見出し画像

序章 その1

初見の方へ
まずはマガジンの注意等を見ておいてください

はじまり

タイトル画面

このゲームは体験版となっております
2章途中まで遊べます
完成は9年後までお待ちください

暗闇の中、意識はどこにもなく。
ただ意味もなく漂う。
ふと、突然に光が差す。

「いてて・・・ 何が起こった?」

「どこだろここ?まいったな・・・」
「夢でもないようだし・・・」

操作説明
十字キーで 移動
スペースキーで 調べる
Xキーで メニュー画面

目が覚めると、そこは知らない場所だった。
自らが居た付近には、まるで隕石が落ちたかのような穴ができてしまっており、目を覚ました場所も草が吹き飛んで砂だけが残っていた。

「森?
でもここ 本当に知らない場所」

「辺りを 調べてみようかな」

辺りは森のようで、平原のような。
草木のある平坦な地面。所々に花が咲き、小さな池が静かに在った。
動物や虫すらも気配はなく、風もない。時が止まっているかのように錯覚するほどの不気味な静けさ。
無機質な自然と、明るく照らす太陽の光だけが、孤独な彼の者を取り囲んでいた。

目覚めの平原

しばらく進むと、木々が取り囲む庭のような場所に行き着く。
そこにはいかにも怪しげな宝箱が中央にあり、奥には自然物に隠した人工物と言うべき、不自然な扉があった。

「硬くて開きそうにない」

「いかにも あやしい 宝箱・・・!」

扉が開くことはなく、彼の者は宝箱を開けることにした。
明らかに怪しいが、他にできることはない。

「何か入ってる これは?」

魔法の杖 を手に入れた!
魔法のローブ を手に入れた!

装備品は メニュー画面の
『装備』から 変更できます
新しいものを手に入れたら 忘れずに装備しましょう
今回は自動で装備されます

宝箱からは、魔法の杖と、魔法のローブが現れた。
どちらも彼の者にはサイズがピッタリで、まるで持ち主を待っていたかのようだった。

「こんなところに あるなんて
おかしな話だよね
一応 身に着けるけど」

「扉が開いた?
トラップでは・・・ ないよね」

不思議なことに、さっきまで強固に閉ざされていた扉が勝手に開いた。
宝箱を開けたことがトリガーだったのか。
彼の者は警戒を強め、先へ進む。

「?」

「な、なに!?」

そこに現れたのは、不気味な影。怪しげな木の裏に隠れていたようだ。
彼の者に奇襲を仕掛け、戦いが始まる。

たたかう で殴って攻撃。

まほう で魔法を使う。

敵の正体は動く鎧だった。生き物の気配はしない。
だがその鎧はあまり強くなく、簡単に倒すことができた。
それは、いわゆるチュートリアルだ。

「今のは いったい・・・?」
「ここにいたら、ただ事では済まないかもね」

「行こう」

扉の先には、不安を感じる。
だが他にできることもないのだから、進むしかない。
彼の者は覚悟を固め、進む。

旅の廊下

暗い通路だった。トンネルのように掘られていて、壁は土、地面は石に整えられていた。

曲がり角に突き当たると壁にロウソクが等間隔で設置されていたが、火はついていなかった。誰かが作業をするのに光源として置いていたのだろうか?

