【ジャニーズWESTのPOWER】コンサートにおける3つの課題―V6と比較して―
こんにちは!みみです。
今回は、ジャニーズWESTのコンサートに関する記事になります。
書こうと思ったきっかけ
2023年3月にジャニーズWESTのコンサートにはじめて参加しました!
ジャニーズのコンサートはV6のものしか行ったことがなかったので、V6のコンサートとの違いをかなり感じました。
その上で、ジャニーズWESTの強みと課題を改めて考えたので、それを記事にしてみました!
最初は「強みと課題」でひとつの記事を書き始めたのですが、かなり長くなってしまったので、「強み」と「課題」で記事をわけることにしました。
ということで、今回は課題のほうの記事です。
とりわけ、参加したPOWERについての話になります。
強みのほうはまた後日投稿予定です!
なお、この課題というのはあくまで私個人が感じた点であり、人によっては良かった点でもあるかもしれません。
特に今回はV6と比較してというのがテーマになっているので、そこを了承した上で読み進めてもらえれば幸いです。
あと書いていて思ったのですが、すでにコンサートの記憶が曖昧です。悲しい。
そんな記憶の中で話をしているので、もしかしたら間違えているところもあるかもしれません。
円盤が出たら改めて確認したいと思います。
課題というテーマで書いてはいますが、コンサート自体はめちゃくちゃ楽しんで帰ってきたのでそこはご安心ください!
とりあえず、一個人の考えとして読んでいただければと思います!!
この先、約7000字あります!お時間あるときにどうぞ!
ではいきましょう!
コンサートにおける3つの課題
①照明
正直、物足りない………!!!!
良かったところを挙げると、POWERで個人的に印象に残った照明は『Guilty』。
嵐の伝説のMステ『Sakura』の紙吹雪を彷彿とさせる照明でした。
疾走感と爽快感のある楽曲に合っていて非常に良かった!
曲が終わってほしくないくらい好きでした。
ただ、それ以外の照明はあまり印象に残っておらず…ちょっと物足りなかったなぁと思います。
この物足りなさの要因はふたつあると考えました。
ひとつは全体的に明るかったこと、もうひとつはレーザーを使用していなかったことです。
V6と比較して考えていきます。
まず、V6の照明はファンから「変態照明」と呼ばれています。
照明担当の方が日本照明家協会賞で受賞されたこともあります。
それほどに緻密に計算された光の演出、美しく魅せる瞬間を作り出す照明は、V6のコンサートでは欠かせないものです。
「変態照明」をお手軽に体感できるのがこちら。
25周年の配信ライブの映像になります。
このオープニングから1曲目終わりまで、カッコよすぎて大好き。
コンサートのオープニングってテンション上がりますよねぇ!!!
全編はアマプラで見られます、見て。
20周年コンサートもオススメの変態照明です。
アマプラでエピソード3の53:55くらいから見てください。やばいです。
そして、最新のコンサートの照明はこんなかんじでした。
なんとなくでも感じてもらえればと思うのですが、V6のコンサートの照明って、結構見せ場がわかりやすくなっているんです。
ファンの目線が自然に一番良いところに行くようになっていると言いますか、魅せる場面をかなりしぼっている気がします。
そのためか、V6のコンサートって結構暗い。
全体的に暗いからこそ、彼らがいるところに自然に目がいくんですね。
もちろん明るいときもあるんだけど、陰影で魅せるみたいなところがあります。
そんなV6と比べると、ジャニーズWESTのコンサートは、全体的に明るかったな〜という印象。
暗かったところは『Rewind It Back』〜『アンノウン』と『エゴと一途』くらいかな?
