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メインストーリー24 オクトランド地方(姉妹の追憶、切り拓きし未来編)5 レナからの手紙

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行方不明だった、先のスカイシップバトルロイヤルで好成績を収めた選手たちが、ガルダ国に操られ、その手先として利用されている。
そして、スカイシップバトルロイヤルの主催者であるサントゥール王がそれに加担している。
サントゥールの王女としての身分を明かしたレナの告白により、その疑惑の信憑性が強まった。
レナはガルダ国との政略結婚から逃れる為、妹のクロエと共に国を抜け出していたが、もしかしたら、今襲ってきているガルダの手先の狙いは、ガルダの王子の許嫁であるレナであるのかもしれない。
仲間を守るために戦う決意を新たにする一行であったのだが……。



クロエ
「みんな・・・どうしよう‥」

フェアリス
「クロエどうしたの~?」

クロエ
「お姉ちゃんがいなくなっちゃったの‥
置き手紙を残して・・・」


・・・


レナ
「皆さんとクロエへ」

レナ
「この手紙を読んでいるとき、私は皆さんの前にはいないでしょう。
お別れの挨拶も出来ず、申し訳ありません。」

レナ
「ただ、私は皆さんと一緒に生きていく資格はありません。
私と一緒にいれば、更なる危険が降り注ぐでしょう。」

レナ
「幾度となく襲ってくる例の輝竜艇にコンタクトをとり、碧落のサントゥール国に戻ります。」

レナ
「私はガルダの后になるはずの女。おとなしくすれば危険にはさらされず、サントゥールまで行き着くことができるでしょう。」

レナ
「私の使命は運命から逃げることではなく、間違った運命をこの手で変えることだということに気付きました。」

レナ
「命を賭して私の父サントゥール王の暴走を止めなくてはいけません。私はこの世界の平穏を、そして皆さんの幸せを守るのです」

レナ
「これが今生の別れになりますが、私のことを「仲間」と呼んでもらえて本当に嬉しかった。本当に本当にありがとう」

レナ
「最後に、クロエ 幸せになるんだよ。」

レナ
「いつも頼りないお姉ちゃんでごめんね。」

レナ
「夜はきちんとお布団かけて寝るんだよ。ごはんも好き嫌いしないでね。」

レナ
「あなたは人の気持ちのわかる優しい人。そしてみんなを幸せにするとっても可愛い人。だからもっと自信をもつんだよ」

レナ
「あなたの成長が見れないことだけが心残り。きっと、とってもとっても素敵な女性になるんだろうなあ。」

レナ
「私はクロエのお姉ちゃんでいれてとっても幸せだったよ。」

レナ
「愛してるよクロエ」


・・・


ルミナス
「レナ・・・王と刺し違えるつもりじゃ‥」

サーシャ
「‥っく レナなぜだ!なぜ一人で背負い込む‥」

クロエ
「お姉ちゃん、なんでお姉ちゃんはいつも人の心配ばかり‥お姉ちゃん自身の幸せはどこにいったの?」

クロエ
「みんな‥おねがい お姉ちゃんを一緒に連れ戻して!」

ルミナス
「今すぐ出発しよう!レナを取り戻すよ!絶対に!!!」


前回の話の最後の部分で、レナの不穏な沈黙がありましたが、それが今回の話に繋がっています。
一行はレナを連れ戻すために団結し、ガルダ国の輝竜艇を追いかけるところで、次回に続きます。

「碧落のサントゥール国」という台詞から、オクトランド地方はサントゥール国から大分遠い地域であり、そんなところにまで追手が差し向けられているということもわかりますね。

手紙の内容でクロエの日常がちょーっと垣間見えていますが……


ちょっとした小ネタとして、前の記事で引用したプロフィールによると、
レナの好きな食べ物は肉じゃがと湯豆腐ですが、嫌いな食べ物は「特になし」となっていたりします。
ごはんを好き嫌いで区別しないお姉ちゃん……でもあるわけですね。
(なお、クロエの好きな食べ物はペペロンチーノ、嫌いな食べ物はかに、えび。甲殻類が苦手なのかな……?)


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