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室内で育てやすい観葉植物 おすすめの5種類を紹介
観葉植物をお部屋に置いてみたいけれど、育てたことがないからどれがいいのか分からない…どんな植物を選べばいいのか迷っている方も多いと思います。
観葉植物は葉の形や樹形が多彩なのでインテリアとしても楽しめますし、リラックス効果や空気清浄効果もあるので、一家に一つは置いておきたいですよね。
こちらでは、初心者にも育てやすい観葉植物をお勧めポイントと一緒に紹介していきます。ぜひお気に入りの植物を見つけて育ててみてくださいね。
①ガジュマル
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根っこがユニークな形で人気品種のガジュマル。幸福を呼ぶと言われ縁起のいいことでも有名な植物です。
ゴムの木の一種で熱帯の常緑高木(一年中緑の葉をつける、10~15m以上ある樹木)で、植物園などでは大きなものもありますが、お店などでは小型サイズを良く見かけますよね。観葉植物の中でも育てやすいのでおすすめな植物です。
ガジュマルは高温多湿が好きな植物ですが、水はけが悪い土だと根腐れを起こすことがあるため、保水率が高い鹿沼土と水はけのいい赤玉土を混ぜることがおすすめです。
根っこの部分にお水を溜めているので比較的乾燥には強いので、お水をあげるのは土の表面が乾いてからにしましょう。
たくさんお水をあげすぎた場合は、根腐れしやすくなるので、たまに根っこを触ってあげながら、ブヨブヨしていないか確認してみてくださいね。
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暖かい時期の水やり ★★★★☆
寒い時期の水やり ★☆☆☆☆
耐陰性 ★★★★☆
土 鹿沼土と赤玉土のブレンド
寒い時期になると植物の成長もゆるやかになります。夏場ほどお水を吸い上げる力がないので頻度を減らし、控えめにあげるようにします。
②パキラ
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パキラは中南米が原産の常緑高木で、幸運や商売繁盛の意味ももっています。お店などでは小型のものから大型なものまで様々なバリエーションがあります。 成長するスピードも速いので、気づけば数十cm伸びているものもあります。
パキラには実生株と挿し木株の二種類の株があります。実生株は株がぷっくりと膨らんだもの、挿し木株はずんどうのような形です。
乾燥や害虫に強い上、丈夫で枯れにくく、ガジュマルと共に初心者におすすめな植物です。
パキラは耐陰性はありますが、極端に暗い場所よりもレースのカーテンの近くなど、明るいところで育ててあげると健康的に育ちやすいです。
暖かい時期の水やり ★★★★☆
寒い時期の水やり ★☆☆☆☆
耐陰性 ★★★★☆
土 赤玉土をメインに鹿沼土などブレンド
冬場は水やりの頻度を減らし、気温が15℃以下になる場合などは、窓側から少し距離をとった場所に置いてあげましょう。
③フィカス・ウンベラータ
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フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカ原産の常緑高木です。ハート型の大きな葉っぱが特徴で、恋愛の運気を高めてくれるとも言われています。
ゴムの木の仲間で、カフェやショップでもよく見かける人気の高い植物です。
葉っぱが大きいため、一日に一回は葉水をあげるようにしましょう。葉水を与えることで、虫の発生も防ぐことができます。
枝の成長スピードが速いため、放っておくと天井まで届いてしまうこともあるので、成長期は選定が必要です。好みの樹形になるように切るのも楽しみの一つですね。
2~3年を目安に植え替えをします。その際は古い茶色の根は切り落としてあげましょう。白い根っこは新しいものなので、注意してあげてください。
暖かい時期の水やり ★★★★☆
寒い時期の水やり ★☆☆☆☆
耐陰性 ★★★★☆
土 赤玉土をメインに腐葉土などをブレンド
冬場の水やりは控えめにします。土が乾いてから数日後位を目安にあげるようにしましょう。できるだけ室内の暖かいところに置いて冬越しをさせます。落葉することもありますが、暖かくなると新しい葉が生えてくるので心配はいりません。
④フィカス・ベンガレンシス
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フィカス・ベンガレンシスは別名ベンガルボダイジュとも言われる、イチジク属の常緑高木です。丸い葉っぱはお金の象徴でもあり、金運アップにもおすすめな植物ですが、気持ちを落ち着かせたりリラックス効果もあるとされています。
比較的成長が早い植物なので、リビングなどの広めのスペースに置いてあげます。暗い場所だと葉の色が薄くなったり葉が落ちたりするので、レースカーテン越しの明るい場所で育てましょう。
暖かい時期の水やり ★★★★☆
寒い時期の水やり ★☆☆☆☆
耐陰性 ★★★★☆
土 赤玉土をメインに腐葉土などをブレンド
冬場の水やりはひかえめに、土が完全に乾いてから2~3日後にあげるようにしてください。この時期は乾燥しやすいので葉水も与えてあげると、葉も元気に育ちやすいです。また、冬は気温が低いので水をあげるタイミング次第では葉や根をいためてしまいます。できるだけ夜をさけ、暖かくなる朝などにあげるようにしてください。
寒さにも弱い植物なので、暖房が直接当たらなくて窓側から離れた暖かい場所に置くのがおすすめです。
⑤フォッケア・エデュリス(火星人)
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フォッケア・エデュリスは、根っこがユニークな形をした南アフリカが原産でガガイモ科フォッケア属の植物です。日本語では火星人といった名前で呼ばれています。
フォッケア・エデュリスは長い年月と気候条件が整っていれば、1mくらいの大きさにもなりますが、お店で見かけるもののほとんどは直径2、3cmほどのコンパクトなサイズです。
成長期になると茎や葉っぱが成長しますが、そのままだと垂れてくるので、支柱などで補助してあげて巻き付けても楽しめます。
暖かい時期の水やり ★★★★☆
寒い時期の水やり ★☆☆☆☆
耐陰性 ★★★★☆
土 赤玉土をメインに腐葉土などをブレンド
フォッケア・エデュリスは寒さには強い方ですが、冬場はできるだけ窓側をさけて暖かい場所に置くようにしてあげてください。
①あると便利なアイテム 水さしチェッカー
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サスティーは水やりのタイミングが分かりづらい時におすすめです。使い方も簡単で、土に挿してお水をあげると色はブルーに変わりますが、乾くと白に戻ります。土の中が乾いたそのタイミングでお水をあげると、お水のあげすぎの心配がなくなります。
サイズもS、M、Lの三種類あるので、鉢の大きさに合わせて変えられるので使いやすいですね。色もホワイト・グリーン・ブラックの三色から選べるので、こちらも鉢の色に合わせることができます。
②あると便利なアイテム 栄養剤
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暖かくなる五月から九月は植物の成長期です。この時期に栄養を与えることで植物がより元気に成長することができます。
こちらの液体の肥料は土に挿しておくだけで浸透していくので便利です。成長期には月に一本くらいのペースで与えてあげてください。
③あると便利なアイテム 育成ライト
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本来植物には太陽が必要ですが、室内で育てている観葉植物を外に出した場合、日光が強すぎたために葉が焼けてしまったり虫がついてしまう恐れがあります。お水や栄養をあげていても元気がない時には、育成ライトがおすすめです。
まとめ
今回は室内で育てやすい植物と、植物を育てるために便利なアイテムを紹介しました。
植物と付き合い始めて四年経ちますが、うまく育てることもあれば、そうでない時もあり、まだまだ試行錯誤の日々が続いています。それでも家に帰って緑があるとホッと一息つける気がします。
ぜひみなさんも、家に観葉植物を取り入れてみてくださいね。