見出し画像

#54 【雑談】外見が実年齢に追いついた話。

私は昔から幼く見られていた。

高校生で大人っぽい友達を見て羨ましく思っていた。大学生になって自由に色んなところに行けるが、どんなお店に行っても大人として接して貰えてない気がしていた。店員さんの言葉尻が特に気になった。タメ語だったりすると、まだ子供なのかと落ち込んでいた。いつになったら大人として見られるのだろうかと。

社会人になり、お給料で自由にお金を使えるようになり、洋服やカバンに気を遣い、髪型やお化粧の勉強もした。少しずつ大人として扱われている実感が湧いてきた。

20代後半になると、大人として見られるようになった。それでも実年齢よりも5歳ぐらい若く見えると言われ、お化けだと囁かれていた。今までは若く見られることに落ち込んでいたが、それはそれで嬉しく感じる年齢になってきた。

そして、30代に入り、何か若さが削ぎ落とされる感覚になり、ザワザワとしてきた。
お腹周りにお肉がつき始め、、髪の毛のボリュームが落ちてきた、肌のハリが落ちてきた、今までの洋服が似合わなくなってきた。

出産で、その勢いに拍車がかかった。

幼稚園のママ達との会話で、他の〇〇ちゃんママが若いという話題になり、自分が若く見られていないということに気付いた。
今までなら、『〇〇さん、若く見えるー』と言われすぎていたので、それを言われないことで、
ハッと我に帰った。

私はようやく外見が実年齢に追いついてきたのだ。実年齢に逆らって外見を必死で食い止めることはしたくない。実年齢に寄り添っていければ…

いいなと思ったら応援しよう!