが、終了直後は次戦に進んでいたことを知らなかったので、実際に準備ができた時間は2時間ほどだったでしょうか。長すぎず、短すぎずちょうど良い間隔だと思いました。
まずはアミノ酸やエネルギーなどの栄養補給をしながら、初戦の内容を振り返ったり改善点などをまとめました。少し休憩した後、ウォームアップへ向かいました。
ウォームアップをしつつ、フィンの調子を確認しました。サイドレグが多く少し小さめのフィン(FLASH)に変更したのでちょっと不安もありましたが、漕ぎ始めた瞬間にこっちだなと思うほど、ボードとの相性はとても良く安定感も程よいと感じました。
FLASHは使用しているボード(STARBOARD ALLSTAR2023)の純正フィンなので当然といえば当然ですが、とても操作性が良くレールでのコントロールが軽くなった印象がありました。
コースの横で練習することができたので、1stブイまでと同じラインを使って重心の位置や水の感覚を確認しながら何往復か漕ぎました。サイドの風で少し波立っていたのでボードの感覚を掴むには良いコンディションでした。
いよいよ予選2回戦となります。次へ進むには4/8位以内に入る必要があります。自分は一番左側の第1レーンからのスタートでしたがこれは有利だと感じました。1stブイに向かって右側から風を受けるコースですが、スタートラインでは風下側になるので、自分の得意な左漕ぎでスタートからブイまでやや風上に押し上げるような形でまっすぐ行けるイメージができました。1stブイも得意な時計回りのターンなのでここで上位で旋回することができれば4位以内も見えてくるなと意気込みました。
2回戦では初戦よりもスムーズに全員がスタートラインに並び、初戦よりも早めにスタートホーンが鳴った覚えがあります。自分はまずまずのスタート。練習で一番良い時に比べて90%くらいの出来でした。自分は一番左端なので最初の数10メートルは比較的綺麗な水面を漕げました。キャッチの感覚が良くロングストロークで漕ぎ、艇速も上がっている感覚でした。
ブイが近くなり先行選手の引き波で水面が少し荒れてきます。視界に入る周囲の様子では自分は4~5番手で悪くない位置だと思いました。
前の選手が1stブイでのターンで少しもたついていました。ラインが膨らみそうだなと思ったので自分はクイックにターンしインを突き、少し攻めようと判断しました。
得意な方向のターンでしたが、ちょうどステップバックした時に後続の選手に突っ込まれて落水してしまいました。足からまっすぐ落ちていればもう少し早く再乗艇できていたと思いますが、バックサイドにブレイスを入れて粘ったので変な体勢で落水してしまい、再乗艇に少し時間がかかってしまいました。
後続の選手も再乗艇に時間がかかっていたので自分の方がワンテンポ先に漕ぎ出すことができましたが、すぐに追いつかれてしまいました。
4位以内に入るのはちょっと厳しいなと感じましたが諦めるわけにはいかず、一つでも順位を上げたいところなのですがそのまま最下位でのゴールになってしまいました。初戦よりもタイムは上がっていましたが、テクニカルレースは2回戦で敗退となってしまいました。
ICF SUP世界選手権 テクニカルレース#2 おわり
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