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三人称~操縦も動画もバえる素晴らしい視点~

※この記事はStormworks 第1 Advent Calendar 2024年 21日目の記事です※

*さっそく*

今年のストワのテーマはずばり「三人称視点」
何のことやら?となった人へ。自分が目で見ているがごとく、キャラクターの目から見えている景色そのもの、これを「1人称視点」と言います。

しかしこれでは車、ましてや飛行機なんて飛ばしにくくてしょうがない!というわけで自分をあたかも背後霊から見ているような俯瞰した視点で乗り物を操作することが多いと思います。これを「三人称視点」と呼び、某惑星WarThunderや多くのゲームでは自分の視野の中心に向かって乗り物は動きますし、武器もこれに向かって飛んでいくことが多いと思います。

某惑星センシャドー。
射距離の修正はあるとはいえ、基本的に視野の中心に大砲が照準される。

ではStormworksの三人称視点(乗り物搭乗時)はどうなるか??

ふふ、、みんな答えが知りたそう、、、教えてやろうか、、?こうだ!!

M18ヘルキャット:すすきーセンシャドーのために初めて作った戦車。
Simple is Bestの心意気、弾道計算は勘ピュータだ!!

ストワにおける三人称視点の中心はビークルの重心、、、正確には「プレイヤーが捕まってる操縦席のついているマージの重心」にくるようだ。これでは三人称視点で見ている方向は乗り物の陰になって見えなくなってしまい、武器を向けるには不都合極まりない。

90式戦車:三人称照準は不完全なものの、傾斜考慮の弾道計算に行進間射撃前提のFCSと、
デビュー当時はかなりの高性能を誇った

見ている角度より一定角度上を狙うように制御してもよいが、結局照準点が直感的にわからないので早撃ちはできず、ハルダウンや見上げる状況下になると乗り物の陰になってしまって照準すら不可になってしまう。
ではどうするのか、、、

シートマージの重心を上に持ち上げてしまうのだよ諸君、、、

10式戦車:90式の開発を経て完全な三人称照準技術を手に入れた。
ちゃんとスラローム射撃も可能である

要はシートを質量の大きい車体などの大型パーツから切り離し、完全な別マージにする。その上でウェイトブロック等重いパーツをくっつけて重心をずらしてやるとあら不思議。視点の中心をある程度ではあるが自由に動かすことができる。これによって上画像の10式戦車はまるで某惑星のように車体に遮られることなく前方を見渡すことができ、いろいろ頑張って計算すると「見ている方向を照準する」ことができる。

『でもウェイトブロックかっこ悪いじゃん』

その通りなのだ。何なんだあのボタンはゲオメタ
だが安心してほしい。解決策はある。そう、『虚無送り』すればいいのだ

F2キー状態の10式戦車。おや?頭上に何か浮かんでいるぞ?

虚無送りとは、XML編集でブロックを不可視の透明な状態に変更する編集のことを指す。
ウェイトブロック1個だけのデータをセーブした後、そのデーターのXmlファイルをメモ帳か何かで開いてほしい。中身を見るとr=で始まる9個の数字の羅列が書いてあると思うが、これはそのブロックの大きさやあるいは姿勢を表しているらしい。この数字を「0,0,0,0,0,0,0,0,1」と、最後以外すべて0に変更して上書き保存して開きなおすとあら不思議、、、

透明なウエイトブロックの完成だ。

零式艦上戦闘機52型:三人称視点で行っていた戦車の制御を航空機に応用した。
ちゃんと射撃も機体も視野中心に向けることができる。

これをシートマージの好きな場所に張り付ければ重心を好きなように動かすことができるようになる。ワークベンチ内で虚無ウェイトがどこにあるのか探すのがちょっと大変だがあきらめないでほしい。素晴らしい操縦環境はもうそこにあるも同然だ。あとは三角関数と視点出力の特性と乗り物の制御系とマルチ特有の非同期を研究すればいいやったね!!

ーーーーーー最後に。

フォレストシャーマン級とフライングパンケーキ
もしかしたらあり得たかもしれない海軍ツーショット

ちょっと制御の研究はとっても面倒くさい上、私よりも専門家が山ほどいるので割愛します。が!!!!
3人称での操縦は非常に便利で、制御なんて面倒なものを使わずとも撮影できる映像の幅が大きく広がります。なにより乗り物を眺めるのがもっともっと楽しくなっていく、、そんな簡単で一番大事なお話なのです。

アーレイバーク級フライトIIA 通称ササラ改級
操縦席を別マージにしたことで海面に邪魔されずに上空を見上げることができるようになった。

どうやら三人称視点での操縦技術自体は結構前から所有している方がいるようなので今更新規性はないとは思いますが、諸先輩方に教わるまで私は知らなかったので「君も多分知らんやろう!?」の精神でここに導入だけ書くことにしました。

なおバえても再生数は上がらない

さて2024年も残りわずかとなりましたが、皆様のますますのご活躍をお祈りしつつ、この記事を締めたいと思います。

Merry Xmas and Happy New Year !

きばたん


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