シリーズもの3曲目です。
これも2015年頃の曲です。
アサシンの異名を持つ毛虫をご存じでしょうか。"ベネズエラヤママユガ"というこの毛虫はその高い毒性から現地ではとても恐れられているそうです。カラフルな枝のようにも見える毛が特徴的な可愛らしい見た目をした凶悪な毛虫。そんなイメージで当時書いた曲です。
「暗い底からはい出し初めて浴びた日の灯りは体に強く突き刺さる。そこで、初めて自分に手足がない事を知った。…いや、生まれた時から私に四肢はない。なのに、なぜ四肢のある自分を想像したのだろうか。まるで、いつかの私には四肢があったような…。
四肢はないがこの立派な角のようにも見える無数の針が私にはある。これは母が私にくれた唯一の武器だ。
これからは、一人で生きていくのだ。私はこの武器と共に、この世界で生きていかなければならないのだ。…これが夢ならどれほどよかっただろう。」