不老になったら何する?(2024年のデルタ121)
今日は、不老になったら何したい?がテーマ
「ですか。能力の話は終わりですね」
んだ、『力』ばかりを追い求める人が増えてもなんだからね
「ですです。で、主は不老になったら何するつもりです?」
その前に、現状どこまで不老化の技術が進んでるかだね
知ってる人がどれ位いるかは知らないけど、現在、老化に関わる因子、テロメアの延長が出来る所までは技術が進んでいる(テロメアは細胞分裂を繰り返す程短くなり、これが老化の原因と言われる)
ただ、テロメアを伸ばすと癌化する細胞も多いらしく、現状実用段階には進んではいない。でも、テロメアを伸ばすってとこまでは、不老の技術も進んでるって事
不老になったら何がしたいか
若い人が持つような夢を年を取って再び持つ事が出来るんだわな
「ですね」
僕が生きてる間に不老の技術が降りてくるかどうかは別として、不老になったら何するかって話
「何するんです?」
僕は今度は理系の道を進んで研究者になりたいね
「おおおお!何の研究するんです?」
今、興味あるのは人工光合成かな。人工光合成に限らず、もっと太陽のエネルギーを効果的に蓄積できる手段の開発の研究をしたい。現状だと藻の研究とかかな。藻の研究は新進のバイオエネルギーの研究として注目されている
「成る程、それで人工光合成の研究ですか」
地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、人間の労働時間を1日8時間として人間の労働の2万6千倍にも及ぶ
温度と光、これを有効に蓄積できれば、温暖化問題の解決の一助となり、エネルギー問題の解決の一助となる
だから、不老になった時の僕の目標は、いかに太陽エネルギーを人類が使える形で蓄積できるかを研究する事にしたい訳だ
「あれ?でも大学文系でしたよね」
そそ、経済だったんだよね。しかも進学校だったから、必須科目しかやってないんだわな(笑)
「あは、遠い道のりですね」
うんうん。だから今、高校レベルの勉強をちょくちょくやってる
「理系で大学入り直す?」
そそ、まあ、僕は中高大学とお世辞にも勉強してた方ではないからね
「ですかあ。不老になるのは織り込み済みです?」
いや、それは分かんないけど、勉強って簡単に知識つくし、読んでても面白いから趣味でやってる。ブック〇フとかで、110円の参考書買って読めばいいから低コスト高パフォーマンスの趣味としてもいい。大学レベルの勉強は流石に古本屋で110円では手に入らないからなあ。資格試験の教材はいっぱいあるけどさ
「ですねえ。大学レベルの勉強もしたい?」
うん。YOUTUBEで出来るんだけど、量子力学とかになると流石に無勉強、文系では数式の意味が分からん
「ですか。だから初心に戻って高校の勉強?」
んだ、大学レベルスラスラ理解したいんだよね。自力で大学レベルの勉強するの量子力学の数式で詰まった
「あは。頑張りましょう。化学や物理と違って、数学は高次元体になっても役に立ちますよ?」
それもある。数学は真理だからねえ
「ですです。まあ、でも地球人は記憶するの苦手な種族ですから、程々でいいと思いますよ?」
かなあ。ま、でももうそんなにやる事ないしな
「ん、ゆっくりお過ごしください。アーメン」
アーメン