「びっくりした・・・
火が付いた だけか
でも どうやって?」

なんと、近付くと勝手に火がついた。いったいどういう仕掛けなのか…。
彼の者は驚きつつも、先へ進むことを優先した。

廊下の途中で分かれ道を見つけた。
そこには、扉があった。先ほど見たもののように強固で、とても重そうだ。

「なんだろう この扉」

彼の者は力に自信が無く、予想通り扉はびくともしなかった。

「びくともしないよ」

ふと、背後から何者かが歩いてきていた。
その者は、廊下の反対側からやってきたようだった。こちらに気づいたそれは、声を掛けてくる。

「おい お前・・・」

「うわ!? な、なに?」

「よかった 他にも人がいて
俺しか いないと思ったぜ」

「でもお前 背が低いし・・・ 子供?
どうして子供が こんなところに?」

「え、えぇと・・・?」

「ん?なんだその扉は?」

「扉? これのことですか?」

「そう、それ
ん? 開けないのか?」

「この扉 重くて
私の力じゃ 開きそうにもなくて」

「ま 見る限り
かなり怪しい扉だな
しかも 頑丈そうだ」

「しょうがないな!俺が開けてやるよ!」

しかし、扉は全く開かない。

「あれ? おかしいな・・・」

勢いよく扉を叩きつける。

「どうやっても開かないぞ!?
壊れてるのか?」

「手伝ったほうがいいかな・・・」

「押しても 引いても
全然 開かないな
これ 相当重いぞ」

「なあ お前も手伝えるか?
そっちを頼みたいんだけど」

そういって右隣を指差す。

「あ・・・ わかった」

「これでいい?」

「行くぞ!
せーのっ!」

さっきまでとは違って、急に手応えが現れる。
3回ほど引っ張ると、勢いよく扉は開いた。

「開いた・・・!」

「やったな! この先何があるか確かめようぜ!」

「そういえば 名前言ってなかったな
俺は アーツ・フジマサ
アーツって呼んでくれ お前は?」

「あっ・・・と 私ですか・・・?
ええと・・・ 名前・・・」

アーツ
「ん?おいおい 名前くらいあるだろ
まさか 忘れちゃったのか?」

「ナノ・・・です 私の名前」

アーツ
「ナノ?
ふーん・・・ 変わった名前だな
ま 俺も大概か よろしくな ナノ」

ナノ
「うん よろしくおねがいします アーツ」

アーツ
「そんなかしこまらなくて いいぞ?」

ナノ
「そ、そう? わかった」

アーツ
「よし それじゃ 行くか!」

アーツが 仲間になった

扉の向こう側へ。未知の先へ。
光が視界を覆い、何も見えなくなる。
直後、いつの間にか目を閉じていたのか、暗闇の中にいた。

ナノ
「不思議な感覚
まるで 浮いてるような・・・」

ナノ
「あれ? アーツ?」

ナノ
「ここは・・・?」

ナノ
「見覚えがある?
いや そんなはずないのに
ここに来るのは 初めてのはず」

ナノ
「どうしたらいいんだろう・・・」

ナノ
「これ なんだろう
・・・火?」

手をあててみる

ナノ
「・・・あんまり熱くない」

ナノ
「これは 暖かい・・・?」


・・・・・。

いしきがまざり、しずんでいく。
しかいがくらやみにとざされる。


あかい ひかりに みちびかれて
みえない くらやみを さまよった

ここに いるべきではない
あるべきものは あるままに
ないものは いずれなくなる

されど しめいを はたすため
いまは みちびこう

〜序章〜
迷い込んだふたり

ナノ が戦闘で使えるコマンドが増えました

アーツ
「おい、ナノ?大丈夫か?」

ナノ
「・・・え?」

また、目が覚めた。
意識を急に取り戻したかのように景色がひらける。

アーツ
「やっと気が付いたか
どうしたんだ?立ったままぼーっとして」

ナノ
「アーツは 無事だったんだね
さっきいなくなってたから びっくりしちゃって」

アーツ
「? 何言ってるんだ?
俺たち 気付いたらここにいたぞ」

ナノ
「え、アーツは あの空間を 見てないの?」

アーツ
「空間?
何の話かわからないけど 大丈夫か?」

ナノ
「そっか・・・
夢みたいな感じかな・・・」

アーツ
「そんなことより どこだよここ!?
随分あちぃなと思ったら・・・」

アーツが辺りを見渡す。

アーツ
「あれって溶岩だよな!?
どうなってるんだ?」

ナノ
「わからない・・・
今は 進むしかないのかな・・・」

アーツ
「そうだな ここで立ち止まってても仕方ない
気をつけて行こうぜ」

アーツ
「おい あれ・・・!」

あの場所にいるのは明らかに人ではない。さらに、危険な気配を感じさせられた。

ナノ
「ど どうしよう?」

アーツ
「大丈夫・・・見つかりさえしなければ」

チラッ

ナノ
「・・・。」

アーツ
「見つかった!!」

ナノ
「に 逃げる!?」

アーツ
「それは任せるが・・・
戦うときは気をつけろよ」

緑スライム が あらわれた!
戦闘開始!

アーツのターン! たたかう!

アーツの攻撃!
クリティカル!
緑スライムに5ダメージ!

ナノの攻撃!
緑スライムにダメージを与えられない!

緑スライムの攻撃!
ナノに3ダメージ!

アーツの攻撃!
緑スライムに3ダメージ!

ナノは マジック を唱えた!
緑スライムに5ダメージ!
緑スライムを倒した!

戦闘に勝利!

ナノがレベルアップ!
オーバーエンハンスを習得した!

アーツがレベルアップ!

ナノたちは、もう一方の敵とも戦った。

戦闘の途中にナノがヒールを唱えた。
これでHPを回復できる。

さっきのレベルアップのおかげで敵を難なく撃破。

敵を倒したことにより、セーブポイントが出現。

[セーブポイントについて]

セーブポイント を調べることで
「セーブ」 ができます

また、パーティ全員が全回復します

見つけたら積極的に利用しましょう

ナノ
「この光 穏やかな感じがする
何かしらの パワーが 湧いているみたい」

ナノ
「これはきっと この先も役に立ちそうだね」


おまけ

キャラクター紹介

ナノ
何もわかることはない。わかるのはただ自分がこういう見た目で、こういう存在だということだけ。
だとしても、先に進む道があるなら、進むという目的はあるはずだ。
「私の、名前…私の、容姿…私は…。ううん、まずは進もう。アーツについていけば、きっと何かが起こるはず」

アーツ
どうしてこんなところにいるのかわからない。だけど、このまま何もしないでいるのはありえない。
現状を把握する方法はきっとあるはずだ。
「さっきの、モンスターって言うのだっけ?ほら、アニメとかゲームに出てくる敵さ。あんなわけわかんない奴がいるなんて…この場所、普通じゃないな」

セーブさん
プレイヤーの頼もしい味方。…装置?機能?
あらかじめセーブをしておくことで進行状況を保存でき、ロードすると途中から再開できる。
他には、キャラクターの強化と、次の目的を思い出させる役割を持つ。
実は喋っているのかもしれない。口調は丁寧で機械的。

セーブさんを調べる
強化
強化 能力値割り振り
キャラごとに得意な能力値があり、☆が付いている。
この場合、ナノはMPが優れている。
強化 能力値割り振り HP
APを消費して能力値を上げる。
強化 アビリティボード
APを消費して新しい魔法を覚えたりする。
次の目的
何をすればいいかわからないときに便利。

メニュー画面はこんな感じ

チートは制作者専用です

[戦闘画面]
たたかう
まほう・わざ
ガード
アイテム
は全員共通のコマンドです。

ガードは 受けるダメージを減らす
アイテムを消費する

5番目のコマンドは、キャラクターごとの固有コマンドになります。

ナノ
あつめる
自分のMPを回復する
アーツ
かまえる
自分が攻撃されると、反撃する

戦闘システムは、ウディタのデフォルト仕様をほとんどそのまま使ってます。

おわり

今回のお話は以上です。
次回は 序章 その2

いいなと思ったら応援しよう!