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夜空と似ている昨日の映画と

「夜空が綺麗だから少し空をみよう」
そんな一言で勇気づけてみる。

と綴った歌を昔作った。

昔の映画館は「〇〇座」例えばオペラ座、オリオン座のように星座や星の名前を付けていたみたい。なぜだろうって考察してみた。

真っ暗な夜空で光る星の煌めきに感動したり心が揺れ動く僕も、真っ暗なスクリーンで光る点滅に涙したり感動する人達も同じなんだな。と思ったんだ。昔の人達は僕らが想像する以上にとってもロマンチックな感性で息をしていたのかもって興奮したのを覚えている。

僕がどれだけ人を元気づけようと思おうとも、魔法のような言葉を放とうとも、夜空の綺麗さやあの名作に勝る、煌めく一瞬の宇宙の爆発のような衝撃は生み出せないのかもしれない。そんなことを思って作った歌でした。

自分の感性が世界の常識とズレているように感じ落ち込む時なんてたくさんあるけれど、時々自分の感性を誇らしくも思う。

山本周五郎が さぶ という本の中で
「おまえは気がつかなくとも、この爽やかな風にはもくせいの香が匂っている、心をしずめて息を吸えば、おまえにもその花の香が匂うだろう」と書いていた。
僕らにしか見えない世界で耳をすませて一緒に息をしよう。
きっと違う世界が見えるよ。みんなにもね。

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