蓮ノ空の新メンバー加入に備えよう
1. 今でしょ!
この記事は、いずれ起こるであろう、蓮ノ空の新メンバー加入による界隈の動揺を和らげるため作成しました。
来るか分からないのに、新メンバーのこと気にするの早過ぎじゃない?
と思われたかもしれませんが、
私はむしろ、この話をすべきタイミングはまさに今だと考えています。
なぜなら、一度騒ぎが起これば、それを鎮めるのは容易ではないからです。新メンバーの存在が不確定なうちに心構えを促し、新メンバー発表時に起こる無意味な混乱を少しでも抑えられたらと思います。
これまでにラブライブでは新メンバー加入の機会が4度ありました。1度目は虹ヶ咲学園の三船栞子、2度目はミア・テイラーと鐘嵐珠、3度目はliella!の2期生、4度目は同じくliella!の3期生…
毎回炎上してるの、流石に馬鹿っぽくないですか?
虹ヶ咲についてはスクスタのストーリーの問題もありましたから分からなくもないですが…
とはいえ、新メンバー加入を嫌う気持ちも分かります。
「完成されたものに余計な要素を付け足して濁らせないでほしい」
という考えは理解出来ますし、その感じ方を否定するつもりはありません。
ただ、そこで思考停止してしまうのは勿体ないと思います。少し視点を変えてみれば、今の形に拘りのある方でも「新メンバー加入」という特大イベントを楽しめるようになるからです。
この記事は、新メンバーの声優を守るために書いているのではなく、むしろ新メンバー加入で楽しめなくなってしまうファンのために書いています。
従って、ここでは「新メンバー加入の明確なメリット」「新メンバー加入イベントの楽しみ方」の一例を示したいと思います。
ここまで新メンバーが来ることを前提に話を進めてきましたが、「そもそも新メンバーは本当に来るのか?」という疑問もあると思います。
結論から申し上げると、新メンバーは8割方来るだろうと予想しています。
その根拠を次章で提示させて頂きます。まあ、来なかったら来なかったで誰も損しませんし、その時は私を笑ってやって下さい。
2. 新メンバーが既存ユニットに入る可能性
新メンバーが来る可能性が高いと考える根拠は以下の通りです。
活動記録第13話のオープンキャンパス
リンクラのコンセプト
【コットン=ユートピア 日野下花帆】のボイス
一つ目の根拠は、オープンキャンパスの様子です。蓮ノ空は特に小さい学校というわけでもなく、オープンキャンパスに人が集まっていたことからも、新入生はそれなりの数来るだろうと推測されます。どこぞの学校と違って廃校の話も出ていませんし…
「部室棟奥の存在すら忘れられかけている部活」とかならいざ知らず、オープンキャンパスで存在感を示しまくったスクールアイドルクラブに対して誰も関心を持たない、というのは無理があります。ツバサ・ラ・リベルテくらったんでしょ。
二つ目の根拠は、リンクラの「リアルな時の流れを描く」というコンセプトです。言うまでもなく、学校において時の流れを象徴するイベントは「卒業」と「入学」になります。
出ていく人がいれば、入ってくる人もいる。それが学校というものです。それを描かずして何が"スクール"アイドルか。リンクラはそうした変化を真面目に描こうとする気がします。新入部員加入イベントは無視出来ないでしょう。
三つ目の根拠は、【コットン=ユートピア 日野下花帆】の二回目の特訓ボイスです。内容は以下の通り。
あくまでも夢なので、新入部員の存在が確定したわけではありません。ただ、このボイスの注目すべきところは、新メンバー・花帆・梢の三人でパフォーマンスをしているという点です。
素直に解釈するなら、新メンバーはスリーズブーケに入っていることになります。つまり、新メンバーは新たなユニットを作るのではなく、既存のユニットに入る可能性があるということです。
実はもう一つ手掛かりとなるボイスがあります。【Reflection in the mirror 日野下花帆】の一回目の特訓ボイスです。内容は以下の通り。
