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【Jリーグ】選手契約制度の改定についての考察

皆様こんにちはこんばんは
ホシノユミヨシです。

公式発表されたJリーグの選手契約制度の改定についての1考察を書いてみようかなと。
私自身制度設計をする者ではないので、1つの意見として見て頂ければ幸いです。
ちなみにJリーグの公式発表は以下の通りです。


何の為に改定されたのか?

これは公式にも記載がありますが、主たる目的はプロ契約を結ぶ時に、
Jクラブと海外クラブとでは渡せる契約に違いがありすぎて、
ある程度実績(U代表等)がある選手はアマチュアから直接海外クラブと契約するケースが増えてきたからだと思います。
と言っても今回の改定でもプロ初年度の選手に渡せる契約に上限はあるので、Jクラブを経由せず海外リーグでプロになる選手は今後も一定数出てくるとは思います。

そもそも上限って必要?

皆様も上限って無くして各クラブが自由に年俸決めればいいんじゃないの?って意見があると思います。
多分に憶測が含まれますが、上限が上がったにせよ存在しているのは、
アマチュアからプロになる時に多額の金銭で選手獲得が出来ない様にする為に設けられているんじゃないのかなーと。
サッカーでは問題になったケースはないと認識していますが、Jリーグよりも歴史が長いNPBだと裏金問題って結構あるんですよね。
(有名なのだと一場事件とかですね。)
ちなみに私の感覚ですが、Jリーグでは問題になった事がないだけで類似の事が絶対なかったかって言われるとあったんじゃないのかなーと。

改訂による選手獲得への影響

まず前提として、プロサッカー選手が所属チームを決めるのには様々なファクターがあり、
契約金が全てではないにしろ大きなウェイトがある事は否定出来ないと思います。
(多くの人は業務内容が同じであれば、時給¥1,000より時給¥1,500が嬉しいですよね。)
ですので、有望な選手については必然的にお金を出せるチームに集まって行くのだと思いますが、
カテゴリーが上になるほど出場機会を得るチャンスが少ないのも事実だと思うので、J1チームと契約して出場機会がなければ、ある程度J1チームが費用を負担して、J2/J3チームにレンタルする形が多くなって行くんじゃないかなーと。
ちなみに2023シーズンの決算内容を見ると各カテゴリー毎のトップチーム人件費の平均は以下の通りです。

J1 : 23億4700万
J2 : 8億600万
J3 : 2億3500万

2023シーズン決算

改定におけるチーム編成への影響

2024シーズンでは、選手の登録人数に規定がありましたが、登録人数の規制はあくまでA契約選手のみであり、
BC契約選手は無制限に登録出来ています。
2025シーズンから本改定が有効になるとどの様に契約選手枠を設けるのか現時点では決まっていないはずですので、
どの様な影響があるのかはっきりとはわかりませんが、HG選手の価値は今まで以上に高くなるんじゃないかなーと。
(多分ですが、30人枠でHG選手は除外みたいな感じになるんでしょうね。)

現時点で首位の広島はHG選手もかなり多く比例してチーム編成の自由度も高くて笑いが止まらないって感じなんでしょうが、
2位の町田なんかはHG選手が少なくて不自由なオフになりそうな感じがしています。(そもそも少なく且つ町田のHG対象になれるのがドイツに行った佐野さんぐらいなのがまたキツイ。)

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