ジャニオタとファンダムと

一昨年来、私のXのタイムラインにはジャニーズファンと思われる方たちのポストがおすすめとしてよく流れてくるようになった。
いつの誰のだったのか記憶が定かではなくなってるのだけど、劇場初日か舞台初日だったかのお祝いにファンがスタンドフラワーを贈ったという事で批判の声がジャニオタさん達から沸き起こっているのをみていた。
どうやら事務所として明確にそういった行為は禁止とされていたらしい。

以前、テレビで【ファンダム文化】というものの解説されていたのをみた事があって、ファンダムとはKpop発祥の言葉で、ファン同士が結集してお金を出し合って巨大広告を出すとか、お祝いをするとか、推しが自分の意にそぐわない、気に入らないと声に出してしっかりと批判する。とか、ファンからみた推しの存在が日本よりも遥かに近い存在らしい。

そのファンダム文化が新規のジャニーズファンによって浸透してきているように思う。

私には、昭和生まれの日本人の芸能人に対する感覚とはかなり次元が違うものと感じた。
昔、スターとは遥か高みの存在で、下から羨望の目で見つめるだけで決して身近な存在ではなく、事務所宛に送るファンレターが「わたしはここにいます」と自らの存在を示す唯一の手段だった。
(70年代~80年代には親衛隊というアイドルを守る自衛ファン集団も生まれたけど。そこはタレントとファンの関係は割と近かった)

時代は変わって令和も7年目に入って芸能人もSNSにアカウントを持つようになりかなり身近に感じられる存在になった。
その分、ファンも我儘になっているように見えてしまっている。

多分、古参のジャニオタさんなら絶対にしないであろう承認欲求にしか思えないコメントやXのポストが散見する。
ジャニオタの心得十か条にこんな一文があった。
「自分の思った通りの活動をしてくれないときもある。
その活動を受け止める事が難しいのなら、一度オタ活から離れて別の事に目を向けよう」(Xのキーワード検索で「ジャニオタの心得」参考)
その通りだと思う。
ジャニーズファンにはジャニーズファンのルールのようなものが存在する。
推しはあくまでも高みにいる存在でファンは下から黙って崇めている存在で。推しの決めた事が自分の気に入らないからと言って意見を言っていいものでは決してない。
何故なら推しにとって自分って存在はファンの1人に過ぎないのだから…



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