神戸・鵯越大仏と義経馬つなぎの松【鵯越墓園】
山が丸ごと墓園になっている、ばかでかい敷地を持つ鵯越墓園。墓園の中を専用バスが走っている。
鵯越駅から約10分で展望台があり、10m級の鵯越大仏が鎮座する。
大仏ができたのは戦前の昭和7年(1932)で、墓園のために山が開拓されていく初期に作られている。なかなか愉快な顔をしたコンクリート製の大仏。
大仏前の展望台からは海まで見渡せる眺望が広がってる。
山を登っていくと、駐車場脇に蛙岩の案内板がある。鵯越墓園の案内図にも蛙岩は記載されている立ち寄りポイント。
鵯越大仏の地点から少し登ったあたりに雰囲気の良い池がある。休憩にちょうど良い感じ。
でも、ちょっとよくわからない。何が蛙?てなるところ。映えないしよく分からないので撮影したけど写真はすぐ消去した。
さらに舗装路を登っていくと、頂上近くに義経馬つなぎの松がある。源平合戦ゆかりの史跡
源義経の鵯越の逆落としに纏わる場所として価値がある。松自体はぼろぼろ。
観光客はここまで来ることはあまり無い。また神戸市内に住んでる人にも知られていない。
家族の墓があるわけでもない墓地に足を運ぶ発想はなかなか出てこないもの。
鵯越墓園に家族の墓がある人、源義経や歴史好きな人、神戸の山歩きをしている人が墓園ハイキングをする。
広大な敷地の墓園なので、ここを登るだけでも十分に低山ハイキングになるが、近くにはひよどりごえ森林公園、獅子が池、しあわせの村がある。
神戸電鉄の鵯越駅をはさんで東へ出ると石井ダムや烏原貯水池、菊水山へと繋がる。
地理や歴史を学びながら歩きたい人、同じコースではなく色んなコースを歩きたい人は楽しめるかもしれない。