明暗や色彩など、もう少しメリハリがあると、よりひとつひとつが映えるのかなぁと感じました。
これに関しては、ジャニーズWESTの持ち曲に明るい楽曲が多いというのも影響していると思います。
ただ、どうしても照明に特徴がないので、どの楽曲も明るい!という同じ印象だけで終わってしまい、個々の楽曲が際立つところまでいかなかったなぁという感覚です。
実際『Guilty』は照明によって非常に印象に残る楽曲になりましたが、それ以外はう〜ん、というところ。
ひとつひとつの楽曲が良いだけに、もったいなく感じる部分です。
次いで、レーザーに関してです。
これは比較したのがV6だというのが大きいです。
というのも、V6はレーザー大好き集団なんです。
(一人ひとつレーザー手持ちしたこともある)
楽曲的にもレーザーが映えるものが多く、特にデビュー曲はレーザーがないと成り立たないかも?!というレベル。
(気になる方は先の最新コンサートの『MUSIC FOR THE PEOPLE』を見てみてください!)
そんなV6の照明に慣れていたため、全くレーザーがないのは本当に物足りなかったです。
今回のアルバムでいうと、特に『Mood』はバチバチのEDMで「こりゃ絶対レーザーだわ!!」と思っていたので、あれ…?ってなりました。
ただ、今回はレーザーを使わない挑戦とのことだったので、ぜひとも今後頑張っていただきたいところ。
でも正直レーザーは使ってほしい…!
POWERがまだ記憶の中だけなので円盤化されたらじっくり見たいと思いますが、今のところはMixed Juiceの照明のほうが好きかな。
『ブルームーン』〜『黎明』のストーリー性のある照明や、ムービングステージの床にも照明があったりして、目で見て楽曲の魅力が増すような照明でした。
今後に期待!
②セットリスト
アルバムの楽曲は聴きたかったなぁ〜。
これが一番に思ったことです。
今回セットリストについてはかなり賛否両論ありましたよね。
すでに色々な方がセトリについて言及していますが、ここ一年でファンになり初参戦した者としての感想を記しておきます。
セットリストについて、個人的には納得感が少ないかなと感じました。
その理由はやはり、途中のセトリ変更による不公平感があったこと、それに加えて、既視感の強いセトリだったことがあると考えます。
まず、セトリ変更について。
一個人の感想としては、変更に伴いセトリ落ちしたのが好きな楽曲ばかりだったので悲しかったです。
そもそも、ツアーの表題となっているアルバムから落ちることってあるんだ…?!という衝撃がありました。
V6のコンサートで、アルバム楽曲のセトリ落ちが話題になることってほとんどなかったのです。
ということで、V6とジャニーズWEST、コンサートのセトリで、アルバム楽曲が実際どれくらい採用されているのか見てみました。
アニバーサリーを除いた直近3つ、オリジナルアルバムのツアーのセトリです。
間違いがあるかもしれないので、ひとまずご参考までに。
パーセントは小数点切り捨てです。
これを見て気付いたことがあります。
ジャニーズWEST、V6と比べてもアルバム楽曲の採用率はそこまで低くありません。
むしろかなり入れてくれていると思いました。
しかし、今回のPOWERのツアーに限って言うと、アルバム楽曲の採用率は高いですが、公演ごとの差が大きくなっています。
その結果、採用率は高いのにある種の不公平感が生まれてしまっていると考えられます。
ここで、V6のラストツアーの話をしたいです。
V6は、ラストツアーのセトリは全公演ほぼ同じものにしました。
(変更は初日後に曲順の入れ替えと既存曲1曲を追加したのみ)
よくあるツアー最終日だけのアンコールもやっていません。
その理由は、毎回毎回がファンにとって最後のコンサートだから。
どの公演も皆にとって平等な体験になるように配慮してくれていました。
この考え方、ファンとしては嬉しいですよね。
V6はこのツアーがお別れでもあったのでこのようにしてくれましたが、基本的にこの考え方はすごくありがたいと思います。
どのグループのツアーも、何回も参加できるわけではないと思うので、内容は平等なほうが不満は出なそうです。
特にPOWERのツアーは、アルバムの楽曲がどれも良いだけに「自分の好きな楽曲が他の公演ではやっていた」とか「あると思っていた楽曲がなくなった」とか、心理的にマイナスな変化が多かった気がします。
元々セトリに入っていないならまだしも、途中でセトリ変更があって好きな楽曲のパフォーマンスが見られなかったとなると、やっぱり不公平感はあるよなぁと思います。
なお、セトリ落ちについては虹会の存在が大きく影響していると考えられます。
Mixed JuiceでもPOWERでも、セトリ落ちした楽曲が虹会で披露されていたためです。
虹会も踏まえてセトリを組んでいると思うので、ツアーでセトリ落ちしていても、実際パフォーマンス自体はされています。
でもやっぱり生でパフォーマンス見たいよね…。
オタクは強欲なので…。
次いで、セトリの既視感について。
結論から申し上げますと、もっと新しいジャニーズWESTが見たい!!!
