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空  白 を  愛   でる

noteを書かないnoterは、果たしてnoterと呼べるだろうか。ええじゃないか、ええじゃないか。
受験をしない浪人生は、果たして浪人生と呼べるだろうか。ええじゃないか、ええじゃないか。
思考をしない葦は、果たして人と呼べるだろうか。ええじゃないか、ええじゃないか。
学歴のない学歴厨は、果たして学歴厨と呼べるだろうか。ええじゃないか、ええじゃないか。

かなり適当なことを言ってても、語尾にええじゃないか、ええじゃないかとつけるだけで、なんかそれっぽく聞こえてしまう。言葉のそういうところが嫌いだ。「人間だもの」を語尾見つけるだけでみつおが言ったであろう言葉に聞こえるのに似てるかもしれない。

何でこんなしょうもない言葉が生まれるかといえば、空白が怖いからじゃなかろうか。拙者は怖い。

タイトルには、空白を愛でよ。と書いた。これは、積極的に何もない状況を受け入れて、それを積極的に作ろう、というスタンスだ。良し悪しは一概には言えないと思うし、一長一短があると思う。
少しでも時間があるとスマホをいじってしまったり、何かしていないと落ち着かなかったりするのは何かおかしいと思わないだろうか。
何もしないことはかなり精神面の修行になるのではないだろうか。だからか知らないけれどメンタルが落ち込んでるときに何もしないでいると、かえって、メンタルが落ち込んでしまうのではなかろうか。
とはいえ、何もする気力が起きなくて体が動かないから何もしないのであって、どうすることもできないのだけれども。
空白を愛でよ、といっても、どの空白を愛でればいいんだ?と思うかもしれない。拙者的には、この世で、一番純粋な空白といえるのは、心に空いた穴だと思う。物質的に考えると真空でさえ、空間はある。しかし心の穴には、空間すらない。自分にくっついている穴だ。大事にしたいとは思うのだけれども、拙者の場合、心の穴が日々広がっていくばかりで取り留めが付かないのが現状だ。


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