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【音楽】kiss the gambler241220武蔵野公会堂

とても良いコンサート(ライブ)だったので、逆に上手く書けるかだけどそれもひっくるめて残しておこう。
バンドっぽい名前だがピアノ弾き語りのかなふぁんのソロプロジェクト。
kiss the gambler(以下キスギャン)を初めて聴いたのが2年ほど前『サマーサンライズ』のPVがきっかけ。
テレビの歌番組で紹介されたりチャートに入る曲調な感じではないけどポップさもあって印象的な曲で、それから弾き語りライブにも行ったりしながら、今回バンドスタイルということで3回目のライブ。
武蔵野公会堂というピアノ発表会のような規模の会場に
ライブハウスっぽい若い子から私くらいの中高年世代と年代も幅広く、意外だったのは小学生くらいの子と親子で来ている人もいて客層も幅広い。
開演でバンドメンバーと一緒に登場。会場に合わせてドレッシーな衣装。
1曲目は新ミニアルバム1曲目のイントロが軽快な『新しい部屋』。
曲間のMCもぎこちなくて、曲紹介は曲名を一本調子で紹介したり、ヘンな間で水飲んだりするのが、かなふぁんワールドで会場も良い雰囲気。
最後は一度やってみたかったと照れ臭そうにコールアンドレスポンスを促し観客全員で『ペペロンチーノ』と応える。
音響もバンド演奏もとても良くて、特にベースの音と演奏がとても素晴らしくアンコールの1曲までホントに良いコンサートだった。

改めて自分にとってキスギャンの魅力ってなんだと考えると『懐かしさ』の独自性なのかもしれない。
主体的に聴いていた音楽ではなく、学校の音楽の時間に歌った童謡や
家で一人で留守番しているときに何となく観ていた子供番組の主題歌や
下校時間にいつも流れていたメロディーだけの曲の様な世界観。
上手くまとまらなくて自分でも何を言うべきかわかっていない中で少し不安げだったり楽しそうだったりな親しみやすい歌詞。
声変わり前の少年が合唱で唄う様なボーカル。
大人が懐かしく振り返る青春は高校くらいで、それがど真ん中のアオハルなんだろうが、キスギャンの懐かしさはアオハル前の14歳くらいの印象。
大人でも子供でもない頃。
キスギャン、かなふぁんの声と曲はこの14歳の様な不安定さが一番の魅力。
な気がする。

子供番組や映画で良い感じの主題歌を作って、キスギャンって知らない人が口ずさんだ曲が、あ、そのキスギャンの曲、良いよねーっていう感じになればと勝手に想像したりする。
早くセトリ公開されないかなと思って検索していたら春にワンマンライブを
江の島でやるみたい。