ジュエリー・ハーツ・アカデミア 感想
Nintendo Switch版『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』をプレイしたときにポストした感想をまとめただけの記事です
主に自分で見返す用
感想ポストまとめ
以下の文章は批評空間に載せた感想をコピペしたものです
あれだけ仲が悪くバラバラだったペガサス組のみんなが成長し変わっていき団結していった姿には大きな感銘を受けました
そして叙述トリックも衝撃的でしたね
彼らが変わっていく最初のきっかけとなったシャーロット先生
死してなおも遺志(ジュエル)によって最後まで生徒に力を与え導いた本当に偉大な先生です
(先生の言葉を見返しながら書いていますが泣けてきますね……)
そんなシャーロット先生を失くした絶望からいち早く立ち直ったのがベルカ
「生きるために足掻いて、もがいて……それが自然」
ベルカはアリアンナのことを救ったソーマのことを格好良かったと言いましたが私からしたら全く諦めることなく前を向く彼女の姿こそ格好良いと思いました
ただベルカの良さは格好良いところだけじゃないんですよ
デート中のベルカ可愛いですよね!
意外と独占欲が強いタイプなようで
いきなり腕を組んでくるとは大胆……
夜の店の女性に嫉妬したかと思えばソーマのことを"満足させられるように"頑張ると言うわけで……
え、もう好きなんだけど!
男心を鷲掴みにされましたね
そしてペガサス組の6人がお互いにかけがえのない友達同士となったメアの争奪戦
本心からのもの、本心でないもの、それら様々な感情のぶつけ合い
「だから――友達ってのは――喧嘩するもんなんだぜ!!」
熱い友情に涙が止まりませんでした
誰かとの繋がり、メアが認めた価値を私も大切にしたいと思いました
そしてゲゼルマンは絶対に許しません(右手が危うく画面にいくところでした)
それはそれとして、変彩(シャトヤンシー)後のメアが可愛すぎないですかと!
辛辣なメアも良かったんですけど、みんなのことが大好きになったメアも愛おしい!
「――たっち! カーラが鬼だー、逃げろ〜!」
すっかり無邪気になっちゃって、可愛い!
素直に好きって気持ちを伝えるようになったところも良いですよね〜!
そんなメアが好き!
……真面目な話に戻ると、このメアこそペガサス組の友情を象徴する存在なのでね
今後ともマスコット枠として可愛がられていてほしいです!(どこが真面目な話なのか……)
ルビイ、メイナート、キルスティン、ギメルロード、彼らメドゥーサがしてきた行いは間違いで肯定してはいけないことです
ただ、彼らの過去と芽生えた意志を知って色々と考えることはありました
もし自分が彼らと同じ境遇にあったらどう考えどう行動したのだろうかと
メドゥーサはヴァンパイアに酷いことをしてきましたが、ヴァンパイアも人間に酷いことをしてきたわけですからね
今作で種族の問題として描いていたものを人種の問題として置き換えれば現実世界と照らして考えることもできます(弱肉強食的な要素もあるので完全に置き換えられるものではありませんが)
そのあたりも語りたいところですがゲームの感想から逸脱してしまうので……代わりにルビイの魅力を語りますか!
ルビイ、存在がエッチだよね……
胸とか太ももとか何なんですかねあれ?
