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弱さを見せるほど恋がうまくいく

はじめまして、これまで7,000人以上の恋愛相談にのってきました。
東大卒の恋愛カウンセラー、沢村えりかです。

その中でいつも痛感するのが、

「人は挫折談や失敗談を話した方が、モテる」

ということです。

「暗い話って相手を引かせないか不安…」
「過去の失敗を言いふらすなんて、ただの自虐にならない?」
——そんな声をよくいただきますが、実は逆。

適切なタイミング・伝え方であれば、マイナスなエピソードこそが二人の心の距離をグッと縮める“最強の共感エンジン”になるのです。

私自身、はじめは「恋愛の場ではネガティブな話はタブー」と思っていました。ところが相談者さんの体験談や、自分の恥ずかしい失敗を話してみたときの相手の反応を観察しているうちに、「実は失敗エピソードにはすさまじい力がある」と身をもって知りました。

今回は、その“挫折が生む親近感の法則”を、私の経験や具体的なエピソードを交えてお話ししていきます。

挫折を共有するほど“親近感”が生まれる

完璧より“同じ人間”を感じた瞬間に心が通う

恋愛相談の中でときどき、「あの人って完璧すぎて近寄りがたいんですよね」「すごく優秀で清潔感もあって、どこか浮世離れしているように感じます」というお悩みを耳にします。

実は“完璧すぎる”人には憧れと同時に壁を感じやすいんです。「自分とは住む世界が違うのかも…」「どうせ私なんて相手にされないんじゃ…」と、つい勝手に距離を置いてしまうもの。

ところが、「実はこんな恥ずかしい失敗があった」「あのとき本当に落ち込んだ」という“挫折話”が飛び出した瞬間、相手の見方がガラッと変わります。

あの堅物そうな上司が新人の頃に大失敗して怒られた話をしてくれた途端、親近感が湧いてきた——こんな経験、ありませんか?

人は誰もが何らかの挫折を抱えて生きています。だからこそ、相手の苦しかった過去や失敗談を聞くと「あ、私と同じ人間なんだ」という共通項が見えてきて、その瞬間に心のハードルがスッと下がるのです。

“完璧”を装うほど、相手に距離を感じさせる

優秀さアピールは逆に孤独を生む

好きな人の前で完璧に見せようとしていませんか?
それ、モテから遠ざかる行為です。

「相手に良い印象を与えたい!」と思うほど、
“隙のない、完璧な自分” を演じていませんか?

男性なら「カッコいい自分」だけを見せようとしていませんか?
それでは本音が出せなくなり、最悪 「偉そう」「近寄りがたい」 と思われることも。

結局、完璧を装うほど恋愛はうまくいきません。
弱さや失敗を見せるからこそ、心の距離は縮まるのです。

下記の相談事例が、ものすごく参考になるので見てみましょう!

7,000人の相談から見えた“完璧男性”の孤独

私は会社で「気配り上手」「仕事ができる」とよく言われます。周囲との関係も良好で、仕事も順調です。しかし、なぜか恋愛だけはいつも自然消滅してしまい、その理由が自分でもわかりませんでした。

振り返ってみると、大学時代にお付き合いしていた彼女に「実家が経済的に厳しかった」という話をした際、「暗いからやめて」と言われたことがありました。その一言が胸に深く刺さり、それ以来、私は自分の苦労話や悩みを一切話さなくなりました。

恋愛では相手に楽しい時間を過ごしてほしいと思い、常に明るく振る舞っていました。しかし、どこかで自分の本音を隠し、壁を作っていたのかもしれません。

そんな自分に変化があったのは、あるとき思い切って、過去の失敗や家族への仕送りに関する悩みを打ち明けたときでした。相手から「そんな一面があるんですね」「意外と普通に悩むタイプなんですね」と言われ、その瞬間、肩の力がふっと抜けました。そして、今までよりも相手との距離が縮まったように感じました。

「弱みを見せるのは怖い。でも、隠してばかりでは相手も踏み込めない。」——そのことに気づいたとき、私の中で何かが変わったように思います。

“ネガティブな話”こそ恋愛の一番の潤滑油

失敗や挫折は、二人の感情を共有するチャンス

恋愛で大事なのは、“感情のやり取り”です。ただ成功やポジティブな面だけを共有する関係だと、いつまで経っても互いの本音に触れにくく、深い結びつきに至らないことが多いです。

その点、失敗・挫折の話はあなたの「弱さ」「苦しさ」を正直にさらけ出す行為。相手がそこに共感してくれたなら、二人の心は一気に近づいていきます。

さらに相手からも「実は俺(私)もそうだったんだよね」とポロッと“隠していた部分”を引き出せるきっかけにもなるのです。

下記の事例が、ものすごく参考になるので見てみましょう!

