昔の思い出を拾いに *゜
今は郊外(いわゆる田舎)に住んでるが
3年前は都内に住んでいた。
妊娠して子どもが生まれる年に
その場所に引っ越して、4年ほど住んで
その後郊外にまた引っ越した、みたいな流れ。
たまたま身内が、わたしが当時住んでいたマンションから、ほど近い場所に引っ越しをしたので、何だかその土地が急に懐かしくなり
急遽自由時間をもらって、ひとりでふらっとそこへ行くことに。
なんでこんなに懐かしくなるんだろう、
そんなにあそこが好きだったのかな?
確かに良い場所だったもんな〜なんてワクワクしながら
自分がなんで、こんなにもエモい(使い方あってる?w)気持ちになるのか、答え合わせしたくて
半ば衝動的にその場所へ向かった。
駅について、今まで何度も通ったことのある道、場所、お店をしらみつぶしに練り歩いた。
そしたら
子どもの可愛かった歩き方、歩くときのクセ
お散歩で休憩したときの会話、
子ども連れて買い物行って、荷物たくさんになって、必死に自転車を漕いで辛い気持ちになったこと、
旦那が病気で倒れたときのこと、
そのときの自分の心情、
いろんな思い出が散りばめられてて
歩くたびに、いろんな気持ちになって大変だった。笑
必ずしも全部の思い出が幸せな思い出ではなかったのに、
それでもわたし自身が行きたい!と思えたのは
どの思い出もわたしにとっては、大切なわたしの一部だったからかも、とブログを書きながら整理している。笑
子育てに必死で、あのときは子どもの表情をちゃんと見てあげられなかったけど、こうしてまた同じ場所にきたことで、あのとき見てあげられなかったこどもの表情を思い出せた。
仕事もしてたから、というのは言い訳だけど、ちゃんと子育てできていたかと聞かれると、自信がない。それくらい毎日が必死だった。
今はいつの間にか大きくなって、あの頃の、あのときの、あの表情をちゃんと見てあげれば良かった、なんて思うことが最近は多かったから、
今日そんな昔の映像がフラッシュバックして、こうやって出てきてくれて、
あぁ、わたし、ほんとはちゃんと見てたんだな、って気付けて、ほんとうに嬉しくて感極まって涙がでた。
旦那が病気で倒れて退院してからのことも、鮮明に思い出した。
しばらくわたしは旦那にやさしくできなくて、あんまり良い関係じゃない感じがしばらく続いた。会話でやさしくなれないから、せめてでもと、ご飯とか洗濯とかはちゃんとしよう、おいしいごはんを作って、汚れた洋服はきれいにしよう、と心がけていた。
旦那には、変わったね(もちろん悪い意味)、って言われてしまってほんとうに辛かったけど、
仕事に、子育てに、旦那の病気、色々重なって心にもお金にも余裕がなくて、それをひとりで背負い込んでしまって、どうしたら良いんだろう、っていう気持ちだった。
(今思えば、そのときに、旦那に一言助けてと言えれば良かったなって思ってる)
そんな気持ちも、場所巡りすることで
またもろに食らってしまって、心をえぐられたけど、
あの当時のわたしは、こんなに辛かったのね
そしてこんなに頑張ってたのね、
あぁ、頑張ってくれてありがとう。
あなたが頑張ってくれたおかげで、
今また旦那と和解して、家族3人で暮らしているよ、
と、当時の自分をしっかり受け止めてあげることができた。
こうやって振り返ると
100点満点の日々じゃなかったけど、
その痛み含めて、だからそこ愛おしい4年間だった
と思える。
今日はわたしが昔の自分をハグしに行く日だったのかも。