こちらも素直に解釈するなら、伝統のユニットは3つだけのようです。よって、新メンバーが蓮ノ空の伝統をぶっ壊すようなアグレッシブな性格であれば新ユニット結成もあり得ますが、そうでなければ既存ユニットに入ることになります。
ここまで読まれた方の中には「新メンバー加入は良いけど、既存ユニットに入るのはちょっとなぁ…」と感じている方もいらっしゃると思います。ただ、ここまでは既出情報から組み立てた推測に過ぎないですし、そもそも新メンバーが来ない可能性もあるので、一旦落ち着いて頂ければと思います。
新メンバー加入には一つ大きなメリットがあります。次章では、そのメリットについて説明させて頂きます。
3. 広がる蓮ノ空の世界
見出しにも書きましたが、新メンバー加入による最大のメリットは「蓮ノ空の世界が広がること」です。
ラブライブシリーズは「メンバーの成長」が物語の中心に据えられています。活動記録を振り返ると、基本的に「メンバーの悩みや暗い過去の提示→解決」という構成になっていることが分かります(息抜き回の第11話と、ネット禁止という外的要素が中心となっていた第14話が数少ない例外)。
歴代シリーズのアニメについても、お当番回で各メンバーを成長させ、その他の回でグループとしての成長を描くことが多かったはずです。
良くも悪くも、ラブライブの物語はメンバーの周りでしか展開しません(その傾向はメンバー以外の登場人物の少なさという形で顕著に表れています)。それはつまり、「メンバーの人数≒物語の広さ」となっているということです。
蓮ノ空ではドルケの二人の悩みはほとんど解決されてしまっています。よって、スリブかみらぱの課題解決で物語を展開させることになりますが、1人に1カ月ずつ割いても4カ月分のストーリーにしかなりません。
そうなると、残り8カ月分のストーリーは、ネット禁止令のような外的課題を用意するか、メンバーの誰かに不幸を起こして新たな課題を作るか、の二択になります。いずれにせよ、少々くどい展開になることは否めません。
以上のようなことを考慮すると、物語を新たな方向へ展開させる上で、新メンバーの存在が必要になってきます。
「そうは言っても、新メンバーの掘り下げより既存メンバーの掘り下げを見たい」という人も一定数いると思います。
私は、既存メンバーの掘り下げという点でも、新メンバーがプラスに働いてくれると考えています。なぜなら、蓮ノ空はメンバー同士の関係性に重点を置いた描き方をしているからです。
以前の記事でも書きましたが、蓮ノ空のメンバーは互いが互いの一面を引き出す鍵になっています。落ち込んださやかが花帆の包容力を引き出したり、慈が梢の負けず嫌いな性格を引き出したり…組み合わせによって各メンバーの様々な表情が見られました。
新メンバーが加入するということは、新たな鍵が加わるということです。新しい化学反応によって、既存メンバーの隠れていた一面が見られるかもしれません。
これまでの活動記録を読む限り、ライターさん方はキャラ同士の関係性をかなり深く練っているようなので、新メンバーが巻き起こす化学反応には期待しています。
また、新メンバーによって既存メンバーを描く尺が削られてしまうという懸念もあるかと思いますが、リンクラはアニメよりも遥かに尺があるので、そこまで心配する必要はないと思います。
新メンバーの存在は蓮ノ空のストーリー・キャラクター像の両面を展開させてくれます。まさに蓮ノ空の世界を広げる役割を担ってくれることでしょう。
4. コンテンツを俯瞰する楽しみ方
「何を言われようと、どうしても新メンバーは受け入れられない…」という方もいらっしゃると思います。それは仕方がありません。
そのような方には「コンテンツを俯瞰する楽しみ方」をオススメします。一つ例を示しましょう。
私は、スリーズブーケの梢と花帆の関係が好きです。だから、新メンバーがスリーズブーケに入ってきて、二人の間に挟まることには抵抗があります。しかし、私の結論は「スリーズブーケに新メンバーが入らないで欲しい」ではありません。その一歩先を考えています。
