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心折られるシリーズ その1
インド生活を続けていると、何かと不便やら不都合があったりするんだけど、その中でも屈指の心折られるエピソードを幾つか。
日本に1週間ほど一時帰国してインドに戻ってきた日。
私が使う便は、到着がだいたい夜の10時過ぎなので、イミグレやらバゲッジピックアップをすると11時頃に空港を出ることになり、アパートには一時間ぐらいで着くので自宅着は日付が変わる前後に着くことになる。
到着して、部屋のロックを開けて部屋に入る。
一応全部屋何もないことを確認。
と回り始めて…
なんじゃ!このキッチンはーーー!
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部屋に戻ってものの1分で心折られた出来事だった。
キッチンに白い砂状のものが降り注がれて、電子レンジからガスレンジから、はては床まで真っ白。
最初は何が起こっていたのか分からなかったけど、その白い粉はどうやらコンクリートが砕けたものっぽいこと、キッチンの上にあるガスレンジ真上の換気扇のダクトが通っていて、ダクトを隠すための目張りがされているんだけど、その目張りスペースの工事が適当で、換気扇ダクトを通すために壁に穴を開けた時の壁のコンクリートが掃除されずにそのまま放置されていたらしい。
さらに、私が帰国していた間に突風が吹いていたらしく、その風に乗ってキッチン内に降り注いだ、というのが顛末のようだ。
それがわかったので、まずはダクトの目張りスペースを掃除して、外の風が簡単に吹き込まないように段ボール(笑)で壁に蓋をしてガムテープで固定。
それ以降はこのトラブルは起きていない。
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このいい加減工事もそうだけど、電気の配線にせよペンキ塗りにせよ、とにかくお金をもらってやっているとは思えないようなレベルの仕事ぶりが目立つ。日本の職人さん達の仕事ぶりに慣れていると、ホント小学生でももうちょっとマシにできる子おるぞ、と思うぐらいいい加減。しかも、終わってから片付け、掃除をしない。なぜなら彼らは工事が仕事で掃除じゃないから、らしい。
なるほど、と思うこともあるが、これがインドなんだよねーとか知らんから、何より金もらってるんならちゃんと終わりまで仕仕事しろや、と思う。