狂犬病についてゴリッゴリに脅される
初回の投稿の続きになるけど、インドの感染症事情は大変よろしくない。これは何処に行っても言われるわけです。
中でも、狂犬病については感染したら致死率100%だから特に気をつけなよ、とよく言われます。
私も多少は知識があったので、野良犬には近づかんようにしないとなーとは思っていました。
ただ、インドの野良犬くん達は全く覇気がなく、まあ、危なそうなヤツに近づかなきゃいんじゃね?ぐらいの気持ちでいました。
でも、この前病院で聞いた話は私の甘い考えを木っ端微塵に打ち砕くほど厳しいものでした。
第一に、インドは世界一の狂犬病感染国である、ということ。これは、まず衛生環境が大変よろしくないという点と、宗教の絡みもあり、街中に野生動物、或いは野生化した動物が身近にいるという点があるらしい。
確かに、野良牛は有名だけど、野良犬の多さも正直ビックリするレベルだったりする。
それと、それは当たり前だけど認識になかったなーと思ったのが、犬に限った話ではなく、哺乳類全般感染している可能性がある、と言うこと。
代表的なのは猫だったり猿だったり。
どうしても日本語で書くと狂"犬"病と書くので、どうしても犬だけとかんじてしまうけど、他の動物でも注意しないといけないのだとか。
感染を疑うケースにも注意が必要で、ガツっと咬まれれば当然ヤバい!となるけど、例えば甘噛みとか、ちょっと引っ掻かれて爪痕が少し残ったなーという感じでも、菌が一度体内に入ると、そこからジワジワと繁殖を続け、最終的に神経を通って脳に菌が届いてしまうとアウトらしい。
引っ掻かれてもダメとか、もう動物には近づけんやん!という感じ。
またまた医者はすぐ脅すからぁ、と思われた方、私もここまでは、はーそーですか、ぐらいだったんだけど、以下の記事を見せられて唸ってしまった。
記事によると、ノルウェーでは200年以上狂犬病の感染者はいなかったとのこと。しかし、医師の方が狂犬病をよく知らなかったというのもなかなか衝撃的。だけど、きっとそんなものなんじゃないかと思います。
ちなみに昨年、私が住む愛知県内でもお一人亡くなっているのだそうです。この方は、犬に甘噛みされたところから半年近くかけて菌が繁殖して亡くなったのだそうです。
結構身近な病気なのだと、かなり驚かされました。
そんなわけで、めちゃくちゃ脅されて帰ってきましたが、その他の感染症についても聞いてきたので、それはまた次の機会に。
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