私はコンサートに行くとき、必ずセトリを予習して行くタイプ。
ジャニーズWESTのコンサートははじめてということもあり、結構しっかり予習しないとなと思っていました。
そして、セトリを見たとき思いました。
こういうジャニーズWEST、いつも見てるなぁ…。
そう、新規の私から見ても、正直新鮮味がなかったのです。
なんかこの流れ見たことあるという感覚。
セトリを知る前まで、私が予習で主に見ていたのはMixed JuiceのライブDVDでした。
それでも、セトリを見ただけでほとんど画が浮かぶなと思ってしまいました。
例えば『Mixed Juice』『Anything Goes』『週刊うまくいく曜日』などは前回のツアーで披露済みだし円盤化されてるから、歌ってくれるのはたしかに嬉しいし楽しいんだけど、また?ってなってしまうところがある。
これは参戦暦が多い人ほど思うんじゃないかな。
数えてみたところ、POWERで披露した32曲中12曲はMixed Juiceでも披露した楽曲です。
パーセントにすると37%くらい。
いつも映像で見ていたパフォーマンスが生で見られる!と思う方もいるかもしれません。
でも個人的には、映像化しているものは映像で見られるから、それを超える新しいパフォーマンスをしてくれ!と思う。
これは完全にV6の影響ですね。
V6では、同じ楽曲が複数のツアーで披露されることって結構少ないです。
それこそ『愛なんだ』などの定番曲くらいで、近年はデビュー曲すら歌わない年もありました。
例えばラストツアーのV6 groove。
その前年に行われたV6 For the 25th anniversaryとかぶっている楽曲は41曲中なんと2曲しかありません。
しかも内1曲はファンクラブ限定配信(ジャニーズWESTでいう虹会的なやつ)で披露されたので、本編中でのかぶりは1曲のみ。
パーセントで言うと脅威の2%です。
それと比較すると、ジャニーズWESTの37%という数字は高いかなと感じます。
デビュー曲や定番曲、人気曲などたくさんと思いますが、その中でも上手く進化していってほしいなというところ。
個人的には、ジャニーズWESTは歌が上手いので、しっとりバラード系も聴きたい。
『Special Love』『ブルームーン』みたいな楽曲増えないかな〜。
新しいジャニーズWESTを見せてくれるセットリストを期待しています!
③ダンスあり楽曲の比率と演出
これについては、①と②が合わさった結果感じた課題というところです。
先にも述べたように、ジャニーズWESTは歌が上手いグループです。
最近はどちらかといえばダンスより歌に注力している印象があります。
しかし、私はジャニーズWESTのダンスも大好きです。
ファンになるきっかけには、ダンスパフォーマンスも大きく影響しています。
その上で今回のツアーに参加して思ったこと。
せっかくダンスも上手いんだから、もっと踊っているところが見たいな!
