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リスク許容度をマネージする

私は2020年に株式投資を始めて5年目ですが、株始めた時と変わったなと感じるのは自分のリスク許容度です。株始めたときは少しでも投資した資産が目減りしただけでこの先暴落したらどうしようと不安だらけになっていました。一方最近は資産が大きくなり一日の変動幅もとても大きく、1ヶ月分の給料手取り分くらいの増減もあることもあるのですが心は穏やかであまり取り乱すこともなくなりました。これはなぜなのか自分なりに分析してみました。

株始めた時の心境

相場が上がっていると、いまは割高で今後下がるんじゃないか。
相場が下がっていると、このままもっと下がりそう。もう少し待って底値になってから始めようかな。
など、どちらのケースでも下がることばかりを気にしていて株式投資を始めるタイミングに踏ん切りがつきませんでした。
私は当時まとまった現金があったのですが、上記のような不安から、貯蓄から一気に投資にお金を入れる事ができませんでいた。おそらくあの時当時の貯蓄していた現金をすべて株に突っ込んでいたら今頃かなりの資産になっていたでしょう。ただあの時の私は知識も乏しく、その分リスク許容度も低かったのでちょうどよかったのだと思います

少額から始める

まずは勇気をもって始めること。これが一番大事だと思います。私も最初は月々のインデックス株積み立て投資から始めました。一気に貯蓄から投資に回すのでなく少額から始めて慣れようと思ったのです。そうすることで少額であっても自分のお金を投下しているわけですから日々の市場の動きや経済ニュースにも敏感になります。そうやって市場との向き合っているうちに不安が減り、リスクへの耐性ができてきます。
逆に不安な気持ちや、いまは買い時でないなど始めないとどうなるか。もちろん損はしないかもしれませんが、始めないとリスクへの耐性もできませんし何よりその間にインフレによる現金価値棄損や、長期的には右肩上がりの相場に乗り遅れる機会損失も非常におおきく、「何もしないリスク」が大きいのです。

経験、勉強によってリスク許容度はコントロールできる

株式投資をしながら勉強もしました。具体的には本を読んだり、YouTubeを見たり、XなどのSNSでは株クラと呼ばれるインフルエンサーから楽しく多くの情報を得る事ができます。こうやって経験、勉強をすることでさらにリスクへの耐性が出来上がってきます。
実際に私のリスク耐性が上がったなぁと思える事例を紹介します。
2024年8月5日に、日経平均は戦後最大の下落幅になりました。

nikkei225jp

この時私の資産も10%程溶けました。流石に何も感じなかったというと嘘になりますが、「まじかー」という気持ちはありつつパニックになることはなく心は穏やかでした。むしろ買いのチャンスと捉え株を買い増ししました。

SBI証券

資産推移をみてみると赤丸したところが8/5近辺で、確かに暴落していることがわかります。ただマクロでみてみるとそこまで大きな下がりでもなく、その後回復し右上がりのトレンドは変わってないこともわかります。
もちろん私のポートフォリオは国内株だけでなくその分散投資の影響もあります。ただ言いたいには過去最大の下落でもこの程度という事です。
株式市場では暴落が起きる事は避けられませんが、長期でみると上昇を続けています。このマクロ視点を持つことが重要だと思いました。今後10年、20年見据えた長期で見た時にこのような暴落は来るものと認識し、暴落が来たとしても時間がたてば回復する。と予め自分の中で理解しておけばこのような事態が起きても落ちついて対処でき、リスク許容度も高く持てるようになるのだと思います。

何もしないことによるリスク

私は2020~2024の4年間かけて貯金していた現金を投資に回してきました。
今振り返ると、投資始めた2020年に一気に投資に回していれば大きな資産を築けたのですがそれは今だから言える結果論です。この間市場から撤退することなく日々コツコツ投資を続けたこと、勉強してきたこと、それが今の自分のリスク耐性を作ってきたと思っています。このリスク耐性・リスク許容度を高める事ができるとより高いリスクをとれるようになり、結果として高いリターンもとれるようになります。そう考えるとこの期間は全く無駄ではなく、自己投資期間だったと思えます。この自己投資期間がない状態で無理してリスクを取っていたら、自分のリスク許容度を超えた上下動に耐えられず市場から撤退していたかもしれません。
逆にあの時投資を始めていなかったらどうなっていたでしょう。今でも私のリスク許容度は低いままで大きなリターン取りに行くことも難しいでしょうしその間相場は上昇しているのでその分の機会損失も大きかったはずです。株式投資以外にも共通して言えることだとは思いますが、まずは始めてみる。この一歩が極めて重要だと思います。

上記の通り、日々の相場をコントロールすることはできないが、リスク許容度は勉強・経験によってある程度自分でコントロールできるものです。
自分のリスク許容度に見合った投資であれば怖くない。逆に怖いのであればそれは自分のリスク許容度を超えていることなんだとおもいます。
自分のリスク許容度を知り、それに見合った額で投資を楽しみましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(__)m


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