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親と子の関係性
子供の時の辛かったり嬉しかったり、衝撃的だったりした記憶が今の自分を作ってるのだろう。
そんなふうに感じる時がよくある。
小さい頃から、お受験や習い事で忙しい日々を送り、どんな時もそばに親がいた人生だったとする。そうすると、日頃親がいない時に感じる不安が強くなったり、1人が怖くなる。さらにいつも近くで親が一緒に物事を考えていたことで、自分で何かを判断するということが苦手になる。
小さい頃から、親の喧嘩や親の悪口を聞いたりしていると、家庭を持つことに対する期待がなくなる。誰かと一緒になることに良い印象がない。
小さい頃から、親の顔色を伺いながら生きていると、誰かの顔色を伺いながら生きるようになる。人の心を読みすぎてしまって、こんなに自分以外の人のことで考えてしまうなら、1人の方が楽だと感じてしまう。
小さい頃から、親の精神が不安定だと気づく。そして、自分もそういう一面があるのだと気づくと、子を持つことに対して不安を感じるようになる。もしも、自分が子供を授かったら、私のように心を痛めてしまうのではないかと思うと不安になる。
小さい頃から、親から裏切られたり、捨てられたのではないか、と感じて生きていると、誰かを信じることができなくなる。人に頼れなくなる。
話が急に変わるが、私は、たまにもしもこの世の中がみんな優しくて、思いやりがあって、っていうように本当に平和な人々の塊になれば、何も悩むことはなくなるのではないのかと感じていた。でも、人々はみんなそれぞれ個性があるがゆえに、自分にないものを欲しがる。それに、優しいさん①と優しいさん②がいたとする。そうするとどちらも優しいはずなのの、第三者は無意識のうちに優しさを比べちゃうものだ。だから、歪みが出て平和が崩れる。
きっとそれと一緒で親も子もお互いを思ってのこともあるのだとは思う。だけど、それがうまくいかないと、人生において不具合が生じてくるみたいだ。
だからこそ、人と人は、助け合わないといけないんだと思う。人と人はぶつかり合うけど、ぶつかり合った心を癒してくれるのも人だと思ってる。だから、人生の目標として、1人でも一匹でも一体でも一個でも、自分の気持ちを話せる人を見つけておくといいなと感じた。