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音楽と花のことば綴り①
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かあさんは
朝の畑かな 姿なき
庭のダリアが 陽を受け笑ふ
まどろんで
鳥の声に目覚めれば
ダリアの重き こうべまばゆき
あでやかに
或いは可憐に咲き誇る
幼き吾に品格教える
幼い日の平日の朝 目覚めると家には誰もいなかった。母は畑の朝仕事、父や歳の離れた姉たちは それぞれ役場や学校に出かけていた。
いつも 目覚めると 時計の針の音だけがしじまを縫った。
頭をまわすと 傍に ねこがいて 庭のダリアやケイトウが 朝陽を受けて咲いていた。
特に ダリアは 圧倒的な存在感で 幼心ににも引くほどだった。いつも 頭をあげて凛としていた。大人になって 再会した彼女は、品種改良され それは あでやかに変身してその美しさに驚いた。
いなかの庭先のぼてっとした花が 深紅の まるで女王様のような気品と自尊心をまとって変身を遂げて。
以来 ダリアは 私の大好きな花になりました。
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「この花は?」名前を尋ねスマホ見る
今やアプリか?答えては笑い合い
花言葉 平凡 早熟 ピンと来ぬ
朱い花の情念いかに
うすももの
衣まといて陽を受けるきみは少女の可憐さにじませ
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山陰に咲きしみずいろ臆病に
風やひかりのやさしさ告げる
人知れず懸命に生くきみだから
永遠に忘れじ こころの奥に
人生を楽しみ給え
――人生を楽しみ給え ランプがまだ燃えているうちに
バラの花を摘め それらが 色褪せる前に
ひとはとかく 心配事や苦労ばかりして 茨の苦難を探し見出す
そして 道端に咲くスミレには 気づかずにいる
嵐が去った夕べには 微笑むのだ 太陽が ああ かくも美しく誠意と忠実を愛する者には 貧しい同胞に 喜んで恵む者には
満足が みずからの小屋を 堅固に築き上げるのだ行く道が ひどくせばまり 災難が我らを苦しめ 追い立てようとしても
誠実な者には 友情が やさしく 手を差しのべてくれるのだ――
人は何のために生まれてきたのだろうか。その答えは・・・人生を楽しむために。
――人間はみな限りある人生という道を歩む。そしてその道中で、喜び、苦しみ、悲しみ、などを経験する。ともすると人間は暗い部分に目がいきがちであるが、命というランプの炎が燃えている間は、たとえ苦しみに出会おうとも苦難のあとには明るい光輝く世界が待っていることを信じて人生を楽しみ、今ある幸せを噛みしめて生きることこそが大切である。――
ドイツ語圏で歌い継がれているこの曲は、戦後の日本でも一時期歌われたそうである。この歌詞が投げかけている「人生を楽しむ姿勢を持とう」というメッセージはきっと戦後の日本人の心にも響き、当時の戦争で傷ついた人々の心の支えとなる言葉となっていたことだろう。。
・参考資料
https://blog.goo.ne.jp/ybiws1992/e/30a73860413c38821700c37f3c3e853a
こんな引用文を見つけた。
もう 幾分もないよ。残された時間を 楽しもうよ。なにを くよくよしてるんだい?
そんなお手紙が、冬の朝のポストに届いた。
そして また。
さちさん 元気にしてますか?春はもうすぐそこですよ。ふたりで語り合った日々が どれだけ過ぎて行っても 変わらないで そこにるの。忘れないよ、ずっと。私は いつでもここにいるからね。すみれの花のように庭先の真ん中で見上げてるよ。いつも いつもね。一緒だよ。
うっすらと浅き春の雲の上きみのおもかげ追っては消ゆる
声聴かぬ間にきみは逝くや
そんなのないよ それでいいの?
I'd love to see you again.
あなたへ