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蜂蜜に濡れた月

深夜の公園のベンチで本を読んでいた。
ふと思い立った衝動で今この文章を書いている。

月が大好き。星も好きだ。街頭も好きだった。暗闇で光るものが好きだったんだと思う。
猫が好きだった。犬も好きかも。
映画も好きだ。読書や音楽に比べると少しだけ劣るけど。モネの絵も好きだ。無限を感じるから。人の手が好きだった。大好きな人の手だったら尚更いいね。人と抱き合っていると安心した。安心感に依存していたのかも。
愛とか好きという気持ちに夢中で生きていた。これからもそうありたい。

暗闇で光るものは儚くて綺麗だ。
触ったら消えて無くなってしまいそうな繊細な誰かの心にあるキラッと光る小さな信念も大好きだ。消えてしまう前に少しだけ覗いてみたくなる。それはちょっとほろ苦くてやっぱり儚い。

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