そう感じるのには、やはりセットリストの影響がかなりあると思います。
具体的には以下のような要素です。
・印象に残りやすい(と私が思っている)出だしと終わりがダンスなし。
出だし『僕らの理由』〜『週刊うまくいく曜日』ブロック。
終わり『愛情至上主義』〜『POWER』バンドブロック。
アンコールはコーレス・バンド曲。
しかもこの辺は既視感強めのブロックでもあります。
・ダンス曲といってもファンも一緒に踊る系やポップな楽曲が多い。
挙げたらたくさんありますが頭のブロック『ええじゃないか』『WEST NIGHT』からはじまり後半のエクササイズブロック(?)など。
ジャニーズWESTの特色でもある「ファンも一緒に踊って楽しめる」という側面が強く出ています。
・自分たちで演奏をしているときは踊れない。
『アンノウン』〜『サムシング・ニュー』など。
結果的に、一般人には踊れないようなダンススキルでぶん殴ってくる系の楽曲が少ない。
だからもっと踊って!ってなるんだと思います。
もちろん、歌で勝負できるのはジャニーズWESTの強み。
演奏もみんなができることではないし、彼らの特色だと感じています。
しかし、せっかくダンスもできるのだから、その面をもっと見せてほしいというのが本音。
できることを知っているからこそのもどかしさがあるような気がします。
強欲なファンでごめんな…。
これを書いている間に翔べ関西からの円盤が発売されるとお知らせがありました。
そこで改めて大阪公演のセットリスト見たら声出た、理想すぎて。
『Can't Stop』〜『PUSH』くらいまで最高すぎるからその一連の流れを収録してくれるか???
強欲なファンでごめんな…(2回目)。
それに加えて、先に述べた照明の影響。
POWERのコンサートでは、ダンス曲の印象がどれも似通ったものになってしまっているという可能性があります。
例えばMixed Juiceだと、
『Born To Be Wild』はダンスイントロあり、音ハメバッチリのクール系
『微笑みひとつ咲かせましょう』はメンバーの笑顔とキャッチーさが魅力の可愛い系
『黎明』は美しさと力強さが共存するバラード系
という具合にダンス曲といっても色々な系統があり、それに合う照明、演出がありました。
しっかり差別化されているからこそ印象に残っているのですが、POWERはそこが少し足りなかったかな…?と感じています。
ちなみに、ダンスの比率と演出について課題だと感じるのには、私が元々V6ファンであることももちろん影響しています。
なぜならV6の強みはダンス、ファンから「踊らないと死ぬんか?」と言われるほどコンサート中ずっと踊っていたからです。
それゆえに、ダンス楽曲の演出も得意分野。
それぞれの楽曲の魅力を最大限に引き出す演出がありました。
ジャニーズWESTもそれができたらもっと良い…!
世界観の演出というのでしょうか、例えば『革新論理』とかめちゃめちゃ良いと思うんですよ。
あとは『Survival』みたいな系統も。
※VRで画面が動くので酔いやすい方は注意です!
ダンス楽曲の魅力が伝わるような演出があると、より惹きつけられるコンサートになるなと感じました。
まとめ
ここまで、V6と比較して感じたジャニーズWESTのコンサートにおける課題を書いてきました。
私自身、まだジャニーズWESTのファンになって日が浅いですが、それでもジャニーズWESTのポテンシャルの高さをすごく感じています。
それを知っているからこそ、すごいところをもっと見せてくれ!もっとやってくれ!という気持ちがたくさん出てきてしまいました。
今後もコンサートを開催してくれると思いますので、そのときどんな風に進化しているのか今から楽しみです。
特に、来年は10周年なんですよね。
アニバーサリーイヤーのコンサートなんて、もうなんかすごそう。
彼らの未来に期待しております!!
なお、今回はV6と比較してみましたが、ジャニーズはグループごとの色がしっかりあります。
そのため、比較しすぎるのもナンセンスかもしれないな〜とこの記事を書きながら考えていました。
しかし、比較してわかる違いこそがそのグループの特色だと思いますので、記事を書きながら考えることができて楽しかったです!
今回はジャニーズWESTのコンサートにおける課題について書きましたが、強みについても後日記事を投稿しようと思います!
では今回はこのへんで!
ありがとうございました!