私の結論は「今の完成して見えるスリーズブーケにメンバーを足すとしたら、どんな子を入れるだろう?」です。
前述の通り、蓮ノ空はメンバー同士の関係性を大切に描いています。よって、新メンバーは既存メンバーの関係性を壊さないように細心の注意を払って設計されるはずです。それがどのようなキャラになるのか、私には想像もつきません。だからこそ楽しみに感じています。
そして、実際に登場した新メンバーが上手く機能しなかったとしても、私の楽しみは終わりません。「なぜ失敗したのか」「なぜこのようなキャラを設計したのか」ということに思いを巡らせます。
私は蓮ノ空の世界だけでなく、「Link!Like!ラブライブ!」というコンテンツの展開そのものを楽しんでいます。これが「コンテンツを俯瞰する楽しみ方」です。
一つのコンテンツを長く楽しむコツは、自分が最も楽しめる距離を意識することです。楽しかったら近づき、辛くなったら離れる。「コンテンツを俯瞰する楽しみ方」は距離をとった時の楽しみ方です。
人によって好みは千差万別ですから、自分の望んだような展開にならないことはよくあります。その度に不満を垂れ、肯定派の人と殴り合っていたのでは疲れてしまいます。
望む展開にならなかったとしても、「何故作者はそういう展開にしたのか」「物語をどちらに展開させたいのか」「最終的な着地点をどこに見据えているのか」といったことを想像するだけで無限に楽しめます(考察したことをnoteに書いてもいいかもしれません)。
コンテンツを俯瞰する楽しみ方は「コンテンツの成否に関係なく楽しめる」という絶対的な強みがあります。物語にのめり込んでいる人ほど、望まぬ展開に対するアレルギー反応は激しいので、強い抵抗感を覚えた人は一度物語から距離を置いた方が良いです。
幸いリンクラはかなり挑戦的なアプリなので、コンテンツとして眺めても非常に面白いです。勿論、常に俯瞰している必要はなく、心が落ち着いてきたらまたのめり込めばいいです。私自身、キャラに共感するような楽しみ方もしています。
状況に応じて蓮ノ空との距離を臨機応変に変化させることで、リンクラを"消費"してしまうことを防げます。
5. 試される好き好きクラブ
数か月後、蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんの民度が問われることになるかもしれません(個人的に民度という言葉は好きではありませんが)。
私としては、そろそろラブライブでも新メンバーが軟着陸できるようになって欲しいと思っています。蓮ノ空の初イベント「Dream Believers」のなっすちゃんのMCを聞いたことがある方はご存知かと思いますが、蓮ノ空は一度軟着陸に失敗しています。
もう一度同じことを繰り返すか否かは私たち次第です。
軟着陸の成否は、製作サイドの寄与も小さくありませんが、ユーザー側の雰囲気によるところが大きいです。そういった意味で、この記事が蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんの雰囲気を和らげることに貢献出来たら幸いです。
とはいえ、こんな記事の影響は微々たるものでしょう。結局、お気持ち表明する方は絶対出てきます。こればかりは仕方がないので、見かけてもスルーするつもりです。
そもそも新メンバーが来るかどうかも分かりません。来ないなら来ないでも良いと思っています。新メンバー無しでどうやって物語を展開させるのか、それ自体が興味深いからです。
なんにせよ、この記事が新メンバーに対する心構えをする上で、あなたの手助けになれることを願います。
よろしければハートマークのボタンを押して頂けると、私のところに通知が来るので、「こんな駄文でも読んでもらえたんだな」と筆者がひっそり救われます。気が向いたらで構いません。
それから、以前の記事でスキボタンを押してくださった方々にお礼申し上げます。冗談抜きに、この記事の執筆においても励みになりました。
それでは、良き蓮ライフを!!