制服姿でうつ伏せになってるだけのCGが何であんなに魅力的なのか
それでいてソーマには無防備で、からかってきたり誘ってきたり……
うーん、これはR18版買うべきでしたかね?(笑)
ソーマも人間としてヴァンパイアに強い憎しみの気持ちを持っています
ソーマはメドゥーサのようにヴァンパイアを滅ぼそうとまでは考えませんでした
ただ恐怖と憎悪の気持ちを隠しながら学園生活を送っていました
その気持ちが溢れペガサス組と衝突するシーン
ここも泣いてしまうほど感動的なシーンでありつつ考えさせられるシーンでもあります
何事にも例外はあると
どんなに憎い種族にも個として通じ合える人がいるかもしれないと
極端な考えを持つ人が増えている現代においてこのメッセージは価値があると思います
現代社会へのメッセージとしてはノア王女のの演説も印象的でした
「細かなズレほど気になるものだと、……」
「……理解しがたい部分があるから『違う生き物』だとして遠ざけようとする」
ノア王女の言葉は私の外国人への認識を指摘されたようでグサリと刺さるものがありました
種族が手を取り合う理想を語る中で提案した新たなる社会の枠組み
これが驚くもので、各国で種族を完全に区別するというものでした
これだけなら分断を決定的なものにするだけですが、同時に3種族が結集するアトラス共和国を提案します
現実的に見て簡単に融和が実現できるわけではないことが分かっているからこそ緊急避難的な措置として一度完全に分断
その後無理をせず手を取り合う未来を少しずつ実現させていこうという考えに基づく提案
このノア王女の演説から学ぶべきことがありますね
問題があるからといって排除するだけではいけないですし、差別はいけないとして現実を無視した受け入れを推し進めるべきではないのだと私は思います(何の話をしているかは想像していただければと)
そんな素晴らしい演説をしたノア王女を襲った凶弾
なぜこんなことに……?
どのような理由があろうと許されることではありません
「人の死ってやつはさ……平等じゃないんだよ。残念ながらね」
強く激しく憤ったということだけ書き残しておきます
私なんか所詮傍観者ですがマークスとヴェオが抱いた悲しみと怒りの気持ちは推し量ることすらできないくらいのものだったのかもしれません
彼らの拳と感情のぶつかり合い、そしてノア王女の遺志による癒し、感動したなんて陳腐な言葉しか出てこないのがもどかしい
様々な思いを抱えて前を向く彼らを心から応援したいと思いました
ケイトが生み出したアリアンナの望む世界
争いのない世界を望んていたはずなのに皆の希望を叶えるために決闘を容認する本末転倒ぶり
シャーロット先生たちが生きているということだけが救いな理想とは言えない世界
そんな世界に閉じこもりたいと思うほど自分の運命に苦しんだアリアンナ
ダイヤモンドという特別な意志を抱いた彼女の苦しみを完全には理解できないかもしれませんが、自分の考えや欲求が本能によるものなのか意志によるものなのか悩むことは私にもあります
「大丈夫だ。本当の君は、そこにいる」
そう認めてくれる人がいてくれるのはありがたいことですよね
アリアンナへの告白シーンでのソーマの発言
「僕だって男子だから。可愛くて、優しくて、そばにいてくれる女の子に惹かれるのは……その」
「当然?っていうか……なんだ。アリアンナが疑問に思うようなことじゃ、ないんだよ」
完全に同意です!!
アリアンナがもし学校で同じクラスだったら絶対好きになっていたと思います
ギメルとの決戦で明かされたエピソードχの真相とメテオライトの真の持ち主
そしてギメル本来の意志
そういうことだったのかと……
ギメルの意志の強さには心から尊敬します
どうにかギメルを倒して終わりかと思いきや……
おまえ……!
某RPGを思い出しました(嘘つきエ◯リー)「輝け――僕らの、意志――――!!」
全ての人の思いが結集する熱い展開、これまた某RPGを思い出します
めちゃくちゃ好きなやつです!
これで勝ちだ!
そう思ったのに……
誰かの犠牲がなければ平和は達成できないのか……
「――これで、いいのか?」
良いわけないだろ!!と言わんばかりにFINAL CHAPTERに突入
「あはは、マジなんだけどうける!」
いや、面白すぎかというね!
エウリュアレが可哀想に見えてくるくらいのチート能力を備えてアリアンナが帰ってきました
それどころかギメル、メイナート、キルスティンまで集結して突然のドリームチーム結成
これまで散々辛い展開見せられてきたのでね
こういう楽しい終わり方もアリなのかなと思いました
とても長い感想を書いてしまいました
何が言いたかったかというと、何度も感動し考えさせられた最高の作品だったということです
最後に、その感動を何倍にもさせた音楽も称賛しておきます
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