考察 アメリカのバレエ界は闇が深い?
アメリカでプロになるには「コネが最有力」と、動画で語っていたヤマカイ。
第三者から見て実力のない者が、不公平なつながりでバレエ団に入団できるのが最有力というのは闇が深い、と。
それは彼のいるアメリカだけ?
日本もそうなの?
日本語では「コネ」は悪い意味で使うほうが多いですよね。英語では? スペイン語では? バスク語では? どうでしょうか。
ヤマカイは悪い意味で使っていました。
「プロバレリーナになる方法を4つお話します。【理不尽すぎる就活】」176,729 回視聴 2019/11/14
サムネイル「上手くてもプロバレリーナにはなれません」これも、釣りサムネですよね。「これ実はバレエやってる人ですら知らないんですよ」というのは、アメリカに来たばかりの過去の自分自身のことでしょうか?
「理不尽すぎるバレエ界の就活について」
冒頭や開始まぎわでは「実力があってもプロバレリーナになれない」という語り口で、インパクトを強くしています。動画を最後まで見るとやっと、「うまいだけじゃなく、つながりがないとプロバレリーナになれない」という言葉が出てきます。
相反することをひとつの動画のなかで述べるヤマカイ話法です。
バレエ団に入るには、4つの方法がある、と彼は言います。(※は私の考察)
1,コネ
バレエ団に入る一番確率の高い方法はコネです。
このコネの例でいうとパレエスタッフが親だったり、バレエ団の友達の紹介で入れてもらうとか、彼女が団員だから彼氏もバレエ団に入れてもらうとか(※これはヤマカイの実例のよう。テキサスのバレエ団にネレアさんは正団員、ヤマカイは最初の一年目は正団員ではなかった)。
あとはそのダンサー時代にそのお友達だった先生同士の繋がりとかでバレエ団に入れてもらうのとかがあります(※これもヤマカイの実例?)。まあコネが一番有力っていうのは結構やばいですよね。これは世界トップクラスのバレエ団でもよくある話なので闇が深いですね。
2,バレエ団附属学校で学ぶ
3、プライベートオーディション
4,オープンオーディション
ヤマカイは総じて、「闇が深い」と称しています。
彼はコネでいまのバレエ団や、その前のバレエ団に入ったので、実力がある人がはいあがっていく世界を知らないのかもしれません。
彼は実力がないにもかかわらず「日本のバレエ界を変える」「バレエを広める」と大風呂敷を広げていたことが、今回の炎上で明らかになってしまったし。
ヤマカイの見た世界→コネが強い世界
ヤマカイが見ることのなかった格上の世界→ほんとうの実力ではいあがってきたバレエダンサーのつくる舞台
こういうことじゃないのかな、と思うのです。そうなると、彼の存在自体が「闇が深い」ことになるのですが。。。
他のプロバレリーナは、オーディションのノウハウや、自分の苦労話、反対にラッキーだったことを動画で語ってくれています。
誰も教えてくれないバレエ団オーディション攻略法|Ballet Audition Tips that no one told you about!
1,656 回視聴
2021/08/26
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アメリカのバレエ団のオーディションを受けるにあたってやっておいた方がいいこと。
「上手な人が必ずその時評価されるわけではない。小柄な人がやめたあとだと長身でうまいひとが受けても落とされることもある。受かるかどうかは、タイミングもある」
ヤマカイは、なぜ自分のオーディションの苦労を伝えずにいきなり「闇が深い」という結論を宣伝するのか?
もしかして、オーディションをあまり受けていない?
そもそも、受けたことがあるのか?ヤマカイは公表しているのは173cm。アメリカでは、低い。
オーディションを少しだけ受けてみて、すぐ諦めてしまったのではないか?
あるいは、オーディションを受ける前の段階で身長ではじかれてしまったか。
ボリショイスクールの教育を「洗脳」と言ったネレアさん。もしかして、背が低くくて評価されなかったことを恨んでいる? 彼女は155cm。
だから格上ダンサーのヒューマとレイナから苦言を呈されたら、逆恨みして攻撃した?
実力も肩書きも所属も、かなわないから。せめてYouTubeの世界がもつ数の力で勝ちたかった?
YouTuberのプライドを示したかった?
ファンがこれだけいるんだ、自分たちには、と見せつけたかった?