三笘の連続正対からの得点シーンを解説
今回は、FA杯4回戦ブライトン対チェルシーの試合の三笘選手の得点シーンについて解説していこうと思う。
サイドの深い位置でボールを受けた三笘は、27番ギュストに向かってドリブルする。その時、三笘は正対して、左右へのドリブル、パス、クロスの選択肢を持つことができている。結果的に、三笘はカットインを選択した。その時に浮きを使ってドリブルをしていることがわかる。浮きについて、詳しくは蹴球計画さんのサイトに書いてある。簡単に言うと、体勢がニュートラルになり、左右にドリブル、パスができる状態にすることをいう。
カットインした後、カイセドに対して正対する。この時、三笘はクロス、カットインドリブル、裏へのパス、など複数の選択肢を持っている。それによって、カイセドは足を止めていることがわかる。そこで、三笘は、ランプティへのパスを選択した。
ここで、注目はカイセドの後ろのスペースをカバーできていないことが見て取れる。ここは、チェルシーのミスであり、三笘がそれを利用したといえる。ここで、カイセドが寄らなければ良いと思う方もいると思うが、ここはギュストへのカバーを行っていてこれは、全チームが行う守備なので、間違いではない。
結果的に、ランプティのシュートはブロックされるが、こぼれをルターが拾い、三笘へのスルーパスから三笘が抜け出し、ループで得点と言う流れだった。
ここまでで、重要な要素が三笘の連続正対だ。常に、複数の選択肢を持ち、相手に対して正対できていることが、このシーンから見て取れる。
これは、偶然ではなく多くの選手が行なっていることであり、相手の守備を崩す時に非常に重要な要素なので、サッカーが好きな人は、知っておいて損のないことだと思う。
以上で、三笘選手の得点シーンについての解説を終わる。このような、プレー解説を書いていこうと思うので、良かったらハート押してもらえると嬉しい。ここまで、読んでいただきありがとうございます。
また、YouTubeに戦術ボードを用いて、同様の解説をしているので、良かったら見てください。
https://youtu.be/cd_mJmAAE2c?si=xCwXmfc4h7wDp9Qf