崩れた女

私が20代前半に聞いた話。

  • 私が会社勤めをしていた頃の話。この方とは恋愛関係にあったとか肉体関係をもったとかそういう事はないですが。なぜ突如としてこんな話をしてくれたのは未だによくわかりません。でも未だに記憶に残っているし、数年に一度真剣に考えちゃうんだよね。

  • ある男の人が、あー俺、ああいう女の人好きなんだよね。俺くらいの年になると、キレイとかかわいいとかそういうのは正直どうでもよくなる。好みはひとそれぞれだけれど、なんか味のある人は好きだなあ。

俺さあ、崩れた女が好きなんだよね

は・・・何それ・・・

  • 男の人が見ている女性を私も観察してみた。今でもはっきり覚えている。正直美人じゃない。スラっと身長が高く、上はベージュのパーカー(ひろゆきが着ているベージュのパーカーに似てるあれ確か3万だった気がするw)、下はくたびれたジーパン。正直化粧は濃いw化粧が濃ゆくなると色白じゃなく、黄みがかった色に見えるんだよね。話し方とかフツー。会話の内容から歳は40代。この男の人が好きなタイプと言わなければ、フツーに景色化して気にも留めなかったと思う。

で、私が考えてみた、崩れた女(一般的に考えられる崩れた女)

雪深い村で生まれ育つ。彼女は清廉でありたいと願っている。いろんな誘惑や、好奇心、時代の流れからも目を逸らしている。なぜなら、一度スイッチが入ってしまうと止められない自分がいるのがわかっているから。もう一人の自分をなだめすかしながら淡々とした日々を送る。退屈な日常と色の無い青春。やり場のない情熱。それらをごまかすために、彼女は心の中で叫ぶ。「これが私の人生。私は多くを望まない」
そして、彼女はある男と恋に落ちる。彼女の世界は一変した。色の無い世界に自分の居場所を見つけることが出来た。愛し、愛されることで満たされる日々。自分の事も初めて好きになれた。その男は全てを与えてくれた。新しい世界。彼女は心に誓う。「私は、この人と一生を添い遂げる」そして、彼女は裏切られる。ある日、男は別の女とこの村を出て行った。彼女にとって人生そのものだった男。女としての意味、この村で生まれた運命、その全ての答えだったその男。彼女の価値はゼロになった。
そして彼女は、家を飛び出した。

globe MV Departures物語

筋書きの前半部分は私と同じだけれど、後半からは実はあまり理解できてない。・・・こんなにも男の人を愛することってできるのか。どうやったら?単に好きになって、何もなく日常のこまごましたことや仕事に対処して一日が終わる。どうやったら男の人に集中できるのだろう。あんまりわからない。多分、こんなことを考えると、私は本当に男の人を愛した事がないのだろうと思う。もうアラフィフなのでこんな恋愛をすることはないから、生まれ変わったら身も心も焦がすような恋愛がしてみたい。そして美人に生まれてみたいwww

崩れた女(これが私が想像する一番近い姿)

  • 泣きそうに見える、悲壮感満載のお顔。だけど、心の中はそうじゃない。ただ単に崩れているように見えてるだけ。

↑ 30秒くらいから泣きそうなお顔を見せる静香さん。この表情、崩れた女っぽい。

崩れた女(若い人の崩れた人はこんなひと)

私はゲス極が大好きで(意外とよく言われるw)、普段からしょっちゅう聞いている。川谷絵音さんの世界観が好き。このバンド名は確かどこかの美大生が書いた落書きみたいなもので、それを絵音さんが気に入って付けたんだったと思う、確か。
下記の女性はドラムの人。いつもデキる女のイメージだけれど、こういう表情するんだとちょっとびっくりしたお顔。The 崩れた女。
 27秒と、1:25と3:47の女の人の表情、悲しんでいるのかちょっと面白がっているのかよくわからない、そういう意味で崩れている感じがする。特に、3:47~の女性の表情は、夫に言わせると、時々私はこういう目をしていて人をじっと見ている時があるそうだ。周りから変に思われるからやめろと言われる。で、人をじっとみないように気を付けている。


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