“失敗から立ち直った話”が生み出すシナジー

私は、ずっと片思いしている女性がいます。職場の同期で、明るく気さくに話せる相手ですが、これまで恋愛の話をする機会はありませんでした。

そんなある日、大事なプレゼンで痛恨のミスをしてしまい、上司に厳しく叱られました。落ち込んでいたところ、彼女が「大丈夫?」と声をかけてくれました。恥ずかしさもありましたが、正直に「実はかなり落ち込んでいる」と打ち明けたところ、彼女も「私も以前、似たような失敗をしたことがあるんです」と話してくれました。

その意外な共通点に救われ、彼女との距離がぐっと縮まったように感じました。片思い中は、つい自分の良いところばかりを見せたくなってしまいます。しかし、ときにはこうして“弱さ”をさらけ出すことでこそ、深いつながりが生まれるのだと実感した出来事でした。

挫折を語るときに外せない“3ステップ”

ただの“暗い話”で終わらせない

もちろん、挫折や失敗をいきなり重たいテンションで語ると、相手もどう反応すればいいのか戸惑います。大事なのは“話の持っていき方”です。

私がおすすめしているのが、以下の3ステップ。

1.導入:さらっと失敗の事実を伝える
2.深掘り:当時の気持ちや葛藤を想像させる
3.結論:失敗から学んだことをポジティブにシェア

それでは実際にあった私の実例をもとに解説します!

1.導入:さらっと失敗の事実を伝える
「私、学生時代のゼミ発表でとんでもないことをやらかしたんですよ(笑)。準備せずに挑んだらフルボッコにされちゃって……。今でも思い出すとちょっと笑えます。」

2.深掘り:当時の気持ちや葛藤を想像させる
「そのときはプライドが高かったから余計にショックで。家に帰ったら泣くわ落ち込むわで、しばらく引きこもっちゃいました。」

3.結論:失敗から学んだことをポジティブにシェア
「でもあれがあったおかげで、ちゃんと準備する大切さを身をもって知ったし、『私は万能じゃないんだ』って身の丈を考えるきっかけになったんです。今でも何か新しいことを始める前には、あのときの痛い思い出がいいアクセルになってるんですよね。」

こう話すことで、聴いている相手は「その失敗、すごくリアルだな」「それでも前向きに捉えているのが素敵だな」と、あなたに親近感や興味を抱きやすくなります。

挫折を語るときに気をつけたい2つのポイント

相手を引かせないための注意点

いくらマイナスな話が強い共感を生むとはいえ、方法を誤ると「重い」「暗い」「面倒くさい」と感じられてしまうリスクは否めません。せっかく良い効果が期待できるのに、下手を打てば逆に距離を置かれてしまうことだってあります。

そこで、最低限気をつけたいポイントを2つお伝えします。

ポイント1:深刻すぎる悩みは段階を踏む
たとえば家族の重大な事情やトラウマ級の過去など、相手にとって受け止めるハードルが高い内容は、ある程度関係性が築けてから、タイミングを見計らって少しずつ打ち明けるのがおすすめ。

いきなり初対面や二度目のデートで重厚な話を出されると、相手がフォローできずに気まずくなる場合もあります。

ポイント2:責任転嫁・自虐の繰り返しにならない
「私が失敗したのは○○が悪かったから」など、すべて他人や環境のせいにする話しかできないと、相手は「この人、大丈夫かな」と不安を覚えます。

また「私は本当にダメで…」と何度も繰り返す“自虐ループ”も避けたいところです。

あくまで「過去の失敗→自分なりの解釈→今の成長」という流れで話すと、ただの暗い話にならず前向きさを伝えられます。

恋愛にも働く「プラットフォール効果」
──挫折が二人を深く結びつける理由

👉 弱さや失敗を共有できる関係が、本当の意味で"強い"

「挫折や弱さをあえて見せ合ったカップルほど深い絆を育んでいる」
— これは数多くの恋愛相談を受けてきた私が何度も目撃してきた事実です。

「プラットフォール効果」とは、人が失敗や弱さを見せることで、かえって好感度が上がる心理現象。

実はこの効果、恋愛でも強力に作用します。

完璧な姿に惹かれることはあっても、最も心を動かされるのは「この人も私と同じように傷つき、失敗することがある」と感じた瞬間。
この“人間らしさ”こそが、二人の距離を一気に縮めるのです。

恥ずかしい過去やマイナスな話こそ、恋愛を強くする

挫折や失敗は誰にでもあるもの。そこにこそ“共感”の種があり、恋愛の場では「同じ苦労を共有できる相手なんだ」と安心感を生む絶好のチャンスになります。

もちろん、いきなり深刻な話をするのはリスクがあるし、ただの自虐に終わると相手が困ってしまうこともあります。

だからこそ、今回ご紹介したように
「失敗の事実→当時の気持ち→いまの自分に繋がる学び」
という形で伝えることで、あなたの人間味や前向きさを感じ取ってもらえます。

「弱さを見せたら嫌われるんじゃないか」と怖がる人は多いですが、実際はまったく逆。自分の挫折をオープンにすることは、“親近感をもってもらうきっかけ”になるのです。

私が7000人以上の相談で何度も目撃してきたように、ちょっとした失敗談がキッカケで急速に距離が縮まり、長く幸せなカップルになっていった事例は数え切れません。

もしあなたも「自分の失敗を話すのが怖い」と感じているなら、ぜひ勇気を出して挫折エピソードをシェアしてみてください。きっと「あれ、意外と笑い合えた」「同じような体験があったと知れて安心した」と、相手もあなたも心が温まる瞬間が訪れるはずです。

挫折や失敗は、人間同士が本当の意味で分かり合うための最高の“共感装置”そう信じて、あなたの物語をシェアしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます!もし恋愛について悩んでいることがあれば、下記からお気軽にご相談ください。

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