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103期を偲ぶことは悪じゃない【蓮ノ空】
蓮ノ空の転換期を迎えて
2024年4月13日、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ104期生のお披露目発表がありました。
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さらにその翌日、新メンバーのキャストが初出演する生放送が行われ、改めて新体制の蓮ノ空始動が発表されました。
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新しいもの好きな私は、104期生の可愛さや初々しさに悶絶すると共に、既存メンバーとのバランスを見て「そう来たか!」と唸らされました。
しかし、XのTLを眺めると、私のように気持ちを切り替えられている人は全体の半分くらいでした(データが偏っているので、統計的な意味合いはありません)。
最初は「また荒れるのかな」と心配しましたが、TLをよく見ると「104期生に入って来ないでほしい」「104期生嫌い」といったポストはほとんどないことに気付きました。
どちらかというと「103期としての〇〇(曲名)もう聴けないのか…」といった系統のポストが多かったです。
これまでラブライブ!シリーズは新メンバーが加入する度に炎上していましたが、今回のファンの反応は今までと毛色が違うように見えます。
「新メンバーが入ってくることに対する怒り」ではなく、「103期が終わってしまうことに対する寂しさ」が表れているのです。
こうした反応を見て今さらながら、「104期生を歓迎する感情」と「103期の終わりを惜しむ感情」は両立し得るということに気付きました。
だから、103期の終わりを惜しむ人たちを「空気読めてない」「103期原理主義」と断じるのは違うと思います。
これを読んでいるあなたが103期の蓮ノ空にこだわりを持っているのだとしたら、その気持ちは絶対に間違いなんかじゃありません。その気持ちを大切にしてあげてください。
6人の蓮ノ空にしかない雰囲気や文脈は確かにあって、それは確実に終わりを迎えたのです。喪失感を覚えるのも無理はありません。
誤解がないように断っておくと、9人の蓮ノ空が6人の蓮ノ空に劣る、と言いたいわけではありません。むしろ人数が増えたことで表現の幅が広がり、蓮ノ空はますますパワーアップすると期待しています。
それはそれとして、6人の空気感を惜しむ気持ちは湧いてしまうものです。特に、メンバー同士の関係性を売りにしている蓮ノ空ですから、人数という要素の影響は小さくないでしょう。
ただ、終わりを悲しむあまり素敵な出会いの機会までふいにしてしまうのは勿体ないと思います。気持ちの整理がついていない人も、蓮ノ空を見守ることは続けてほしいというのが私の願いです。
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気持ちの整理にかかる時間は人それぞれなので、104期の盛り上がりについていけてない人がいるのは当然のことです。そういう人の疎外感や苛立ちは察するにあまりあります。
お役に立てるかは分かりませんが、そういう人向けに、気持ちを整理する効率的な方法をご紹介します。
【思ったことを書きまくる】という方法です。
何に書いても構いません。チラシの裏でも、ノートの切れ端でも、このnoteのコメント欄でも何でも良いです。
珠玉の名文を書く必要はありません。それどころか、正しいことを書く必要すらありません。周りから共感を得られないような内容であっても、思ったことをひたすら書きます。論理性なんてクソ食らえで、説得力皆無の支離滅裂な文章上等です。
とにかく思ったことを書いて書いて書きまくって、書くことが何も思い浮かばなくなるまで絞り尽くします。この時点で割とスッキリしますし、書いたものを見返すことで自分の心の内を冷静に見つめることが出来ます。
この方法でなくとも、気持ちを整理できればなんでも良いです。一人でも多くの蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんと一緒に、新しい蓮ノ空を応援できたらと願います。
終わりに
こんなこと言えた身分じゃありませんが、今回の件を受けて、私は以前よりも蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんのことが好きになりました。
104期の盛り上がりについていけてない人も、その苛立ちを周囲にぶつけることなく、粛々と103期の終わりを飲み込もうとしていたからです。とても理性的で、タフだと思います。
蓮ノ空が "スクール" アイドルである以上、変化するのは自然なことです。しかし、全ての人間が同じスピードで変化に適応できるわけではありません。
もし周囲と自分の温度差を感じて辛いのであればSNSから離れるのも手です。周りと同じ感想を抱く必要はありません。
蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんが各々のペースで推し活できることを願って、この駄文を結びます。
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