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京都・石庭と吾唯足知【龍安寺】
京都観光のプランを組みながら「ここ見たい!」て思った。金閣寺、仁和寺、妙心寺という大寺と一緒に観光する予定のなかでも龍安寺が一番楽しみでワクワクしていた。
京都について学んでいくと有名な場所、でも馴染みのないとき(京都に興味を持ち始めてすぐの頃)に龍安寺の存在と個性を知るとすごく楽しみで期待しちゃう観光地。
京都の寺社をいくつか回って京都好きになりかけてる人にオススメの寺院となります(*・ω・)ノ
石庭で有名な龍安寺。世界遺産を構成する京都古都の文化財の十七の社寺のひとつ。
金閣寺(鹿苑寺)と仁和寺とともに、きぬかけの路と呼ばれる観光地帯の一角。
臨済宗妙心寺派の禅寺で、室町時代の宝徳二年(1450)に細川勝元が創建。細川勝元は応仁の乱の東軍総大将。応仁の乱は京都史を学ぶ上で必須の予備知識で、この戦で伽藍が焼失したという話だらけ。
応仁元年(1467)に、その応仁の乱で龍安寺は全焼の被害に遭った。勝元の子の政元が復興に着手、細川家の菩提寺としてその後には豊臣秀吉や徳川家からも庇護された。
明応八年(1499)に龍安寺の石庭が作られたと推測されている。作庭時期は推測、作者も不明、石組の意図もわからない。見る者それぞれに異なるメッセージを発信している。
ミステリアスで哲学的な枯山水の「石庭」は有名で、観光客は参拝料を払って、石庭の前に座り込んで眺める。
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龍安寺の石庭のポイントとして、ここが枯山水の石庭を表現した先駆けで、最先端だったといわれる。
室町時代の庭園は手数が多く石組が多くて、この龍安寺の石庭のように余白を持たせる作品はなかったらしい。
龍安寺の石庭は、1975年のエリザベス女王の訪問で、女王が石庭を絶賛したことで「ロックガーデン」として世界的にも有名な日本庭園となっている。訪問を利用した戦略的な宣伝効果かな。
方丈の北東に流れる水を受け止める「つくばい」も有名。「吾唯足知」=われただたるをしる 欲を戒める言葉として禅寺で引用される言葉で、石庭とともに龍安寺の象徴。宇治の黄檗宗大本山の萬福寺でも吾唯足知のつくばいを見た。
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寺の南側には広大な池があり周囲は池泉回遊式庭園になっていて四季を楽しめるポイント。
参拝料は500円で、参拝者は駐車場無料。仁和寺や金閣寺、また龍安寺の本山である妙心寺も歴史があって渋さのあるオススメポイント。
第2回京都観光 2021.9.9 【1泊2日】☀️
銀閣寺→平安神宮→神泉苑
金閣寺→龍安寺→仁和寺→妙心寺