過食は味方

いきなりですが、私は非嘔吐過食症でした。病院で診断されたとかではないのですが、どのインターネットのサイトを見ても過食症に当てはまる症状ばかりでした。カウンセリングを受けたこともあります。

てなわけで、本日は過食で毎日がつらいと感じる方が少しでも気持ちが軽やかになることができるよう、過食との付き合い方について書いていきたいと思います。

~過食発症から今に至るまで~


〇きっかけ


過食が発生したのは中学2年生のときでした。きっかけは、ただダイエットで好きな人に振り向いてほしい!という理由でで始めました。そのころの私は、

マイルールの多いダイエット

をしていました。

具体的には
甘いものは一切食べない、
ご飯は軽くお茶碗一杯まで、
20分間の筋トレは毎日。

これを守らなければという強迫観念と守れなかった時は罪悪感に負われていたので毎日がダイエット中心の日々でした。
私は陸上部に所属していたのですが、2-3時間の運動に加え、低栄養かつさらに体を追い込む筋トレはとても心と体に負担をかけていたなぁと思います。

〇始めて過食した


そして、ダイエットを始めて2ヶ月ほど経って、始めて過食をしました。
久しぶりにパンケーキを食べました。一口食べた瞬間、その甘さとおいしさが体中に電流が走ったような感覚がありました。その感覚は、今でも忘れられません。その刺激が強烈過ぎて、甘いものやジャンクなものをお腹いっぱいになるまで、そしてお腹いっぱいになってもなお食べ続けました。自分でも食欲をコントロールできないという始めての経験に本当に驚きました。その時の記憶は今も鮮明に覚えています。

〇それでもダイエットを続けた


しかし、その頃の私にはダイエットの知識も過食が起きるメカニズムを知らなかったのでダイエットを続けました。そして何よりも
「スタイルのいい自分」を手放すことが怖くてダイエットを続けました。

そして、過食が起きると

・激しい「食べたい」という気持ちが湧く
・お腹いっぱいになり、苦しいのに食べ続ける
・食べた後は罪悪感しか残らない

というような感じになりました。

〇もう限界


自分への厳しいマイルールは高校生になっても大学生になってもなくなることはありませんでした。しかし、もう心が限界だったのかもしれません。大学三年生のときに過食が起きたのと同時に、運動も学校に行くことも人と会うことも何もかもやる気が起きなくなってしまいました。
毎日お腹いっぱいになっても、ただ食べ続ける毎日でした。(お金がないと食べものを買うことはできないので、バイトへは行っていました笑)

〇カウンセリングを受ける


今のままではやばい。と思い、思い切ってインスタで見つけた方のカウンセリングを受けることにしました。過食専門の方だったので、共感してもらえることが多くありました。
今まで、誰にも相談できなかったことを始めて人に話したとき、本当に心が軽くなったし、誰かに話を聞いてもらうことで自分は一人じゃないと強く実感しました

〇一か月のカウンセリングを通して


 カウンセリングを通して

「どんなに過食で苦しくても、過食は味方であり、過食を利用して、次のステップへ進むことができる」

ということを学びました。

〇過食が起きる意味

過食が味方だなんて理解が追い付かない方、たくさんいるのではないでしょうか。
でも、考えてみてください。過食が起きたということは何か原因があるということなのです。

私の心と体は、過食を通して
・もっと栄養が欲しい
・体を休ませてほしい
・いつもダイエットのことを考えている生活はつらい

と伝えてくれていました。私は痩せるよりも前に、自分の心と体に負担をかけないダイエット方法を見直す必要があったのです。

〇今の私

現在もなお、たまに過食になるときがあります。私の場合は

・バイトや学校などで忙しいとき
・食べたいものを我慢し続けたとき
・対人関係で色々と悩んだとき
・プレッシャーを感じたとき

が多いです。

過食になったときは心と体がSOSを出しているので、タイトなスケジュールや食生活をいったん見直し、心と体の休養を優先させるようにしています。

〇過食を改善するには


心と体を休めたいけど、それ以上にダイエットをやめることが怖い、マイルールを破ることが嫌と感じる方は多いのではないでしょうか。
それは、

「完璧主義」「痩せに対する執着」「自分の体型への価値観」

が原因だったりします。

過食は上記のような「偏った思考」を変えることで改善できます。

過食は直したいけれど、自分のマイルールやダイエットすることをやめられない。という方、すごく共感できます。私もダイエットがない生活、好きなものをいつでも食べてもいい生活が考えられませんでした。
だからこそ、自分ではどうすることもできないときは、カウンセリングを受ける、自分のつらい状況を誰かに聞いてもらうなど、誰かに頼ってもよいということを忘れないでください。自分で考えているうちは見えなかったことが人に話すことで出口が見えることがあります。

〇最後に


だらだらと過食に関することを書いてしまいましたが、本当に本当に私が言いたいことは

「過食を直すことも大切だけど、過食に囚われないことが大切」

ということです。

過食を直そうと頑張っている。なのに、なかなか直すことができないと過食によって一喜一憂してしまうこと、あると思います。しかし、「過食はあなたがもっと快適に過ごすヒント」ただそれだけでしかないのです。
家族や友人、パートナーなど大切な人との時間、自分の行きたいところへ行く時間、やりたいことをやる時間、そこにはあなたが過食であろうとなかろうと一切関係ありません。だから、過食が直せないからと言って大切な人と過ごす時間、自分が好きなことをする時間を無駄にしてほしくない。一番、あなたが大切にしたい時間を大切にすることを優先してほしいと思っています。
過食はその時間を阻害しないために直すものであるのです。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
この記事が皆さんの力になることを願っています!

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